次期米財務長官にスコット・ベッセント氏が指名

キー・スクエア・グループ経営者

• 米通貨政策の再調整を支持
• あからさまなドル安戦略は後押ししていない
• バイデン政権のデットファイナンス管理を批判
• 「フレンドショアリング」政策の拡大に言及

FRB議長職への助言

• 2026年5月に議長職が空く
• 候補者についてトランプ氏に助言すると見込まれる

根強いインフレ圧力

米個人消費支出（PCE）統計

• 10月のPCEコア価格指数は前月比0.3％上昇の見込み
• 前年同月比では2.8％上昇と4月以来の大幅な伸び
• FRBが基調的なインフレを判断する上で重要な指標

今後の利下げに慎重姿勢

• 消費者物価指数（CPI）と生産者物価指数（PPI）の11月分も発表予定
• 根強いインフレ圧力が示されれば、利下げに慎重になる可能性

キャンターとテザーの金融提携

ハワード・ラトニック氏（キャンターフィッツジェラルドCEO）

• トランプ次期米大統領から商務長官に指名
• テザー・ホールディングスとの金融提携を深めようと協議中

ビットコインを担保にドル貸し付けプログラム

• テザーからの協力を取り付けたい考え
• 当初は20億ドル規模からスタート
• 将来的には数百億ドル規模への拡大を想定

COP29で途上国支援資金を3倍に増額合意

先進国の約束

• 2035年までに年3000億ドル以上を拠出
• 公的資金を含む幅広い資金源を通じて

国際社会全体での目標

• 途上国への支援額を年1兆3000億ドルに
• 大半が民間資金になる見込み

インド代表の反応

• 「目標は小さ過ぎる。時期も遠過ぎる」と発言
• 拍手や声援が送られる

次期米国家情報長官に指名されたギャバード氏

シリアでアサド大統領と会談

• 下院議員時代にアサド大統領と会った目的や方向性に疑問
• 共和党から厳しく追及される可能性

政治的立場

• 民主党下院議員から共和党にくら替え
• トランプ氏の忠実な支持者に
• 過去にはロシアに同調する発言も

【まとめ】 次期米財務長官に指名されたスコット・ベッセント氏は、ドル安戦略には慎重な姿勢を示しつつ、米通貨政策の再調整を支持している。一方、根強いインフレ圧力が続いており、利下げに対するFRBの慎重姿勢が後押しされる可能性がある。

キャンター社CEOのハワード・ラトニック氏は商務長官に指名され、テザー社との金融提携を深めようとしている。ビットコインを担保にドルを貸し付けるプログラムを計画中だ。

COP29では、先進国が2035年までに年3000億ドル以上を拠出し、途上国支援を3倍に増額することで合意した。ただ、インド代表からは目標の規模と時期に不満の声が上がった。

次期国家情報長官に指名されたギャバード氏は、下院議員時代にシリアのアサド大統領と会談していたことなどから、共和党から厳しく追及される可能性がある。

Bloomberg.com

参考記事

【今朝の５本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース

先週の為替市場

先週の為替市場まとめはコチラ