【経済ニュースまとめ】

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昨日の市況まとめ　１分解説

 

経済指標カレンダー

 

株式市場（総合ニュース）

昨日のマーケットの動き 

米国株式市場、ハイテク株主導で続伸 – 経済指標やFOMCに注目

Ｓ＆Ｐ500種株価指数とナスダック総合指数の上昇

• ハイテク銘柄の上昇が相場全体をけん引
• ナスダック100指数は1％余り上昇

ダウ工業株30種平均は小反落

セクター別の動向

• テクノロジー、通信サービス、一般消費財は約1％上昇
• その他のセクターは下落

市場参加者の見解

アンドルー・タイラー氏（ＪＰモルガン・チェース）

• Ｓ＆Ｐ500種は年内に上値余地が残っていると見ている
• 最も人気の高いオプション取引はＳ＆Ｐ500種が今月中に6200－6300に達することを見込んでいる

トム・エッセイ氏（ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」の執筆者）

• 今週は本当に重要な経済データが出る年内最後の週
• 結果がゴルディロックス的であれば、投資家はソフトランディングと12月の利下げを期待するだろう
• そうなれば、年末の一段高に向けてポジティブな季節要因が維持される

マーク・ハケット氏（ネーションワイド）

• Ｓ＆Ｐ500種が年間ベースで約25％の上昇を2年連続で達成すれば、史上2回目となる
• 経済は企業利益の伸びを支える健全さを保ちながら、利下げを正当化する程度には弱い状態
• 12月は季節的な追い風が続き、11月に次いで2番目に良いパフォーマンスが歴史的に示されている

クレイグ・ジョンソン氏（パイパー・サンドラー）

• 株式市場のトレンドは引き続き前向き
• 中小型株への裾野の広がりが見込まれ、それが相場全体の上げ潮となるはず

エド・クリスソールド氏（ネッド・デービス・リサーチ）

• 2025年の株式相場には警鐘を鳴らす
• Ｓ＆Ｐ500種が最高値を50回以上更新した年の翌年は過去7回中2回しか上昇しておらず、中央値では6.2％のマイナス

今後の注目点

今週の経済指標発表と米金融当局者発言

• 6日発表の11月雇用統計では、前月の反動で雇用者が急増した公算が大きい
• 4日には、FRBのパウエル議長が討論会に参加する予定
• 雇用市場とインフレに関する議長の認識や、12月利下げの有無に関する手掛かりに投資家は注目

リック・メックラー氏（チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー）

• 季節的に好調な時期にある市場が緩やかに上昇している
• 新政権の経済政策が不明で不確実性が高く、先行きが見通せない

まとめ

米国株式市場では、ハイテク銘柄主導でＳ＆Ｐ500種株価指数とナスダック総合指数が上昇した。一方、ダウ工業株30種平均は小反落した。市場参加者の間では、年末にかけての株価上昇を期待する見方が多いが、来年以降の相場については慎重な意見もある。

 

債券市場　米金利(CMEのFedWatch ツール)

アメリカ　利下げ織り込み

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

現在の米政策金利⇨450-475(4.50%)

2024/12/18(次回FOMC)　1回⇨0.25%　

• ０回→25.26%(-8.70%)
• １回→74.74%(+8.70%)
• ２回→0%(%)

年内利下げ確率

• ２回→0%(%)
• ３回→80.97%(+3.33%)
• ４回→19.03%(-3.33%)

米国債、利回り上昇後、やや低下 – ウォラーFRB理事の利下げ支持発言が影響

米国債相場の下落（利回りは上昇）

• 当初の大幅な下げからは持ち直した
• 2年債利回りはウォラーFRB理事の発言を受けて、この日の最低水準を付けた

FRB理事の発言

ウォラーFRB理事

• 12月のFOMC会合での追加利下げ支持に傾いている
• 政策金利据え置きが理にかなうデータが会合前に出る可能性はあるとしながらも、現時点では利下げを支持する方向

市場の反応

逆イールド状態の発生

• ウォラー理事の発言前に、10年債利回りが一時的に2年債利回りを下回り、約1週間ぶりに逆イールド状態に

利回り上昇と下押し要因

• 社債発行が相次いだことが利回り上昇につながった
• イスラエルとヒズボラの停戦にひびが入りつつあるとの報道が利回りの下押し要因に

専門家の見解

グレゴリー・ファラネロ氏（アメリベット・セキュリティーズの米金利トレーディング・ストラテジー責任者）

• 足元のバリュエーション水準を踏まえると、「力強い成長、インフレ抑制、民間部門の良好な雇用、金利低下」の組み合わせが続くかどうかが、すべての投資家にとって鍵になる

今後の注目点

12月のFOMC会合

• 17、18日両日に開催される今年最後のFOMC会合
• 短期金融市場のトレーダーは0.25ポイント利下げの確率を約70％織り込んでいる

まとめ

米国債市場では、相場が下落し利回りが上昇した。ただし、当初の大幅な下げからは持ち直している。FRBのウォラー理事が12月のFOMC会合での追加利下げ支持に傾いていると発言したことを受けて、2年債利回りは一時的に低下した。

市場では、社債発行が相次いだことが利回り上昇につながった一方、地政学的リスクが利回りの下押し要因となった。専門家は、今後の経済指標や金融政策の動向が投資家にとって重要になると指摘している。

12月のFOMC会合では、0.25ポイントの利下げが約70％の確率で織り込まれており、投資家の注目が集まっている。

為替市場（FX）　通貨強弱

通貨全体(前日)
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑