2024/7

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/7/31

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

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昨日の市況を簡潔にまとめ(1分解説)

株式市場

  • 主要中央銀行の政策決定を控えた不安定な動き
    • FOMCの決定(7月31日)を前に、主要株価指数はまちまちでした。
    • ダウ工業株30種平均は上昇(+0.50%)したものの、ナスダック総合指数は1.28%下落。
    • 特にハイテク株が売り圧力を受け、大手企業の決算が予想を下回り株価が下落。

国債市場

  • 国債利回りの低下
    • イスラエルのレバノン攻撃による逃避需要が高まり、米国債利回りが低下。
    • 米30年債利回りは4.40%、米10年債利回りは4.14%、米2年債利回りは4.36%に低下。
    • FOMCの決定を控え、9月に利下げの可能性が予測されている。

外国為替市場

  • ドルと円の動き
    • 逃避先通貨としての需要が高まり、ドル指数が3週間ぶりの高水準を更新。
    • ドル/円は152.89円に下落、米国債利回りの低下やポンド/円の売りが影響。
    • 日本銀行の追加利上げの可能性が注目され、円のボラティリティが高水準に。

コモディティ市場

  • 原油先物の続落
    • 中国の需要見通しが弱く、WTI先物が約2カ月ぶりの安値74.73ドルに。
    • シティグループによるGDP見通しの下方修正が影響。
  • 金相場の反発
    • イスラエルのレバノン攻撃により、安全逃避先として金が買われ、金価格は上昇。
    • アジアの現物需要の高まりが過去25年で最高の上昇率を記録。

 

 

株式市場(総合ニュース)

昨日(30日)は金利低下、ドル横ばい、株安でした。

市場の注目

1. 主要中央銀行の政策決定

  • 31日のFOMCに向けて市場は警戒しており、9月利下げの可能性を示唆するかどうかが注目されている。

2. 地政学的リスク

  • イスラエル軍によるレバノンへの攻撃を受け、地政学的リスクが高まり、米国債と金が買われた。

3. ハイテク株の下落

  • エヌビディア7%下落など、ハイテク株が売られ、ナスダック100指数は2兆ドル余りの時価総額を失った。
  • マイクロソフト決算はクラウド事業が市場予想に届かず、時間外取引で株価が一時5%下落。
  • 今週はその他の大型ハイテク企業の決算発表も控えている。

4. 金融緩和の兆候

  • FOMCは約20年ぶりの高金利を据え置くとみられる中、市場は金融緩和が近いことを示す兆候がないか注視している。
  • 6月の米求人件数は市場予想を上回り、5月の件数も上方修正。7月の米消費者信頼感指数は上昇した。

5. 個別銘柄の動向

  • マイクロソフトはクラウドサービス「Azure」の障害復旧が開始したと発表。
  • クラウドストライク・ホールディングスは、今月初めに発生した大規模なシステム障害を受け、デルタ航空が弁護士を雇ったとの一部報道を受けて急落。
  • プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、4-6月期(第4四半期)の売上高がアナリスト予想を下回ったことを受けて下落。

まとめ

7月30日の米国株式市場は、FOMCや地政学的リスクを前に、主要株価指数はまちまちの成績となった。

ハイテク株は決算への警戒感から売りが先行し、ナスダック総合指数は下落した。

特に、マイクロソフトの決算は市場予想を下回り、時間外取引で株価が下落したことが市場のセンチメントに影響を与えた。

一方、金融緩和の兆候は見られないものの、市場はFOMCの発表内容を注視しており、今後の金融政策の方向性を探っている。

個別銘柄では、クラウド関連企業の動向や決算発表後の株価反応に注目が集まっている。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

  • 2024/09/18 100%(%)
  • 2024/11/07 100%

年内利下げ確率 2回→27.65%(-9.68%) 3回→72.35%(+9.68%)

市場の注目

1. 利回り低下とイールドカーブのスティープ化

  • イスラエルのレバノン攻撃による安全資産需要の高まりを受け、米国債の利回りが低下。
  • 5年債と10年債利回りは3月以来の低水準を記録。
  • イールドカーブは若干スティープ化。

2. FOMCの結果発表を控えた市場の動向

  • 金利デリバティブ市場は、9月から年末までに少なくとも2回の0.25ポイント利下げを見込む。
  • 31日の利下げ確率はほぼゼロだが、9月の行動を示唆する文言が声明に加わると予想されている。
  • FOMCの結果発表を控え、国債利回りが低下。市場は9月の利下げを示唆するかどうか注目している。

3. 経済指標と国債利回りの関係

  • 朝方発表された7月の米消費者信頼感指数と6月の雇用動態調査(JOLTs)を受け、国債利回りは一時的に上昇した。
  • しかし、これらの経済指標はFOMCの金融政策に対する市場の予想を変えるには至らなかった。

4. 国債の新規発行と入札規模予想

  • 米国債の新規発行は8月6日まで行われない。
  • 8月-10月の入札規模予想は、31日の午前8時半(米東部時間)に発表される予定。

まとめ

7月30日の米国債券市場では、イスラエルのレバノン攻撃による安全資産需要の高まりを受け、利回りが低下した。

市場は、翌日に迫ったFOMCの結果発表を注視しており、特に、9月の利下げを示唆するかどうかが焦点となっている。

一方、朝方発表された経済指標は市場の予想を変えるには至らなかったものの、今後の金融政策の方向性を占う上で引き続き注目される。

 

 

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

市場の注目

1. 逃避先通貨の上昇

  • 中東の地政学的リスクの高まりと、FOMCの結果発表を控えた米ハイテク株の下落を受け、円やスイスフランなどの安全資産とされる通貨が買われた。

2. ドル/円の動向

  • 米国債利回りの低下、ポンド/円の売却、商業筋の資金フローなどを背景に、ドル/円は一時1ドル=152円87銭まで下落した。

3. 日本の為替政策

  • 三村淳財務官は、円安は輸入物価を押し上げ、国民生活に悪影響を与える可能性があると指摘。
  • 為替介入については、投機的な動きなどで為替相場がファンダメンタルズから大きく乖離している場合に必要な手段であるとの見解を示した。

4. 日本銀行の金融政策

  • NHKは、31日に開かれる日本銀行の金融政策決定会合で、追加利上げが検討されると報じた。
  • オーバーナイトの円ボラティリティは、日銀の決定を前に3ヶ月ぶりの高水準を記録。
  • OIS市場では、今週の日銀会合での15ベーシスポイントの利上げ確率が約50%織り込まれている。

5. 米国の金融政策

  • ゴールドマン・サックスのソロモンCEOは、年内に1回または2回の利下げが行われる可能性が高まっているとの見方を示した。
  • これは、2ヶ月前の「年内の利下げはない」という予想を修正したもの。
  • ソロモンCEOは、消費行動の変化やインフレ圧力の緩和などを理由に挙げている。

まとめ

7月30日の外国為替市場では、地政学的リスクの高まりとFOMCの結果発表を控えた米ハイテク株の下落を受け、安全資産とされる通貨が上昇した。

ドル/円は、米国債利回りの低下や商業筋の資金フローなどを背景に下落した。

一方、市場では、日本銀行が追加利上げに踏み切るかどうか、また、米国では年内に利下げが行われるのかどうか、今後の金融政策の方向性を探る動きが続いている。

コモディティ市場

市場の注目

原油需要の見通しダウン

  • 中国の需要
    • GDP見通しの下方修正(シティグループ)
    • 原油需要の見通しが弱い
    • 中国の2024年下期の原油輸入量は前年同期比横ばいか微増と予測

市場の動向

原油先物のパフォーマンス

  • ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)
    • 9月限:74.73ドル(1バレルあたり)
    • 前日比:-1.08ドル(-1.4%)
    • 2カ月ぶりの安値
  • 北海ブレント
    • 9月限:78.63ドル(1バレルあたり)
    • 前日比:-1.15ドル(-1.4%)

金相場の動向

  • スポット価格
    • 一時1.1%上昇、2週間ぶりの大幅高
  • 金先物
    • COMEX 12月限:2451.90ドル
    • 前日比:+26.40ドル(+1.1%)

市場イベントとその影響

地政学的リスク

  • イスラエルとヒズボラの対立
    • ベイルートでヒズボラ司令官を攻撃
    • 安全逃避先としての金買いが活発化

経済指標と金融政策

  • 米経済指標と金融政策
    • トレーダーが米経済指標を消化しつつ、日米の金融政策決定会合を注視

アジアの現物需要

  • 現物需要の増加
    • 4-6月(第2四半期)にかけて過去25年間で最高の上昇率
    • アジアの富裕層やアセットマネジャーが金に殺到

まとめ

7月30日の商品市場では、中国の需要見通し悪化と中東の緊張が影響し、原油先物は続落しました。

WTI先物は1バレル=75ドルを割り込み2カ月ぶりの安値を記録し、テクニカル指標も相場が売られ過ぎの領域にあることを示唆しています。

一方、地政学的リスクとアジアの現物需要の高まりを背景に、金相場は反発しました。

特に、イスラエルのレバノン攻撃による安全逃避需要が金価格の上昇を促しました。

投資家は、原油市場のリスク管理と金市場の動向、そして経済指標と金融政策の監視を行い、ポートフォリオの調整を検討する必要があります。

今日は以上になります。最後まで見て頂きありがとうございます😊