【経済ニュースまとめ】
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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説
経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き
米国株式市場:エヌビディア決算控え神経質な展開、ウクライナ情勢も懸念材料
株式指数の推移
- S&P500種株価指数: ほぼ横ばい(5917.11、前営業日比+0.13、変化率0.00%)
- ダウ工業株30種平均: 上昇(43408.47、前営業日比+139.53、変化率0.32%)
- ナスダック総合指数: 下落(18966.14、前営業日比-21.33、変化率-0.11%)
ウクライナ・ロシア情勢の影響
- ウクライナが英国製ミサイルをロシア領内に発射したとの報道により、一時的に売りが強まる
- S&P500種株価指数は一時1%下落するも、その後は下げを埋める
エヌビディアの決算発表への注目
- 投資家の関心が集中
- オプションでは決算発表翌日の株価が上下いずれかに約8%動くことが示唆される
- 時価総額にして約3000億ドル(約46兆7000億円)の変動が見込まれる
市場関係者の見解
- スビタ・サブラマニアム氏(サラシン・アンド・パートナーズ、チーフエコノミスト)
- 個別企業の決算で市場全体が動かされていることは脆弱性を示している
- 予想を上回るだけでは不十分で、大幅に上回ることが必要
- CEOのあらゆるコメントが注目されている
個別銘柄の動向
- ターゲット: 通期業績見通しを下方修正し、大幅安
- 米消費者が必需品以外への支出を減らしていると経営陣が述べる
米国の政治・経済動向
- トランプ次期政権の閣僚人事、特に財務長官の人選に注目
- ケビン・ウォーシュ氏(FRB元理事)、マーク・ローワン氏(アポロ・グローバル・マネジメントCEO)との面談予定
- エド・ミルズ氏(レイモンド・ジェームズ、政策アナリスト)のコメント
- 財務長官人事は税制や債務上限問題など全てに関係
- 米金融当局との関係も重要で、金融政策はこれら全てに影響を及ぼす
まとめ
米株式市場は、ウクライナ・ロシア情勢の緊張とエヌビディアの決算発表を控えて神経質な展開となった。
ウクライナによるロシア領内へのミサイル発射報道で一時的に売りが優勢となったが、その後は下げを埋めた。
投資家の関心はエヌビディアの決算に集中しており、決算内容によっては大幅な株価変動が見込まれている。
市場関係者からは、個別企業の決算で市場全体が動かされていることへの懸念も示された。また、トランプ次期政権の財務長官人事にも注目が集まっている。
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
今日
昨日
総合的利下げ織り込み(前日比)
今日
昨日
次回利下げ確率(前日比)
現在の米政策金利⇨450-475(4.50%)
2024/12/18(次回FOMC) 1回⇨0.25%
- 0回→47.74%(+6.89%)
- 1回→52.26%(-6.89%)
- 2回→0%(%)
年内利下げ確率
- 2回→11.27%(+11.27%)
- 3回→88.73%(-4.18%)
- 4回→0%(-7.09%)
米国債市場:20年債入札の需要低迷で利回り上昇
米国債相場の推移
- 米国債相場は下落(利回りは上昇)
- ウクライナがロシアに英国製ミサイルを発射したとの報道で一時的に安全資産買いが優勢に
- 20年債入札での低調な需要を受けて再び売りが優勢に
主要な国債利回りの変化
- 米30年債利回り: 4.60%(前営業日比+1.9bp、変化率0.40%)
- 米10年債利回り: 4.41%(前営業日比+1.8bp、変化率0.40%)
- 米2年債利回り: 4.32%(前営業日比+3.8bp、変化率0.90%)
20年債入札の結果
- 160億ドル規模の入札で最高落札利回りが入札前取引(WI)水準を3bp上回る
- 需要の弱さを示す結果に
市場関係者の見解
- トム・ディ・ガロマ氏(カーバチャー・セキュリティーズ、債券部門責任者)
- 信じられないほどの弱さで、需要は極めて弱かった
- ザッカリー・グリフィス氏(クレジットサイツ、米投資適格債・マクロ戦略責任者)
- 次期米政権下での財政赤字拡大とインフレ高止まりの可能性が意識され、長期債の保有が敬遠されている
FRBの金融政策をめぐる見方
- マイケル・ロリツィオ氏(マニュライフ・インベストメント・マネジメント、米国金利取引責任者)
- 次回の非農業部門雇用者数と消費者物価指数の発表まで待つ必要がある
- FRB理事の見解
- ボウマン理事: インフレが懸念材料である一方、労働市場は堅調。さらなる利下げには慎重な姿勢を求める
- クック理事: インフレは緩和傾向。利下げ継続が適切となる可能性が高い
- CMEグループのフェドウオッチ
- トレーダーらは12月に25bpの利下げ確率を55%、1月にさらに25bpの利下げ確率を15%と予想
まとめ
米国債相場は下落し、利回りが上昇した。ウクライナ・ロシア情勢の緊張から一時的に安全資産買いが優勢となったものの、20年債入札での低調な需要を受けて売りが優勢となった。入札結果は需要の弱さを示すものとなり、次期政権下での財政赤字拡大やインフレ高止まりへの懸念から長期債の保有が敬遠されている状況が浮き彫りとなった。
FRBの金融政策をめぐっては、理事の間で見解の相違が見られた。市場参加者は、今後の雇用統計やインフレ指標を注視しつつ、利下げ継続の是非を見極めようとしている。
為替市場(FX) 通貨強弱(前日)
通貨全体(前日)
ドル単体(前日)↑こちらのチャートはFX-laboさん↑