【経済ニュースまとめ】
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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説
経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き
米国株式市場:FOMC控え、慎重ムードで下落
主要指数の動向
- S&P500種株価指数: 6050.61 (-23.47, -0.39%)
- ダウ工業株30種平均: 43449.90 (-267.58, -0.61%)
- ナスダック総合指数: 20109.06 (-64.83, -0.32%)
- ナスダック100指数: -0.4%
注目点
- ダウ工業株30種平均は9営業日続落 (1978年以来の長期連続安)
- 11月の米小売売上高は個人消費の底堅さを示す
- 11月の米鉱工業生産指数は予想外に低下 (3カ月連続のマイナス)
FOMC (Federal Open Market Committee, 連邦公開市場委員会) 会合への注目
市場予測
- 25ベーシスポイント (bps, 1bps=0.01%) の利下げがコンセンサス
- 今後数カ月の金融政策の方向性は不透明
市場関係者の見解
- イアン・リンジェン氏 (BMOキャピタル・マーケッツ): 25bpsの利下げ予測は変わらず、パウエルFRB議長は2025年早期の利下げ一時停止に向けて市場に準備を促す可能性
- ブライアン・モイニハン氏 (バンク・オブ・アメリカCEO): フェデラルファンド金利誘導目標が3.75%まで引き下げられる (現行水準から3回の追加利下げを意味)
- クリス・ラーキン氏 (モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャル): 強い経済統計が続けば1月の利下げ見送り説が強化される可能性
- トム・エッセイ氏 (ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」創業者): FOMCの2025年の利下げに関する発言が株式や債券の方向性を決定付ける
個別企業動向
- ファイザー: +4.7% (2025年通期の売上高と利益予想がアナリスト予想とほぼ一致)
- ウォルト・ディズニー: 英BBC放送のスタジオ部門と協力し、「ブルーイ」の劇場用長編映画を2027年に公開すると発表
まとめ
米国株式市場は下落し、ダウ工業株30種平均は1978年以来の9営業日続落となった。
11月の小売売上高は個人消費の底堅さを示したが、18日のFOMC会合を控えて慎重ムードが強まった
市場は25bpsの利下げをほぼ完全に織り込んでおり、注目は同時に公表される経済見通しである。市場関係者の見解は様々だが、FOMCの2025年の利下げに関する発言が株式や債券の方向性を決定付けるとの意見もある
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
2024/12/18(次回FOMC) 次回利下げ確率(前日比)
現在の米政策金利⇨450-475(4.50%)
※1回⇨0.25%
- 0回→4.59%(0%)
- 1回→95.41%(0%)
- 2回→0%(%)
来年12まで利下げ確率(回数)
※1回⇨0.25%
- 2回→12.63%(+1.47%)
- 3回→87.37%(-1.47%)
- 4回→0%(0%)
米国債利回り、FOMC控え不安定な動き
主要指標の変化
- 米30年債利回り: 4.58% (-1.5bp, -0.32%)
- 米10年債利回り: 4.39% (-0.4bp, -0.09%)
- 米2年債利回り: 4.24% (-0.8bp, -0.20%)
市場の反応
- 英国債の売りと原油安の影響で朝方は下落するも、その後反転
- 20年債入札での需要の弱さから上昇分を縮小
- 10年債利回りは一時4bp余り上昇し、11月21日以来の高水準を付ける
20年債入札の結果
- 最高落札利回りがWI (When-Issued, 入札前取引) 利回りを1.5bp上回る
- プライマリーディーラー落札分: 17.9% (前回より減少)
- 直接応札の落札分: 20.1% (急伸)
- 間接応札の落札分: 低下
フェデラルファンド (FF) 金利先物市場の動向
市場予測
- 大口の取引は買い傾斜が継続
- FF金利スワップ市場は18日の発表に向けて約22bpの利下げを織り込む
- 12月と1月会合を合わせた緩和の織り込み具合は合計で27bp
市場関係者の見解
- ブレンダン・マーフィー氏 (インサイト・インベストメント北米債券責任者): 最近のデータが比較的強く、利下げの必要性が明白ではないという課題を抱えている
まとめ
米国債市場は不安定な取引の中で利回りが低下した。
18日までのFOMCでは利下げが広く予想され、当面は金利引き下げを一時停止する方針が示される可能性が高いとみられている。
10年債利回りは7日ぶりに低下し、2年債利回りは一時3週間ぶりの高水準を付けた。投資家はFRBの金利決定とは別に、四半期経済予測にも注目している。
FF金利先物市場では大口の買い傾斜が継続し、FF金利スワップ市場では約22bpの利下げが織り込まれている。
市場関係者からは、最近のデータが比較的強く、利下げの必要性が明白ではないとの意見も出ている
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体(前日)
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑