2024/6

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/6/26

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

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目次

株式市場(総合ニュース)

昨日(25日)は金利上昇、ドル横ばい、株高でした。

米株式市場の動向の要約と解説

25日の米株式市場は、複数の要因で大きな動きがありました。以下のポイントで分かりやすく解説します。

市場の全体背景

  • 最近のトレンド: 先週から続くボラティリティが高い状態。投資家はFRBの次の動きを注視。
  • 重要イベント: FRB理事の発言や経済指標の発表が相次ぎ、これが市場に影響を与えた。

S&P500種株価指数

  • 終値: 5469.30
  • 前営業日比: +21.43
  • 変化率: +0.39%
  • 理由: 大型テクノロジー銘柄(例: エヌビディア)が買われたため。
  • 背景: エヌビディアはAI関連技術への期待から買い戻しが進み、3日間の下落を回復。

ナスダック総合指数

  • 終値: 17717.65
  • 前営業日比: +220.83
  • 変化率: +1.26%
  • 詳細: ハイテク銘柄が中心のナスダック100指数も1.2%上昇。
    • エヌビディア: 7%上昇。最近3日間で時価総額が4300億ドル減少していたが、買い戻しが入った。
    • その他のハイテク銘柄: 他の大型ハイテク企業も上昇、テクノロジーセクター全体が堅調。

ダウ工業株30種平均

  • 終値: 39112.16
  • 前営業日比: -299.05
  • 変化率: -0.76%
  • 理由: エネルギーや金融セクターの下落が主要因。

個別銘柄の動向

  • カーニバル: 8.7%急伸。理由は強気な業績見通し。
  • フェデックス: 決算発表後の強気な見通しにより、時間外取引で上昇。
    • 背景: 世界的な物流需要の回復とコスト削減策の効果が見込まれている。

経済指標とFRBの発言

  • 6月の米消費者信頼感指数: 低下。ビジネス環境や雇用、所得に対する見通しの悪化が影響。
  • FRBの発言:
    • ボウマン理事: インフレリスクを指摘し、政策金利を高水準に維持する必要を再確認。
    • クック理事: 将来的には利下げが適切と述べ、インフレは2025年に急速に鈍化する見通しを示した。

市場の見解

  • クリス・ザッカレリ(IAAのCIO): 景気後退や金利政策の大きな変更がない限り、強気相場が続くと予想。年末にかけて市場のボラティリティ(変動性)が高まる可能性がある。
    • 詳細: 強気相場を支える要因として、企業の好調な業績や消費者支出の強さが挙げられる。

ソシエテ・ジェネラルの見解

  • マニッシュ・カブラ氏: 米国の利下げが近づく中、投資家は株を買い続ける可能性が高い。S&P500種株価指数は年初から約15%上昇しており、「押し目買い」のチャンスが続くと見られる。
    • 予測: 次の上昇局面は、2025年早期に始まると予想される米緩和サイクルの近辺。

投資家の動向

  • バンク・オブ・アメリカ(BofA): 個人投資家が株を買い進めている一方で、ヘッジファンドや機関投資家は売り越し。
    • 背景: テクノロジーと通信サービスへの資金流入が目立ち、金融セクターからの資金流出が大きかった。

グローバルな視点

  • 欧州市場: 米市場の動向に追随し、主要指数が小幅上昇。
  • アジア市場: 米国の強気相場を受け、テクノロジーセクターが堅調。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

  • 2024/09/18 73.33%(-1.00%)
  • 2024/11/07 100%

年内利下げ確率 2回→84.44%(-5.89%)

米国債利回りの現在の値

  • 30年債: 4.38%(前の日より0.25%上昇)
  • 10年債: 4.25%(前の日より0.32%上昇)
  • 2年債: 4.74%(前の日より0.40%上昇)

2年債の入札結果

  • 最高落札利回り: 4.706%(市場予想と一致)
  • 前月の最高落札利回り: 4.917%
  • 市場の反応: 今回の入札は順調と評価され、短期金利が高水準にあることが確認された。

今後の入札予定

  • 5年債: 26日に700億ドルの入札予定。利回りが高い状態が続く中、投資家の需要に注目。
  • 7年債: 27日に440億ドルの入札予定。同様に高い利回りが期待される。

市場の反応

  • 朝方、カナダのインフレ率が予想以上に上昇したことで、米国債利回りも上昇。これは米国のインフレ期待が再燃するリスクを反映している。
  • 5月の米個人消費支出(PCE)価格指数が28日に発表される予定。市場はインフレの減速を予想しているが、結果次第では金利の動向に大きな影響を与える可能性がある。

カナダのインフレについて

5月の消費者物価指数(CPI)

  • 前年同月比: 2.9%上昇(市場予想の2.6%を上回る)
  • 前月比: 0.6%上昇(市場予想の0.3%を上回る)
  • サービス価格の上昇が主因で、特に交通費や医療サービスが価格上昇を牽引。

コアインフレ指標

  • 年平均: 2.85%上昇(市場予想の2.7%を上回る)
  • 前月: 2.7%上昇から加速。特に住宅関連の価格上昇が顕著。

カナダ銀行の見解

  • インフレ率が予想以上に上昇したため、追加利下げの可能性が低下。これにより、カナダドルが一時的に強含む動きが見られた。

専門家の意見

アメリベット・セキュリティーズ(グレゴリー・ファラネロ氏)

  • 「2年債の入札は順調」と評価。米インフレ指標が市場予想に沿う形で好ましい内容になると予想し、これが金利の安定化に寄与すると見ている。

みずほインターナショナル(エブリン・ゴメスリヒティ氏)

  • 今後の入札も順調に進むと予想し、「金利はより好条件になることが期待される」とコメント。特に28日の米インフレデータに対する市場の備えが進んでいることを指摘。

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

為替市場の動向

ドル/円相場

  • 現状
    • ニューヨーク時間で1ドル=159円台後半
    • 前日比ほぼ変わらず、狭いレンジで取引終了
  • 市場の懸念
    • ドルが160円に近づくと、日本政府や日銀が介入する可能性が高まる

日本当局の為替介入

  • シティグループの見解
    • 介入のタイミングと水準には「ほぼ無限の可能性」
    • 次の介入は1ドル=165円付近の可能性が高い
    • 急速に円安が進めば162円前後で介入の可能性
    • ドル/円相場が2-3週間かけて160円を超える場合、介入を見送る可能性

米ドルの動向

  • 背景
    • 米国債利回りの上昇がドルの値上がりを支える
    • 月末を控えた市場の動きや他通貨の下落も影響
    • 広範な通貨に対してドルが上昇
    • ドル指数は0.1%上昇して105.72

FRBの動向

  • 発言
    • ボウマン理事:政策金利をしばらく据え置く可能性
    • クック理事:経済が期待通りなら利下げの可能性、時期は未定
  • 経済指標
    • 4月の米住宅価格は前年同月比で6.3%上昇(3月は6.7%)
    • 6月の消費者信頼感指数は100.4(前月は101.3、予想は100.0)
    • 28日に発表予定の5月の米個人消費支出(PCE)価格指数に注目

その他通貨・資産の動向

ユーロ/ドル相場

  • 現状:1.0714ドル(少し下落)

英ポンド/ドル相場

  • 現状:1.2693ドル(やや上昇)

中国人民元

  • 現状:対ドルでほぼ横ばいの7.2629元

暗号資産(仮想通貨)

  • ビットコイン:4.6%高の62,182ドル

投資家へのインパクトと推奨アクション

ドル/円相場

  • インパクト
    • 現在の狭いレンジと160円の節目を考慮すると、短期的な取引におけるリスクは限定的
  • 推奨アクション
    • 円安警戒感が続くため、円建て資産の保有割合を見直し、必要に応じてヘッジを検討
    • 介入リスクを考慮し、1ドル=160円を超える局面では慎重な取引を心がける

FRBの動向

  • インパクト
    • 金利据え置きの可能性が高まり、ドルの強さが持続する可能性
  • 推奨アクション
    • ドル資産の保有を増やしつつ、利上げリスクに備えた分散投資を推奨
    • 経済指標の発表に注目し、短期的な市場変動に対応

結論

  • 為替介入のリスクとドルの強さに注目
    • 投資家は為替介入のリスクを念頭に置き、ドルの強さを背景にした戦略を立てることが重要
    • 主要な経済指標の発表前後での市場の変動に対する準備を怠らないことが大切

その他の市場 金 原油

原油市場

ニューヨーク原油先物

  • 反落
    • 理由:ドルの上昇、テクニカル要因

北海ブレント原油先物

  • 買われ過ぎ領域
    • 前日:4月下旬以来の高値

第3四半期見通し

  • JPモルガン・チェース
    • 平均予想:1バレル=84ドル
    • 8月もしくは9月:90ドルに達する可能性
    • 理由:需要が供給を上回る
  • マッコーリー
    • 予想修正:83ドルから86ドルへ
    • 理由:堅調な需要

現在の価格

  • WTI先物8月限
    • 1バレル=80.83ドル(1%安)
  • 北海ブレント8月限
    • 1バレル=85.01ドル(1.2%安)

金市場

金先物

  • 反落
    • 理由:ボウマンFRB理事の発言後、売りが優勢
    • 米利下げの可能性を見極めるため、今週後半の各経済指標に注目
  • COMEX金先物8月限
    • 1オンス=2330.80ドル(0.6%安)

 

今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊