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目次
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米国株式一週間の動き(S&P500)
一週間の米国株式市場 まとめ
12/23(月)
相場のポイント
世界的な大型ハイテク株(エヌビディア、メタ、テスラなど)の上昇が市場全体を押し上げ、S&P500はこの日の高値付近で引けました。
「マグニフィセント・セブン」に連動する指数が約1.5%上昇し、ハイテクへの買いが継続。
投資家心理・背景
短期的な売られ過ぎの反動で「サンタクロース・ラリー」期待が高まるとするアナリストも。
一方で12月の米消費者信頼感指数が3カ月ぶりに低下。来年に向けた景気見通しへの不透明感もやや意識されました。
12/24(火)
相場のポイント
クリスマス前の薄商いの中、株式相場は続伸。S&P500、ダウ、ナスダック総合いずれも上昇。
大型ハイテク株の上げが継続し、テスラや半導体関連(ブロードコム、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなど)が堅調。
バイデン政権が中国製半導体調査を始めるとの報道も、米国内のハイテク企業に追い風として捉えられました。
「サンタクロース・ラリー」開始
年末の5営業日+新年最初の2営業日=計7営業日に株価が上昇する現象を指し、この日がその初日。市場参加者の注目が集まりました。
12/25(水)
クリスマスで休場
米国だけでなく欧州の主要市場も休場となり、取引は行われませんでした。
12/26(木)
相場のポイント
クリスマス後の薄商いで、S&P500株価指数とナスダック総合はほぼ横ばい~わずかな下落。ダウは小幅に上昇し5日続伸。
欧州主要市場が休みだったこともあり、出来高が大幅に減少。
経済指標
失業保険継続受給者数が予想以上に増加し3年ぶりの高水準となる一方、新規申請は減少。労働市場の強弱が入り混じる結果に。
ただ、年末休暇ムードで市場へのインパクトは限定的。
投資家の見方
BTIGのアナリストは「年末にかけてS&P500が6100超の最高値を更新する可能性もあるが、新年にかけてボラティリティが再び高まるかもしれない」と指摘。
12/27(金)
相場のポイント
主要3指数(S&P500、ダウ、ナスダック総合)はそろって下落。週内続伸していた反動で、利益確定売りが広がった面も。
大型ハイテク(マグニフィセント・セブン)がまとめて売られ、テスラやエヌビディア、アルファベット(グーグル)、アマゾンなどが軒並み下落。
背景・投資家心理
米国債利回りが依然として高水準にあり、ハイテクを中心としたグロース株にはやや逆風。
取引量が少ないことで値動きが増幅され、調整色が強く出た。
一方で、「これまでの強気相場が続く中の自然なポジション調整」と見る向きもあり、週間ベースでは3指数すべて上昇となった。
まとめ
週前半はハイテク主導の上昇が続き、サンタクロース・ラリーへの期待感で市場全体が堅調でした。
クリスマス休場を挟んだ週中盤は、薄商いながらもダウが小幅に連騰し、S&P500やナスダック総合はわずかな値動きにとどまりました。
週後半の金曜日には、大型ハイテク株中心に利益確定売りが出て主要3指数は下落しましたが、週間ベースではプラスを維持。年末の閑散期らしく、取引量が少ない中での値動きが大きくなりやすい一週間でした。
市場は年末年始にかけて「サンタクロース・ラリー」が続くかどうかを注視しており、1月初旬には重要指標(雇用統計など)を控えていることから、新年入り後のボラティリティ上昇にも警戒が必要です。