【経済ニュースまとめ】
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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説
経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
米株式相場下落 大幅利下げ観測後退とハイテク株安で
主要指数の動向
- S&P500種株価指数:5695.94(-0.96%)
- ダウ工業株30種平均:41954.24(-0.94%)
- ナスダック総合指数:17923.90(-1.18%)
利下げ観測の変化
- 9月雇用統計が予想を上回り、インフレ減速も見込まれる
- 11月のFOMC(連邦公開市場委員会)で小幅利下げの見方が強まる
- 年内の50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)追加利下げ可能性は排除され、25bp利下げも完全には織り込まれていない
地政学的リスクと市場の反応
- 中東情勢の悪化がボラティリティー(価格変動率)を増幅させる可能性
- リスク回避の局面ではディフェンシブ銘柄(景気の影響を受けにくい株式)へのローテーションが起きるが、一部は割高
- 石油株が上昇する可能性
個別銘柄の動向
- エネルギー株以外の全ての主要業種が下落
- 大型ハイテク株の「マグニフィセント・セブン」指数は1.9%下落
- アルファベット(グーグルの親会社)、アップル、アマゾン・ドット・コムが下落
市場関係者の見解
- クリス・ラーキン氏(Eトレード・ファイナンシャル)
- 雇用統計は11月の50bp利下げ可能性を消滅させ、据え置き観測も浮上
- 地政学的要因を無視できず、中東情勢の悪化はボラティリティーを増幅
- デーブ・セケラ氏(モーニングスター)
- リスク回避局面ではディフェンシブ銘柄へのローテーションに注意
- 石油株が上昇する可能性
- マイケル・ウィルソン氏(モルガン・スタンレー)
- 景気循環株の判断を引き上げ、雇用統計と追加利下げ見通しを根拠に
- デービッド・コスティン氏(ゴールドマン・サックス・グループ)
- S&P500種の向こう1年の予想を6000から6300へ引き上げ
- ジェームズ・デマート氏(メイン・ストリート・リサーチCIO)
- CPI(消費者物価指数)と決算シーズンが市場にとって重要
- 強気姿勢が裏付けられ、S&P500種が年末までに6150に届くと予想
まとめ
米株式相場は、9月雇用統計の予想上回りとインフレ減速見通しを受けて大幅利下げ観測が後退したことや、地政学的リスク、大型ハイテク株の下落により下落しました。
市場関係者からは、地政学的要因への注意や、リスク回避局面でのディフェンシブ銘柄や石油株の動向に言及がありました。
一方で、有力ストラテジストからは、雇用統計や金利低下を背景に米国株への楽観姿勢を示す見解も出ています。今週はCPIと決算シーズンが市場の焦点となり、強気姿勢が裏付けられるかが注目されます。
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
今日
昨日
総合的利下げ織り込み(前日比)
今日
昨日
次回利下げ確率(前日比)
2024/11/07(次回FOMC) 1回⇨0.25%
- 0回→13.75%(+13.75%)
- 1回→86.25%(-9.97%)
- 2回→0%(-3.78%)
年内利下げ確率
- 1回→3.47%(+3.47%)
- 2回→96.53%(+14.10%)
- 3回→0%(-17.57%)
- 4回→0%(%)
米国債相場下落 雇用統計を受けて利回り上昇
米国債利回りの動向
- 10年物米国債利回り:4.01%(+4ベーシスポイント)
- 2年物米国債利回り:10年債利回りを上回る(+9ベーシスポイント)
- 30年物米国債利回り:4.30%(+5.4ベーシスポイント)
雇用統計の影響
- 9月の雇用者数が予想外に堅調
- FRB(Federal Reserve Board:連邦準備制度理事会)が大幅利下げする可能性が低下
- 11月のFOMC(Federal Open Market Committee:連邦公開市場委員会)での50ベーシスポイント利下げ可能性は排除、25ベーシスポイント利下げも完全には織り込まれていない
イールドカーブの変化
- 2年債利回りが10年債利回りを上回り、イールドカーブが再び逆転
- 先月には2年物利回りが10年物利回りを下回るなど正常化の兆しがあったが、再逆転
欧州債の動向
- 米国債の下落に追随
- ドイツ10年債利回り:2.25%(+4ベーシスポイント、約1カ月ぶりの高水準)
- 英10年債利回り:4.19%(+6ベーシスポイント)
市場関係者の見解
- ジョージ・コール氏(ゴールドマン・サックス・グループストラテジスト)
- 利回り上昇を予想していたが、段階的な調整を見込んでいた
- 雇用統計の強さが政策による景気抑制の度合いや利下げ幅に関する議論を呼び、利回り上昇を加速させた可能性
今後の注目点
- 今週発表される米国のインフレデータ(消費者物価指数、CPI)
- 9月のCPIは0.1%上昇と、3カ月ぶりの小幅な上昇が見込まれる
まとめ
米国債相場は、9月の雇用統計が予想外に堅調だったことを受けて下落しました。(金利上昇)
これにより、FRBが大幅利下げする可能性が低下し、10年債利回りは8月以来の4%を回復しました。
また、2年債利回りが10年債利回りを上回り、イールドカーブが再び逆転しました。欧州債も米国債の下落に追随し、ドイツと英国の10年債利回りが上昇しました。
市場関係者からは、雇用統計の強さが利回り上昇を加速させた可能性が指摘されています。今後は今週発表される米国のインフレデータ(CPI)が注目されます。
為替市場(FX) 通貨強弱(前日)
通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑