【経済ニュースまとめ】

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昨日の市況まとめ　１分解説

 

経済指標カレンダー

 

株式市場（総合ニュース）

米国株式市場：ハイテク株上昇も銀行株下落でＳ＆Ｐ500は失速

S&P500種株価指数の失速

• ハイテク株は買われたが、銀行株の売りが相場の足かせに
• 当初1％程度上げていたS&P500種はほぼ変わらずで終了

銀行株の下落

• 地銀持ち株会社ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ（NYCB）が8.3％急落
  • 市場予想に届かなかった業績見通しが嫌気され、KBW銀行株を押し下げる
• ゴールドマン・サックス・グループは2.3％、JPモルガン・チェースは1.2％下落

暗号資産関連株の売り

• 米当局がテザーを制裁破りとマネーロンダリング防止法違反の疑いで調査（WSJ報道）
• 報道を受けて暗号資産関連株は売り込まれる

ハイテク7社「マグニフィセント・セブン」の上昇

• 株価に連動する指数は1.3％上昇、2日間の上げが2月以来の大きさ

市場関係者の見解

ヘンリー・アレン氏（ドイツ銀行）

• 向こう数週間はイベントが目白押しで、投資家は慎重な姿勢
• イベントの内容が明らかになるまで上値を追う雰囲気は乏しい

アンソニー・サグリンビーン氏（アメリプライズ）

• 来週のハイテク大手の決算は投資家が第3四半期の決算シーズンを総括する上で重要
• ファンダメンタルズが堅調である限り、強気相場は上昇を続ける

ジェフリー・ローチ氏（LPLファイナンシャル）

• 米ミシガン大学消費者マインド統計は金融当局者にとって朗報
• 消費者はインフレが鈍化しているとの確信を得ている
• 投資家は11月1日発表の10月雇用統計に注目

まとめ

米国株式市場では、S&P500種株価指数が失速し、銀行株の売りが相場の足かせとなった。NYCBの業績見通しが市場予想に届かず、KBW銀行株が押し下げられた。一方、ハイテク7社の株価に連動する指数は上昇した。

市場関係者は、向こう数週間のイベントを注視しており、慎重な姿勢を崩していない。ハイテク大手の決算は投資家が第3四半期の決算シーズンを総括する上で重要とされている。米ミシガン大学消費者マインド統計は金融当局者にとって朗報だが、投資家は10月雇用統計に注目している。

債券市場　米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み（前日比）

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

2024/11/07(次回FOMC)　1回⇨0.25%　

• ０回→4.57%(-0.51%)
• １回→95.43%(+0.51%)
• ２回→0%(%)

年内利下げ確率

• １回→25.71%(-4.07%)
• ２回→74.29%(+4.07%)
• ３回→0%(%) 

米国債利回り、再び上昇　ボラティリティ高止まりで市場は不安定な展開

米国債相場の下落

• 前日の売りがいったん収まった後、再び下落
• 国債市場のボラティリティーは年初来の高水準を更新

利回りの上昇

• 10年債利回りは7月以来の高水準となる4.2％を再び上抜け
  • 米利下げペースを見直す動きが続いていることが背景
  • 米選挙が近づいていることも影響

今後の見通し

• 雇用統計、米大統領選、FOMC会合など数多くのイベントを乗り越える必要あり
• 今週の不安定な動きは今後もボラティリティーが高まることを示唆
• ICE・BofA・MOVE指数（債券市場のボラティリティーリスク指数）は22日に年初来最高水準

市場関係者の見解

トレイシー・チェン氏（ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメント）

• ボラティリティー高止まりという新たな時代に突入
• 選挙が近づくにつれ、ボラティリティーのさらなる上昇が予想される

スティーブン・ゴラ氏（ストーンXグループ）

• 市場は雇用統計が再び好調となることを警戒
• 10月は債券にとって通常弱気な月

パドライク・ガーベイ氏（ING）

• 力強い経済指標の発表は10年国債利回りが急低下する十分な理由がないことを意味する

まとめ

米国債相場は下落し、10年債利回りは7月以来の高水準となる4.2％を再び上抜けた。国債市場のボラティリティーは年初来の高水準を更新しており、今後も振れの大きな展開が予想される。

市場関係者は、ボラティリティーが高止まりする新たな時代に突入したと指摘し、米大統領選が近づくにつれてさらなる上昇を予想している。投資家は、FRBの利下げの方向性を巡る新たな手がかりとなる雇用統計や、米大統領選挙を控えて慎重な姿勢を取っている。

為替市場（FX）　通貨強弱（前日）

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑