【経済ニュースまとめ】
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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説
経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き
米国株式市場:CPI発表控え警戒ムード、主要3指数が続落
主要指数の推移
- S&P500種株価指数:6,034.91 (-17.94, -0.30%)
- ダウ工業株30種平均:44,247.83 (-154.10, -0.35%)
- ナスダック総合指数:19,687.24 (-49.45, -0.25%)
主要セクターと個別銘柄の動き
- 情報技術セクター下落:オラクル株の決算不振が影響
- 半導体株下落:エヌビディアに対する中国の独占禁止法違反調査の影響
- アルファベット株上昇:新しい量子チップ「ウィロー」の発表が好感
- アラスカ航空株急騰:第4四半期の利益見通し上方修正
- ボーイング株上昇:「737MAX」の生産再開報道
市場関係者の見解
インタラクティブ・ブローカーズのホセ・トレス氏
- CPI発表を前にアニマルスピリッツ(投資家心理)は落ち着いている
- 今年最後のCPIデータを控え、米国株は最高値近辺で小動き
- CPI統計では総合指数の上昇が再び加速する見通し
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)のウィン・シン、エリアス・ハダッド両氏
- 米国の経済状況が好調なことを踏まえると、利下げを急ぐ必要はない
- 利下げを決めても、来年1月以降は金利据え置きにつながるタカ派な利下げになる
パイパー・サンドラーのクレイグ・ジョンソン氏
- CPI発表を控え、一部で利益確定の動きが出たため、上昇の勢いは弱まった
- 主要な上昇トレンドは依然として健在で、株高の裾野は広がっている
- 有力セクターについては、下落局面を買いの好機として利用すべき
eToroのブレット・ケンウェル氏
- CPI統計で、食品とエネルギーを除くコア指数の前年比上昇率に注目
- コアCPIの伸びが予想通りか下振れなら、利下げが確実視される
- 予想を上回るようなら、追加利下げの是非を巡り一定の疑問が生じ得る
まとめ
米国株式市場は、11月の消費者物価指数(CPI)発表を控えた慎重ムードから続落した。市場関係者は、CPIの結果が来週の連邦準備理事会(FRB)の金利決定に影響を与える可能性があると指摘している。CPIが予想通りとなれば、FRBが25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施するゴーサインと受け止められるだろう。
一方で、米国の経済状況が好調なことを踏まえると、利下げを急ぐ必要はないとの見方もある。主要な上昇トレンドは依然として健在で、株高の裾野は広がっているため、有力セクターについては下落局面を買いの好機として利用すべきとの意見もある。
投資家は、CPIの結果を注視しつつ、FRBの金融政策の方向性を見極める必要がある。特にコアCPIの伸びが予想を上回るようなら、追加利下げの是非を巡り一定の疑問が生じる可能性があるため、慎重な投資判断が求められる。
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
次回利下げ確率(前日比)
現在の米政策金利⇨450-475(4.50%)
2024/12/18(次回FOMC) 1回⇨0.25%
- 0回→14.16%(0%)
- 1回→85.84%(+0%)
- 2回→0%(%)
来年12まで利下げ確率
- 2回→0%(%)
- 3回→61.74%(+12.00%)
- 4回→38.26%(-12.00%)
米国債券市場:入札控え続落、10年債利回りは4.2%台に
国債利回りの推移
- 米30年債利回り:4.42% (+3.1bp, +0.70%)
- 米10年債利回り:4.23% (+2.5bp, +0.60%)
- 米2年債利回り:4.14% (+1.8bp, +0.45%)
主要イベントと市場の反応
- 10・30年債入札に備えた動きが続き、利回りは上昇
- 3年債入札(発行額580億ドル)の最高落札利回りは4.117%、市場への影響は限定的
- 消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)の発表待ちの状況
市場の見通し
- 連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げ可能性は86%と織り込まれている
- 1月は金利据え置きとの見方が最も多い
まとめ
米国債市場は、10・30年債入札に備えた動きから続落した。指標となる10年債利回りは2.5ベーシスポイント(bp)上昇の4.224%、2年債利回りは2.4bp上昇の4.151%となった。2年債・10年債利回り差は、7bpとほぼ変わらずだった。
市場は、今週予定されている消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)の発表を待つ状況となっている。また、17─18日までの連邦公開市場委員会(FOMC)では、25bpの利下げ可能性を86%と織り込んでいる一方、1月は金利据え置きとの見方が最も多い。
この日実施された3年債入札(発行額580億ドル)は堅調な需要を集め、最高落札利回りは4.117%と入札前取引の水準をわずかに上回った。
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体(前日)
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑