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一週間の通貨の動き(12/9~12/13)
一週間の為替市場 まとめ
米国利下げ&日銀見送り観測で揺れる為替相場(12/9~12/13)
12/9(月)
週明けのニューヨーク外国為替市場は、中国による国内向け景気刺激策の示唆でリスク選好が強まり、資源国通貨(豪ドル、NZドル、ノルウェー・クローネ)が買われた一方、安全資産と目される通貨は軒並み売りが先行しました
ドル指数は一時下げる場面があったものの、最終的には小幅高
円は対ドルで151円台前半へ下落し、日銀12月利上げ観測後退のなか、主要通貨で最も弱かったのが印象的でした
市場は11日の米CPI(消費者物価指数)発表を控え、神経質な展開に
FOMC(米連邦公開市場委員会)での0.25%利下げ観測は強まる中、日銀がFOMC直後に利上げを実施するハードルは高いとの声が市場参加者から聞かれました
12/10(火)
この日の米債利回り上昇を受け、ドルは3日続伸
ユーロは英ポンドに対して2022年以来の安値を更新し、円も対ドルで軟調
日銀12月利上げ観測が後退していることから、ドル円は152円台へ上昇(円安)しました
米CPIを控えた市場は慎重なムード。FOMCでの25bp利下げはほぼ既定路線ながら、その後の追加利下げは不透明
豪ドルやNZドルは中国依存度の高さもあって重く、ユーロはECBの利下げ観測で上値の重い展開
カナダドルはカナダ中銀の大幅利下げ予想が重石となり、4年半ぶりの安値付近で推移しました
12/11(水)
米CPIは予想通りの内容となり、12月FOMCでの利下げを確実視する流れが強まる中、米国債利回りが再上昇、ドル指数も上昇しました
一時151円台まで買われた円(円高)でしたが、結局152円台半ばへ再下落(円安)
日銀が追加利上げを急がないとの報道が出て、円安基調が鮮明となりました
カナダ中銀は50bp(0.5%)の連続利下げを実施しつつも、今後は緩和ペースを落とす方針を示唆。これがカナダドルの下支えとなりました
人民元安容認観測も浮上し、対ドルで他通貨が弱含む展開です
12/12(木)
欧州中央銀行(ECB)が0.25%の利下げを決定
インフレ鈍化と景気低迷に対応し、来年もさらなる利下げを示唆しました
これを受けてユーロは一時下落
ドルは5日続伸。米長期金利上昇や、米国が他国に比べ利下げペースを緩やかにする可能性が浮上しており、ドルの相対的強さが維持されています
スイス国立銀行が予想以上の0.5%利下げを実施し、スイス・フランは大きく売られました
米国ではPPI(卸売物価指数)も上昇しており、FOMCでの0.25%利下げは織り込み済みながら、その後の追加緩和は慎重姿勢が続く見込みです
12/13(金)
円は対ドルで5日続落し、約2カ月ぶりの大幅安
153円台後半まで円安が進行しました
日銀による12月利上げ見送り観測が、ブルームバーグや共同通信報道を通じて強まり、市場は利上げ確率をわずか16%程度と織り込んでいる
来週のFOMCでは25bp(0.25%)利下げが確実視されていますが、その後は米当局が利下げを一時停止する可能性が高く、ドル指数は小幅高ながら週間で約1%の上昇と底堅さを示しました。
欧州の弱い経済指標や英GDPマイナスが目立ち、ポンドは下落。ドルは相対的な強さを維持しています。
まとめ
今週(12/9~12/13)は、米FOMCを目前にして「12月25bp利下げは確実だが、その後は利下げペース鈍化または小休止」という観測が広がり、ドルが相対的な強さを見せました
一方でECB、スイス中銀、カナダ中銀など各国中銀が相次いで積極的な利下げを実施
また、日本では日銀が12月利上げを見送る方向との報道が相次ぎ、円が対ドルで大幅に売られる展開となっています
来週はFOMCと、その翌日に控える日銀金融政策決定会合が最大の注目材料
米国の利下げ後の方針、そして日銀がいつ利上げに踏み切るのか?
これらの鍵を握る一週間となりそうです