【経済ニュースまとめ】
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一週間の通貨の動き(11/4~11/8)
一週間の為替市場 まとめ
11月4日(月)「ドル全面安、トランプ氏勝利への見方後退で円・スイスフラン上昇」
週明けの外国為替市場では、ドルが主要通貨に対して全面安となりました。アイオワ州での最新の世論調査で、民主党候補のハリス氏がトランプ氏を3ポイント上回ったことから、トランプ氏が大統領選に勝利するとの見方が後退しました。
この影響で、安全資産とされる円とスイスフランが上昇。円は対ドルで一時1%近く上昇し、152円台前半で推移しました。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.7%下落し、8月以来の大幅な下落となりました。
また、トランプ氏が勝利した場合に見込まれる大規模な歳出と関税引き上げへのヘッジとして構築されていた「トランプトレード」の巻き戻しが進み、ドルと米国債利回りが下落。米国債10年利回りは10ベーシスポイント低下し、4.28%となりました。
一方で、「OPECプラス」が12月に予定していた生産引き上げを1カ月先送りすることで合意したことや、中東情勢の緊迫化から、原油価格は上昇しました。
投資家の間では、トランプ氏勝利の確信が薄れつつあり、市場は今後の大統領選の結果に神経質な展開となっています。
11月5日(火)〜11月6日(水)「ドル指数続落、米大統領選接戦で市場混乱 トランプ氏勝利でドル急騰」
11月5日(火)、ニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が続落。円は対ドルで上昇し、一時151円34銭を付けました。ユーロは対ドルで0.5%上昇し、10月半ば以来の高値を記録。ユーロ・ドルの翌日物ボラティリティは、世界的な金融危機以来の水準に跳ね上がりました。
欧州のトレーダーたちは、トランプ氏が関税引き上げを実施するリスクをヘッジするため、ユーロのヘッジコストが急上昇。ユーロが来年1ドル以下に下落すると予想するポジションが急増しています。
11月6日(水)、市場は一転。ニューヨーク外国為替市場でドル指数が一時1年ぶりの高値を付けました。トランプ氏の政策が米金利を高止まりさせるとの見通しから、米国債利回りが急上昇。円は対ドルで一時2%下落し、1ドル=154円70銭と7月下旬以来の安値を付けました。
共和党が上院の過半数を奪還し、下院でも勢力を拡大したことが報じられ、トランプ氏の減税や関税賦課が財政赤字拡大・インフレ加速につながるとの懸念から、ドル高・米金利上昇の「トランプトレード」が再燃。ドル指数は1.66%高の105.09となり、一時105.44と7月以来の高値を記録しました。
一方で、ユーロは対ドルでパリティが視野に入り、一時2.3%下落し、1ユーロ=1.0683ドルを付けました。暗号資産のビットコインは10%以上上昇し、過去最高の7万6,134ドルを記録しました。
11月7日(木)〜11月8日(金)「FOMC利下げもドル反発、トランプ政権の政策期待でドル上昇継続」
11月7日(木)、ニューヨーク外国為替市場では、FOMC会合後もドルが軟調な値動きとなりました。FOMCは予想通り0.25%の利下げを決定しましたが、将来の利下げペースについて明確な手掛かりを与えなかったためです。円は対ドルで上昇し、一時152円70銭まで上昇しました。
市場では、パウエル議長が近い将来に利下げを停止する可能性を強く示唆しなかったことから、12月のFOMCでの追加利下げ期待が高まりました。ドル指数は0.77%下落しました。
しかし、11月8日(金)には、ドル指数が反発。トランプ氏の米大統領選勝利やパウエル議長の会見を受けて、エコノミストや市場関係者の間で来年の米利下げ予想が後退したことが背景にあります。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.61%上昇し、週間ベースで6週連続の上昇となりました。
アナリストたちは、トランプ氏が選挙戦で掲げた減税や規制緩和などの公約が迅速に実施されることを見越し、投資家がポジションを構築していると指摘。それが国債利回りを支え、ドルを押し上げていると見ています。
円は主要10通貨に対して上昇し、一時152円14銭まで上昇する場面もありました。また、ドル指数は、ロバート・ライトハイザー氏がトランプ次期政権の米通商代表部代表への就任を要請されたとの報道を受けて上げ幅を拡大。ライトハイザー氏は、トランプ政権1期目に米通商代表部代表を務め、保護主義的な通商政策を主導してきた人物です。
暗号資産のビットコインは上昇を続け、過去最高値を更新し、7万7,303.97ドルに達しました。