【経済ニュースまとめ】
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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説
経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き
米国株式市場、FOMCのタカ派転換を消化できず小幅安
小幅安の引け
- S&P500種株価指数は5867.08(-0.09%)
- ダウ工業株30種平均は42342.24(+0.04%)
- ナスダック総合指数は19372.77(-0.10%)
FOMCのタカ派転換による影響
- 利下げ回数見通しの引き下げとインフレ予想の引き上げが売りを誘発
- 終盤にかけて反発も失速
経済指標
第3四半期GDP確報値
- 年率換算で前期比3.1%増(改定値2.8%から上方修正)
- 個人消費支出(PCE)価格指数のコア指数は2.2%上昇
新規失業保険申請件数
- 予想以上に減少
11月中古住宅販売件数
- 6カ月ぶりに400万戸を上回る
市場関係者の見解
マット・メイリー氏(ミラー・タバク チーフ・マーケット・ストラテジスト)
- 投資家は守りの姿勢
- 債券市場での不安解消なしではサンタクロース相場はお預け
クリシュナ・グーハ氏(エバコアISI)
- FOMCのタカ派転換は来年に向けて計画されていた可能性
- 労働市場にひび割れがない限り、1月利下げは見送りと予想
まとめ
米株式市場は、FOMCのタカ派的な姿勢を受けて小幅安で引けた。経済指標は概ね良好だったものの、市場はFOMCの金利見通しに敏感に反応した。
専門家の見解は、FOMCのタカ派転換を来年に向けた計画の一環とみなしつつも、労働市場次第では利下げが見送られる可能性を示唆している。
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
2025/1/29(次回FOMC) 次回利下げ確率(前日比)
現在の米政策金利⇨425-450(4.25%)
※1回⇨0.25%
- 0回→91.45%(%)
- 1回→8.55%(%)
- 2回→0
来年12まで利下げ確率(回数)
※1回⇨0.25%
- 1回→54.59%(%)
- 2回→45.41%(%)
- 3回→0
米国債市場、利回り曲線のスティープニングが進行
利回り曲線のスティープニング
- 短期債がアウトパフォーム、長期債が売られる
- 2-10年債利回り差が10ベーシスポイント(bp)拡大
各年限の利回り変化
- 米30年債利回り: 4.74%(+6.5bp)
- 米10年債利回り: 4.57%(+5.2bp)
- 米2年債利回り: 4.31%(-4.0bp)
市場の反応と見通し
金利スワップ市場
- 前日比でややハト派にシフト
- 来年末までの利下げ幅を約35bp(0.35%)と予測
イールドカーブの傾斜
- 約30カ月ぶりのきつい傾斜
- FOMCのタカ派的金融緩和と来年の利下げ予測後退が影響
5年物インフレ連動債(TIPS)のリオープン入札
- 不調な結果、最高落札利回りが入札前取引(WI)利回りを約7bp上回る
市場関係者の見解
イアン・リンジェン氏(BMOキャピタル 米金利戦略責任者)
- 長期債の軟調はタカ派的なFOMCと供給不安、価格行動への消極姿勢が重なったため
- 利回り曲線の傾斜拡大トレンドは2024年末まで余地あり
ボブ・マイケル氏(JPモルガン・アセット・マネジメント グローバル債券・為替・コモディティーCIO)
- 2025年は米国債相場が過去10年近くで最も落ち着いた動きに
- 米金融当局が政策金利をほとんど変更しない中、米国債利回りが8年ぶりの狭いレンジで推移する可能性
まとめ
米国債市場では、FOMCのタカ派姿勢を受けて利回り曲線のスティープニングが進行。短期債がアウトパフォームする一方、長期債は売られる展開となった。市場関係者は、根強いインフレと底堅い経済を背景に、投資家が長期国債保有に消極的になっていると分析している。
金利スワップ市場は来年末までの利下げ幅を約35bpと予測しているが、一部の専門家は2025年の米国債相場が落ち着いた動きになる可能性を指摘。金融当局の政策判断次第では、米国債利回りが狭いレンジで推移するとの見方もある。
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体(前日)
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑