2024/11

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/11/12

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

経済指標カレンダー

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー

 

株式市場(総合ニュース)

昨日のマーケットの動き 

米国株式市場: 選挙後の動向と今後の見通し

S&P500種株価指数

  • 小幅高(前営業日比0.10%上昇)
  • 選挙結果を受けた買いは勢いを失う
  • ハイテク株の下落が他の株価上昇を相殺

ビットコイン

  • 過去最高値を更新し、初の8万8000ドルに到達

景気敏感株と小型株

  • 比較的好調
  • ラッセル2000指数は1.5%上昇し、2021年以来の高値
  • 銀行株の指数は2.4%高

大型ハイテク株

  • 大半は下落
  • エヌビディアは1.6%安
  • テスラは急伸が続き9%上昇

S&P500イコールウエート指数

  • S&P500種を上回るパフォーマンス
  • 大型株の影響が小さく、株高の裾野が広がっている可能性を示唆

市場関係者の見解

サビタ・スブラマニアン氏(バンク・オブ・アメリカ)

  • 選挙前の株式トレードに形勢逆転がなかったことは、選挙後の活発なトレードを意味する
  • アクティブ投資ポートフォリオの逆転が増える傾向
  • ハイテクから銀行や景気循環株へのローテーションが拡大する余地がある

クリス・ラーキン氏(モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャル)

  • 強気相場が続いて最高値を更新できるかどうかが問題
  • 利益確定が発生し得るが、相場がさらに上値を追えるかは今週のインフレ統計次第

アンドルー・タイラー氏(JPモルガン・チェース)

  • 2024年のリターンは2016年を上回る見通し
  • 他国と比較して、S&P500種は大いに有利

エド・ヤルデニ氏(ベテランストラテジスト)

  • トランプ次期米大統領による経済政策への期待が「アニマルスピリッツ」を解き放ちつつある
  • S&P500種は2029年末までに1万の大台に到達する見通し

まとめ

米国株式市場では、S&P500種株価指数が小幅高となったものの、選挙結果を受けた買いは勢いを失い、ハイテク株の下落が他の株価上昇を相殺した。

一方、景気敏感株と小型株は比較的好調で、株高の裾野が広がっている可能性が示唆された。

市場関係者からは、選挙後の活発なトレードや、ハイテクから銀行や景気循環株へのローテーションの可能性が指摘されている。

また、今週のインフレ統計が相場の行方を左右するとの見方もある。長期的には、トランプ次期大統領による経済政策への期待から、S&P500種が大幅に上昇するとの強気の予測も出ている。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

現在の米政策金利⇨450-475(4.50%)

2024/12/18(次回FOMC) 1回⇨0.25% 

  • 0回→34.91%(-0.24%)
  • 1回→65.09%(+0.24%)
  • 2回→0%(%)

年内利下げ確率

  • 2回→0%(%)
  • 3回→97.37%(+22.33%)
  • 4回→2.63%(-22.33%)

米国債: トランプ氏の政策への期待で売りが加速する見込み

現物市場

  • 退役軍人の日で休場

先物市場

  • 軟調に推移
  • アジア時間での取引再開では、先週のトランプ氏当選をきっかけとした売りが再燃する見込み

市場関係者の見解

LPLファイナンシャルのストラテジストチーム

  • 米国債利回りは上昇する可能性がある
    • 経済データの改善
    • ハト派に傾き過ぎたFOMC
    • トランプ次期政権の政策が詳細に明らかになること
  • 利回りが現行水準から有意に下がるには、経済にネガティブなサプライズが必要

まとめ

米国債市場では、現物市場が退役軍人の日で休場となる中、先物市場は軟調に推移している。

アジア時間での取引再開では、先週のトランプ氏当選をきっかけとした売りが再燃するとみられている。市場関係者からは、経済データの改善やトランプ次期政権の政策を背景に、米国債利回りが上昇する可能性が指摘されている。

一方で、利回りが現行水準から有意に下がるには、経済にネガティブなサプライズが必要との見方も示された。

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体(前日)
ドル単体(前日)↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

外国為替市場: ドル高が進行、トランプ氏の政策への期待が背景に

ブルームバーグ・ドル指数

  • 1年ぶり高水準を更新(前営業日比0.50%上昇)
  • トランプトレードの継続が背景

主要通貨の動き

  • 円が最も下落
  • ユーロは対ドルで4月以来の安値

ドル/円

  • 一時0.9%上昇し、153円95銭に達する
  • 6-7日の高値水準である154円70-71銭が抵抗線

ユーロ/ドル

  • 下げ幅を拡大し、約7カ月ぶりの安値を付ける
  • 米国の関税がユーロ圏経済に打撃を与える可能性を嫌気

市場関係者の見解

ジェームズ・ロード氏(モルガン・スタンレー)

  • 米選挙結果はドルを支援すると考えている
  • 関税の影響や財政政策への期待が理由
  • 次期政権の早期の関税措置検討や財政投入による景気支援の前倒しで、ドルへのインパクトが大きくなる可能性

ウィン・シン氏(ブラウン・ブラザーズ・ハリマン)

  • スワップ市場はターミナル金利水準を3.5%付近として織り込みつつある
  • 9月の利下げ開始直後は2.5%付近だった
  • ドルの一気の上昇は無理もない

ミーラ・チャンダン氏率いるストラテジストら(JPモルガン・チェース)

  • 選挙結果はドルの例外性を際立たせる
  • 他の通貨にはない優れた成長と株式市場、高利回り、防衛的な側面がドルにある

パレシュ・ウパダヤ氏(アムンディUS)

  • 予測可能な将来において、ドルを支える要因が複数ある
  • 関税のリスクとそれが米国内外の成長とインフレ見通しに与える意味合いを、市場はようやく真剣に受け止め始めた

ジェーン・フォーリー氏(ラボバンク)

  • トランプ氏の当選はユーロと米利下げサイクルの両方に影響する
  • ECBはハト派路線を歩み始めた
  • トランプ次期政権の政策がインフレに与える影響は、米緩和サイクルの短縮につながる可能性

ビパン・ライ氏(BMOグローバル・アセット・マネジメント)

  • 市場はますます、トランプ氏勝利と上下院での共和党多数派獲得という『レッドウェーブ』を織り込んでいる
  • ドルはその恩恵を受けるだろう

まとめ

外国為替市場では、トランプトレードの継続を背景に、ブルームバーグ・ドル指数が1年ぶりの高水準を更新した。

主要通貨の中では円が最も下落し、ユーロは対ドルで4月以来の安値を付けた。市場関係者からは、米選挙結果がドルを支援するとの見方や、トランプ次期政権の政策がインフレ上昇とドル高につながるとの予測が示されている。

一方で、日本当局による円安阻止の介入警戒感も高まっている。

また、13日発表の10月米消費者物価指数(CPI)も、今後の為替相場を占う上で重要な指標となりそうだ。

コモディティ市場

原油市場の動向

ニューヨーク原油相場

  • 続落
  • 中国の需要見通しの弱さが市場を圧迫
  • WTI先物は1バレル=70ドルを割り込み、68ドル台

中国の経済指標

  • 10月のCPIは前年同月比0.3%上昇(伸びは前月の0.4%から鈍化)
  • PPIは引き続き低下
  • 中国政府の最新の景気刺激策ではデフレ脱却には不十分

WTI先物のプロンプトスプレッド

  • 6月以来の最小水準
  • 現物市場の短期的な逼迫が緩和されつつあることを示唆

今後の注目点

  • 2025年に向けての世界需要
  • トランプ氏のホワイトハウス返り咲きが為替市場や中東情勢に与える影響
  • 今週発表予定のOPEC月報など需給見通し

終値

  • WTI先物12月限:68.04ドル(前営業日比2.34ドル安)
  • 北海ブレント1月限:71.83ドル(前営業日比2.04ドル安)

金市場の動向

金相場

  • 大幅に下落
  • 利益確定の売りが一段と強まる
  • スポット価格は2%を超える下げで1カ月ぶりの安値

背景

  • 先週、ドル上昇などを背景に週間ベースで1.9%安
  • S&P500種とドル両方の強含みは金相場にネガティブな反応をもたらす(ドイツ銀行のアナリスト)
  • 投機的なポジションとETFの資金流入による支えも弱まる

終値

  • 金先物12月限:2617.70ドル(前営業日比77.10ドル下落)

まとめ

原油市場では、中国の需要見通しの弱さを背景に、ニューヨーク原油相場が続落し、WTI先物は1バレル=70ドルを割り込んだ。

中国の経済指標は弱含みで、政府の景気刺激策ではデフレ脱却には不十分との見方が広がっている。

一方、金市場では利益確定の売りが強まり、金スポット価格は2%を超える下落で1カ月ぶりの安値を付けた。ドル高やS&P500種の強含みが金相場の重しとなっている。