2024/11

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/11/28

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

情報収集の時短にぜひ活用してください。

国内外の経済動向、株式市場、為替、金利、企業の業績など幅広いトピックについて、専門家による解説や独自の視点を交えて分析。

初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします。

当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです。

昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

経済指標カレンダー

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー

 

株式市場(総合ニュース)

昨日のマーケットの動き 

米国株が下落、ハイテク銘柄が重し

主要指数の動向

  • S&P500種株価指数: 5998.74 (-22.89, -0.38%)
  • ダウ工業株30種平均: 44722.06 (-138.25, -0.31%)
  • ナスダック総合指数: 19060.48 (-115.10, -0.60%)

ハイテク銘柄の不調

  • 大手ハイテク7社「マグニフィセント・セブン」の指数が約1%下落
  • デル・テクノロジーズとHPが決算不振で大幅安
  • マイクロソフトがFTCの反トラスト法調査対象に

市場関係者の見解

  • ジョナサン・クリンスキー氏(BTIG)
    • ハイテク銘柄の相対的な落ち込みは2025年に向けての懸念材料
    • 他の領域へのローテーションによりトレーディングの裾野は維持

経済指標と金融当局の姿勢

  • 10月の米個人消費支出(PCE)統計
    • PCEコア価格指数が前年同月比2.8%上昇、伸びが加速
  • 7-9月(第3四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値
    • 経済が底堅いペースで拡大
  • 労働市場の健全性と経済の力強い成長により、利下げを急ぐ必要性は低い

JPモルガン・チェースの株式戦略チームが強気に転換

  • ドゥブラフコ・ラコスブハス氏が年末のS&P500種株価指数の目標水準を6500に設定
  • 地政学的な不確実性と政策アジェンダの複雑さはあるが、チャンスがリスクを上回る可能性が高い

まとめ

27日の米国株式市場では、主要指数が下落し、特にハイテク銘柄が全体の重しとなりました。決算不振や反トラスト法調査などがハイテク銘柄の不調につながりました。一方、経済指標は利下げに対する金融当局の慎重姿勢を裏付ける内容となり、市場関係者からは他の領域へのローテーションによる市場の広がりが指摘されました。JPモルガン・チェースの株式戦略チームは、リスクを上回るチャンスを見込んで強気な見方に転じています。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

アメリカ 利下げ織り込み

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

現在の米政策金利⇨450-475(4.50%)

2024/12/18(次回FOMC) 1回⇨0.25% 

  • 0回→33.49%(-3.44%)
  • 1回→66.51%(+3.44%)
  • 2回→0%(%)

年内利下げ確率

  • 2回→0%(-12.84%)
  • 3回→95.39%(+8.23%)
  • 4回→4.61%(+4.61%)

米国債が全年限で上昇、強い需要と経済指標が手掛かり

主要な債券利回りの動向

  • 米30年債利回り: 4.43% (-4.7bp, -1.06%)
  • 米10年債利回り: 4.25% (-5.5bp, -1.27%)
  • 米2年債利回り: 4.22% (-3.5bp, -0.82%)

米国債の上昇要因(金利低下)

  • PCEコア価格指数の伸びが予想と一致
  • 7年債入札で強い需要
  • 独消費者信頼感指数の大幅な悪化を受けた買い

市場関係者の見解

  • ガン・フー氏(ウィンショア・キャピタル・パートナーズ)
    • インフレ予想通りで、12月に25bpの利下げの可能性が高い
    • 政策は依然として景気抑制的、中立スタンスまで進み再評価が戦略

経済指標の概要

  • 10月の個人消費支出(PCE)価格指数
    • 前年比2.3%上昇、前月の2.1%上昇から伸びが加速
    • コアPCE価格指数は前年比2.8%上昇、前月は2.7%上昇
  • 10月の個人消費
    • 0.4%増でエコノミスト予想の0.3%増を上回る
    • インフレ調整後の消費支出は0.1%小幅に増加
    • サービスへの支出は0.5%増、モノ(財)への支出は横ばい

まとめ

米国債は全年限で上昇しました。PCEコア価格指数の伸びが予想と一致し、7年債入札で強い需要が見られたことが手掛かりとなりました。独消費者信頼感指数の大幅な悪化も米国債の買いを支えました。市場関係者からは、12月の利下げの可能性が高いものの、2025年の利下げ予想は消えつつあるとの見方が示されています。経済指標では、10月のPCE価格指数の伸びが加速し、個人消費はエコノミスト予想を上回りました。

為替市場(FX) 通貨強弱

通貨全体(前日)
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

ドルが主要10通貨に対して値下がり、月末の資金フローが影響

主要通貨の動向

  • ブルームバーグ・ドル指数: 1279.68 (-8.37, -0.65%)
  • ドル/円: ¥151.19 (-¥1.89, -1.23%)
  • ユーロ/ドル: 1.0566(0.0077, 0.73%)

ドル安の要因

  • 月末の資金フロー
  • 主要中央銀行の政策決定会合を控えた様子見ムード
  • 米国経済の回復力を示す指標の影響は限定的

市場関係者の見解

  • ヘレン・ギブン氏(マネックス)
    • 米金融当局の動きは不透明、次期米政権に関心が集中
    • ドル・ロングのポジションが後退する可能性
  • シティグループのアナリスト
    • 主要10通貨の中央銀行のうち9行が向こう3週間に政策決定会合を開催
    • 中銀の政策によりドルが下落する可能性
    • ドル安を利用して2025年上期に向けたロングの構築を検討

円の動向

  • 対ドルで上昇、一時1ドル=150円46銭まで買い進む(10月下旬以来の円高水準)
  • 日米の政策金利差縮小の可能性を意識した持ち高調整の円買い
  • 対ユーロでも上昇、TSロンバードはユーロ・ショートを推奨

まとめ

外国為替市場では、ドルが主要10通貨全てに対して値下がりしました。月末の資金フローが影響したほか、主要中央銀行の政策決定会合を控えた様子見ムードも広がりました。円は対ドルで上昇し、一時10月下旬以来の円高水準を付けました。日米の政策金利差縮小の可能性を意識した持ち高調整の円買いが進んでいます。市場関係者からは、中銀の政策によりドルが下落する可能性が指摘される一方、ドル安を利用した2025年上期に向けたロングの構築を検討する向きもあります。

コモディティ市場

原油先物はほぼ横ばい、感謝祭を前に薄商いで方向感に欠ける

市場で意識された材料

  • イスラエルとレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの停戦
  • ガソリン先物の下落
  • OPECプラスの供給拡大先送り観測

米国の石油製品在庫と需要の動向

  • メキシコ湾岸地区のガソリン在庫が約2カ月ぶりの高水準に
  • ディーゼル油の需要は15年ぶりの低水準に落ち込む

市場関係者の見解

  • ジョン・キルダフ氏(アゲイン・キャピタル)
    • 強気と弱気の材料が交錯し、膠着状態に陥ったような日
    • 中東は依然として火薬庫

原油先物の終値

  • WTI先物1月限: 1バレル=68.72ドル(前日比5セント安、0.1%安)
  • 北海ブレント1月限: 72.83ドル(前日比2セント高、0.1%未満の上昇)

金相場が続伸、ドル下落が支援材料に

金相場の上昇要因

  • 外国為替市場でのドル下落
  • 対ユーロでのドル安を受けた割安感

金先物の終値

  • 金先物2月限: 1オンス=2664.80ドル(前日比18.50ドル高、0.7%高)

まとめ

原油先物は、感謝祭の祝日を前に薄商いとなる中、方向感に欠ける動きとなりました。イスラエルとヒズボラの停戦、ガソリン先物の下落、OPECプラスの供給拡大先送り観測など、複数の材料が意識されました。米国ではガソリンとディーゼル油の在庫と需要の動向も相場の重しとなりました。

一方、金相場は外国為替市場でのドル下落を支援材料に続伸しました。