2024/7

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/7/18

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

情報収集の時短にぜひ活用してください。

国内外の経済動向、株式市場、為替、金利、企業の業績など幅広いトピックについて、専門家による解説や独自の視点を交えて分析。

初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします。

当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです。

昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています。

X(Twitter)でも毎日の値動きやニュースを発信していますので、ぜひフォローよろしくおねがいします。

目次

ファンダメンタル分析 オススメ書籍紹介

経済ニュースを日々キャッチアップするのと同時に、ファンダメンタル分析の理解をさらに深めたい方に向けて、いくつかの優れた書籍を紹介します!

私自身も読んでいる本で、初心者の方にも読みやすく、金融リテラシーが上がること間違いなしです!是非ご覧になってください。

全てを一度に紹介しきれないので、定期的に更新します!

転換の時代を生き抜く投資の教科書 後藤 達也 (著)

「元日経新聞記者の後藤達也さんが、現代の複雑な経済環境をわかりやすく解説。新NISA、株高、円安、インフレなど、今日的なトピックを通じて、投資の基礎から経済の仕組みまで幅広く学べます。株式市場を通じて世界情勢や社会変化を理解し、ビジネスパーソンに必要な経済知識と教養を身につけられる一冊です。」

「Amazonの紹介リンクです。興味がありましたら上記のリンクから購入いただけると、日々の励みになります。よろしくお願いいたします。」

株式市場(総合ニュース)

昨日(17日)は短期金利上昇、ドル安、株安でした。

主要指数の動向

  • S&P 500種株価指数
    • 終値: 5588.27
    • 前営業日比: -78.93
    • 変化率: -1.39%
  • ダウ工業株30種平均
    • 終値: 41198.08
    • 前営業日比: 243.60
    • 変化率: 0.59%
  • ナスダック総合指数
    • 終値: 17996.92
    • 前営業日比: -512.42
    • 変化率: -2.77%

半導体銘柄の動向

  • フィラデルフィア半導体株指数
    • 変化率: 約-7%
    • 2020年以来の大幅下落
  • 個別半導体株
    • エヌビディア: 下落
    • アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD): 下落
    • ブロードコム: 下落
    • インテル: 上昇
    • グローバルファウンドリーズ: 上昇

その他の主要銘柄

  • 「マグニフィセント・セブン」
    • 構成企業でハイテク大手7社の株価指数
    • 変化率: -3.4%
  • ラッセル2000指数(小型株)
    • 変化率: -1.1%

市場のボラティリティ

  • シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)
    • 現状: 5月初旬以来の高水準

経済的および政策的背景

  • 米国の対中半導体規制強化
    • 影響: 半導体株への売り圧力
    • 主要政策: バイデン政権による貿易制限措置の強化
  • 中国半導体企業への制裁検討
    • ターゲット: ファーウェイと関係のある企業

専門家の見解

  • ミラー・タバクのマット・メイリー氏
    • 意見: 「予期せぬ出来事による調整の売り」
    • 評価: 株価指数が過買いの状態
  • ベスポーク・インベストメント・グループ
    • 意見: 「ニュースの影響は短期的」
    • 注意点: 過去数週間のアンダーパフォーム
  • インタラクティブ・ブローカーズのホセ・トレス氏
    • 意見: 「一握りの銘柄による相場上昇」
    • 問題点: 「マグニフィセント・セブン」の勢い失速を補えるか
  • ゴールドマン・サックス・グループのスコット・ルブナー氏
    • 意見: 「今後の下落見込み」
    • 戦術: 「押し目買いはしない」

歴史的データに基づく予測

  • 1928年以降のデータ
    • 7月17日: S&P500のリターンにとって節目
    • 8月: パッシブ株式投資と投資信託からの資金流出が多い月

まとめ

米国株式市場は、半導体セクターを中心に大きく下落しました。

これは主に、米国政府が検討している対中半導体規制強化への懸念が原因です。

特にテクノロジー株や半導体関連株が大幅に下落し、市場全体にネガティブな影響を与えました。

一方で、ダウ工業株平均は上昇を続け、金融株も堅調な動きを見せました。

専門家らは、この動きが一時的な調整なのか、それとも長期的なトレンドの変化の始まりなのかを注視しています。

今後は、米国の政策動向や半導体セクターの業績、そして市場全体の資金フローに注目が集まりそうです

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

  • 2024/09/18 100%(0%)
  • 2024/11/07 100%

年内利下げ確率 2回→43.64%(+6.96%) 3回→56.36%(-6.96%)

利回りカーブのフラット化

  • 20年債入札の順調な結果が支え

国債利回りの変動

  • 30年債:4.37%(+0.3bp)
  • 10年債:4.16%(-0.2bp)
  • 2年債:4.43%(+1.6bp)

FRBベージュブックの主要ポイント

経済全般

  • 7-9月期にわずかなペースで拡大
  • 一部地区で横ばいや低下も報告

雇用状況

  • わずかな伸び
  • 離職率の低下
  • 採用の厳選化傾向

先行き見通し

  • 今後6ヶ月で成長減速の見込み
  • 不確実性要因:選挙、国内政策、地政学的対立、インフレ

賃金と物価

  • 賃金:緩慢ないし緩やかな増加
  • 物価:総じて緩慢な伸び

個人消費

  • ほぼ変わらず、または横ばい
  • 消費者の価格感応度の上昇

ウォラーFRB理事の発言

金融政策の方向性

  • 利下げが可能になる地点に近づきつつある
  • インフレの持続的低下の確認が必要

経済見通し

  • ソフトランディング達成と整合的なデータ
  • 今後2ヶ月のデータを注視

次回FOMC

  • 7月30-31日開催予定
  • 市場は9月までの利下げ開始を予想

まとめ

米国債市場では利回りカーブのフラット化が進み、経済状況に対する慎重な見方が反映されています。

FRBのベージュブックは、経済の緩やかな拡大を報告しつつも、先行きの成長減速を予想しています。

雇用、賃金、物価のいずれも緩やかな動きにとどまっており、インフレ圧力の低下が示唆されています。

このような状況下、ウォラーFRB理事は利下げの可能性に言及しましたが、さらなるデータ確認の必要性も強調しています。

市場は9月の利下げ開始を予想していますが、7月末のFOMCの結果と、それまでの経済指標の推移が今後の金融政策の方向性を左右する重要な要因となりそうです。

全体として、経済の軟着陸への期待と、なお残る不確実性のバランスが、現在の市場環境を特徴づけていると言えます。

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

円相場

  • 前日比で上昇
  • 主要10通貨中、対ドルで最大の値上がり率

円高の要因

  • 河野デジタル相の日銀利上げ要求発言
  • トランプ前大統領の円安言及

具体的な動き

  • 一時1ドル=156円07銭(6月12日以来の高値)
  • 前日比1.4%高

ドル指数の動向

ブルームバーグ・ドル指数

  • 0.4%下落(5月28日以来の安値)
  • 7月に入り13営業日中9日で下落

専門家の見解

クレディ・アグリコル(バレンティン・マリノフ氏)

  • ドル円の動きが他のドルクロスに波及

マネックス・ヨーロッパ(ニック・リース氏)

  • トランプ氏のコメントがドル下落の主因

TSロンバード(フライヤ・ビーミッシュ氏)

  • ドル高が「並外れた重荷」に変化

MUFG(リー・ハードマン氏)

  • 円ショートの解消が主導

バンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(ロベルト・コボ・ガルシア氏)

  • 機関投資家の利益確定の動き
  • ショートスクイーズの様相

政治的影響

河野デジタル相の発言

  • 日銀に利上げを要求
  • 円安による物価上昇問題を強調

トランプ前大統領の発言

  • 「大きな通貨問題」への言及
  • ドル高・円安、ドル高・元安を指摘

市場の反応

株式市場

  • 日経平均株価が下落に転換
  • 米国の対中半導体規制強化の報道が影響

為替市場

  • リスク回避の円買い戻し

まとめ

外国為替市場で円が大幅に上昇し、主要通貨の中で最も高い上昇率を記録しました。

この動きの背景には、河野デジタル相による日銀の利上げ要求や、トランプ前大統領の円安への言及があります。

同時に、米国の対中半導体規制強化の報道も市場のリスク回避姿勢を強め、円買いを促進しました。

専門家らは、これまで積み上がっていた円ショートポジションの解消や、機関投資家による利益確定の動きが、この急激な円高の要因だと分析しています。

また、ドル指数の継続的な下落も、円高の流れを後押ししています。

この動きは、日本の金融政策や米中関係、さらには米国の政治動向など、複数の要因が絡み合った結果と言えます。

今後は、日銀と FRB の政策会合を控え、為替市場の変動性が高まる可能性があります。

その他の市場 金 原油

WTI原油先物

  • 3週ぶりの安値から上昇
  • 終値:82.85ドル/バレル(前日比+2.09ドル、+2.6%)

ブレント原油先物

  • 終値:85.08ドル/バレル(前日比+1.35ドル、+1.6%)

上昇要因

  • テクニカル水準による下値支え
  • 米原油在庫の減少(487万バレル減)

懸念材料

  • ガソリン在庫の大幅増加(1月以来)
  • 夏季の燃料需要に対する疑問

金相場の動向

金スポット価格

  • 過去最高値(2483.73ドル/オンス)を更新後に下落
  • 現在値:2457.34ドル/オンス(前日比-11.74ドル、-0.5%)

金先物(COMEX)

  • 8月限:2459.90ドル/オンス(前日比-7.90ドル、-0.3%)

価格変動要因

  • 米国の利下げ期待
  • 不透明な政治見通し

専門家の見解

  • ペッパーストン・グループ:ファンダメンタルズの変化、2500ドル到達の可能性
  • 相対力指数(RSI):買われ過ぎの兆候

まとめ

原油市場では、WTI原油先物が3週間ぶりの安値から反発し、2.6%上昇して取引を終えました。

米国の原油在庫減少が上昇を後押ししましたが、ガソリン在庫の増加が夏季の燃料需要に対する懸念を引き起こしています。

一方、金相場は過去最高値を更新した後に下落に転じました。

米国の金融政策に関する期待と政治的な不確実性が、金価格の変動要因となっています。

FRBのウォラー理事が利下げの可能性に言及したことで、市場の利下げ期待が支持される形となりました。

両市場とも、短期的には上昇傾向にありますが、経済指標や政策決定、季節要因などが今後の動向を左右する可能性があります

今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊