【経済ニュースまとめ】
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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説
経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き
米国株式市場は週間ベースで大幅安、利下げペース減速の見方が広がる
S&P500種株価指数の動向
- 終値:5870.62
- 前営業日比:-78.55
- 変化率:-1.32%
- 週間では2.1%安となり、米大統領選挙後の上昇分の半分以上を失った
12月のFOMC(連邦公開市場委員会)での利下げ予想
- 25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げが五分五分よりやや高い確率
- パウエルFRB議長が利下げを急ぐ必要はないとの見方を示した
- 10月の米小売売上高統計で前月の数字が大きく上方修正された
トランプ氏当選後の市場の反応
- 当選直後の陶酔感は薄れ始めている
- 財政計画やインフレ再加速の可能性が投資家の間で認識され始めた
- 財政赤字と債務拡大の可能性、インフレ面での犠牲への懸念
ハイテク株の動向
- ナスダック100指数は週間で3%余り下落
- 大型ハイテク株7銘柄(マグニフィセント・セブン)のうち、テスラを除く6銘柄が下落
- アマゾン・ドット・コム、エヌビディア、メタ・プラットフォームズの下げは3%超
市場関係者の見解
- バンクSYZのシャルルアンリ・モンシャウ最高投資責任者(CIO)
- 財政赤字と債務拡大の可能性、インフレ面での犠牲を指摘
- 代償を支払うという認識が広がり始めたと述べた
- アストリア・ポートフォリオ・アドバイザーズの創業者ジョン・ダビ氏
- 市場は割高になっていると指摘
- パウエル議長のスピーチは、FOMCが利下げを急ぐ必要性を感じていないことを示唆
- 金利上昇により、株式のリスクプレミアムは債券に有利な方向に傾くと述べた
まとめ
15日の米金融市場では、S&P500種株価指数が週間ベースで約2カ月ぶりの大幅安となり、トランプトレードは失速しました。連邦公開市場委員会(FOMC)が利下げペースの減速を余儀なくされるとの見方が市場で広がり、12月会合での25ベーシスポイントの利下げは五分五分よりやや高い確率とみられています。
トランプ氏当選後の陶酔感は薄れ始め、財政赤字と債務拡大の可能性、インフレ面での犠牲への懸念が投資家の間で認識されるようになりました。ハイテク株の下落が目立ち、市場関係者からは市場の割高感や金利上昇による株式のリスクプレミアム変化への警戒感が示されています。
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
今日
昨日
総合的利下げ織り込み(前日比)
今日
昨日
次回利下げ確率(前日比)
現在の米政策金利⇨450-475(4.50%)
2024/12/18(次回FOMC) 1回⇨0.25%
- 0回→41.80%(+0.71%)
- 1回→58.20%(-0.71%)
- 2回→0%(%)
年内利下げ確率
- 2回→12.59%(-8.85%)
- 3回→87.41%(+8.85%)
- 4回→0%(%)
米国債利回りの上昇と12月利下げ見通しの後退
米国債利回りの動向
- 米30年債利回り:4.62%(前営業日比3.4bp上昇、変化率0.75%)
- 米10年債利回り:4.44%(前営業日比0.6bp上昇、変化率0.14%)
- 米2年債利回り:4.30%(前営業日比4.4bp低下、変化率-1.01%)
- 9月の米小売売上高の大幅上方修正を受け、10年債利回りは一時5月以来の4.5%超え
市場の反応
- 大型の取引が10年債先物に入り、トレーダーが割安と判断
- 原油価格と米株価指数の下落が債券の需要を喚起
- 10年債利回りは約4.40%まで下げ、2年債利回りは一時4.27%付近に低下
市場関係者の見解
- ジョーンズトレーディングのチーフマーケットストラテジスト、マイケル・オルーク氏
- 10年債利回りの4.5%は魅力的で、米国債には健全な逃避需要がみられると述べた
- グローバル・マクロ&マーケッツのストラテジスト、ボブ・シンチ氏
- 米金融緩和を後押しする材料はほとんどなく、パウエル議長の発言で12月利下げの不透明感が広がったと指摘
- ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ債券ストラテジスト、ギー・ラバ氏
- 12月の25bpの利下げ可能性は高いが、その先の予測は難しいと述べた
- FOMCは利下げペースを緩め、四半期に一度の利下げになる可能性を示唆
その他の情報
- シカゴ連銀のグールズビー総裁は、インフレ率が2%に向けて減速を続ける限り、金利は向こう1年-1年半で「大幅に」低下するとの見方を示した
- ブルームバーグがまとめる米国債市場のリターン指数は、今週は低下し、年初からはわずか0.6%の上昇
まとめ
米国債市場では、強い経済データを受けて12月の利下げ見通しが後退し、利回りが上昇しました。10年債利回りは一時4.5%を超える場面もありましたが、原油価格と米株価指数の下落が債券の需要を喚起し、その後は低下しました。
市場関係者からは、10年債利回りの4.5%が魅力的であるとの見方や、米金融緩和を後押しする材料は乏しいとの指摘がありました。12月の25bpの利下げ可能性は高いものの、その先のペースについては不透明感が広がっています。
為替市場(FX) 通貨強弱(前日)
通貨全体(前日)
ドル単体(前日)↑こちらのチャートはFX-laboさん↑