2024/12

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/12/10

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

経済指標カレンダー

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー

 

株式市場(総合ニュース)

昨日のマーケットの動き 

米国株式市場: 金利動向を見極め、主要3指数は揃って下落

主要株価指数の下落

  • S&P500種株価指数: 0.61%下落
  • ダウ工業株30種平均: 0.54%下落
  • ナスダック総合指数: 0.62%下落

要因

  • エヌビディアに対する中国の独占禁止法違反調査開始
  • 半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の投資判断引き下げ
  • コムキャストのブロードバンド加入者減少見通し

市場の関心事

重要なインフレ指標の発表

  • 11日: 消費者物価指数(CPI)
  • 12日: 卸売物価指数(PPI)

連邦公開市場委員会(FOMC)会合(17-18日)

  • 25ベーシスポイント(bp)の利下げ確率が85%以上

市場関係者の見解

ジェイ・ウッズ氏(フリーダム・キャピタル・マーケッツ)

  • CPIデータが鍵を握る可能性
  • データが上振れすれば米金融当局は警戒し、追加利下げを見送る可能性

クリス・ラーキン氏(モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャル)

  • CPIが劇的に上昇しない限り、12月の利下げを妨げることはない

グレッグ・マクブライド氏(バンクレート)

  • インフレ指標の進展停滞を指摘
  • インフレ率は目標の2%を大きく上回ったまま

まとめ

9日の米国株式市場は、主要株価3指数がそろって下落しました。

半導体大手エヌビディアに対する中国の独占禁止法違反調査開始や、AMDの投資判断引き下げなどが要因となりました。

市場では、11日のCPIと12日のPPIの発表を控え、インフレ指標の動向に注目が集まっています。

これらのデータは、17-18日のFOMC会合での金融政策決定に影響を与える可能性があります。

市場関係者の見解は分かれており、CPIの結果次第では追加利下げが見送られる可能性もあるとの意見がある一方、劇的な上昇がない限り12月の利下げは実施されるとの見方もあります。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

アメリカ 利下げ織り込み

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

現在の米政策金利⇨450-475(4.50%)

2024/12/18(次回FOMC) 1回⇨0.25% 

  • 0回→14.16%(-0.71%)
  • 1回→85.84%(+0.71%)
  • 2回→0%(%)

年内利下げ確率

  • 2回→0%(%)
  • 3回→49.74%(+13.65%)
  • 4回→50.267%(-13.65%)

米国債: 中国の刺激策とインフレ指標発表を前に下落

米国債利回りの上昇

  • 米30年債利回り: 4.8bp上昇し4.38%
  • 米10年債利回り: 4.4bp上昇し4.20%
  • 米2年債利回り: 2.3bp上昇し4.13%

要因

  • 中国の刺激策強化を好感した原油高
  • 10日から始まる国債入札に備えた動き
  • 根強い物価上昇圧力が利下げ期待を減退させる可能性

市場の関心事

主要なインフレ指標の発表

  • 今週発表されるインフレ指標が注目される
  • インフレ指標は連邦準備理事会(FRB)の金融政策に影響を与える可能性

連邦公開市場委員会(FOMC)会合(12月17-18日)

  • 25ベーシスポイント(bp)の利下げが広く予想されている
  • 今後の利下げ継続はインフレ次第

その他の注目点

地政学的動向

  • シリアの首都ダマスカスを反政府勢力が制圧した後の動向に注目

まとめ

米国債相場は下落し、利回りが上昇しました。中国の刺激策強化を好感した原油高や、国債入札に備えた動きが要因となっています。

市場では、今週発表されるインフレ指標が注目されており、これがFRBの金融政策に影響を与える可能性があります。

12月17-18日のFOMC会合では25bpの利下げが予想されていますが、今後の利下げ継続はインフレ次第とみられています。

また、シリアの首都ダマスカスを反政府勢力が制圧した後の地政学的動向にも注意が必要です。

為替市場(FX) 通貨強弱

通貨全体(前日)
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

為替: 中国の景気刺激策でリスク選好ムード、資源国通貨が上昇

ドル指数と主要通貨の動き

  • ブルームバーグ・ドル指数: 0.14%上昇し1280.69
  • ドル/円: 0.81%上昇し¥151.21
  • ユーロ/ドル: 0.16%下落し$1.0551

資源国通貨の上昇

  • オーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドル、ノルウェー・クローネが買われる
  • 中国の景気刺激策強化示唆がリスク選好ムードを高める

円安の要因

  • 日銀による12月利上げ観測の後退
  • 米国の利下げ直後の日本の利上げは難しいとの見方

市場の関心事

米消費者物価指数(CPI)の発表(11日)

  • 市場はCPI発表を待つ状況

連邦公開市場委員会(FOMC)会合(17-18日)

  • 25ベーシスポイント(bp)の利下げ根拠が強まったとの見方

その他の注目点

各国中央銀行の会合

  • カナダ銀行、スイス国立銀行、オーストラリア準備銀行が今週会合予定
  • カナダ中銀の大幅利下げ予想でカナダドルは4年半ぶりの安値付近

韓国の政治情勢

  • 尹錫悦大統領の弾劾訴追案は成立せず、大統領は弾劾を回避

まとめ

ニューヨーク外為市場では、中国の景気刺激策強化示唆を受けてリスク選好ムードが高まり、資源国通貨が買われました

一方、円は対ドルで下落し、主要通貨の中で最も悪いパフォーマンスとなりました。

日銀による12月利上げ観測の後退や、米国の利下げ直後の利上げは難しいとの見方が円安の要因とみられています。

市場は11日の米CPIの発表を待つ状況で、17-18日のFOMC会合では25bpの利下げ根拠が強まったとの見方もあります。

また、各国中央銀行の会合や韓国の政治情勢なども注目されています。

コモディティ市場

原油: 中国の景気刺激策への期待感から上昇、ただし上昇幅は限定的

原油先物の上昇

  • ニューヨーク原油先物は反発
  • 中国の金融緩和と財政支出拡大方針が買い材料

中国の金融政策変更

  • 2025年に金融政策を「適度に緩和的」に変更
  • 11年以来の大幅なスタンス変更
  • 原油需要見通しの改善に寄与

市場の慎重な見方

  • 中国経済の回復には多くの要素が必要
  • 発表された文言は前向きなステップの可能性を示唆
  • トレーダーは上昇余地について慎重な見方を維持

中東情勢の影響

  • シリアのアサド政権崩壊も注目
  • さらなる混乱をもたらす可能性

原油価格の推移

  • WTI先物1月限: 前営業日比1.17ドル高の68.37ドルで終了
  • 北海ブレント2月限: 1.4%上昇し72.14ドルで引け

金: 中国人民銀行の金備蓄拡大と中東情勢の緊迫化を受け続伸

金スポット価格の上昇

  • ニューヨーク金相場は続伸
  • スポット価格は2週間ぶりの高値を記録

中国人民銀行の金購入再開

  • 7カ月ぶりに金の備蓄を拡大
  • 11月に16万トロイオンス購入
  • 準備資産の多様化と通貨安警戒に注力

中東情勢の影響

  • シリアのアサド政権崩壊が地域の不安定化を進行
  • 逃避需要のフローにつながる可能性

金価格の推移

  • スポット価格: 前営業日比25.25ドル高の2658.62ドル
  • 金先物2月限: 26.20ドル上昇し2685.80ドルで引け

まとめ

原油市場では、中国の金融緩和と財政支出拡大方針が買い材料となり、ニューヨーク原油先物が反発しました。

ただし、市場では中国経済の回復には多くの要素が必要との慎重な見方も根強く残っています。

金市場では、中国人民銀行の金購入再開や中東情勢の不安定化を受けて、スポット価格が2週間ぶりの高値を記録しました。