2024/8

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/8/15

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

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初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします。

当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです。

昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています。

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

まとめ

総括すると、7月のCPIが市場全体に影響を与え、インフレ鈍化のトレンドを確認する結果となりました。

これにより、FRBの金融政策に対する期待が各市場で異なる反応を引き起こしています。

株式市場ではポジティブに受け止められた一方、債券市場と為替市場では利下げ観測の調整が見られました。

コモディティ市場は、マクロ経済要因に加えて、需給バランスや地政学的リスクなど、個別の要因にも影響を受けています。

今後は、労働市場のデータや中央銀行の動向、地政学的リスクなどが市場の焦点となりそうです。

 

株式市場(総合ニュース)

昨日(14日)は金利横ばい、ドル高、株高でした。

米国株式市場の動向

S&P500

  • 5455.21ポイント(+0.38%)
  • 5営業日連続上昇
  • 1ヶ月余りで最長の連続高

ダウ工業株30種平均

  • 40008.39ポイント(+0.61%)

ナスダック総合指数

  • 17192.60ポイント(+0.03%)

7月の米消費者物価指数(CPI)

概要

  • ほぼ予想通りの結果
  • コア指数が4カ月連続で減速

市場への影響

  • ディスインフレのトレンドを裏付け
  • 市場に安堵感を提供

金融政策の見通し

FOMCの9月会合

  • 利下げ開始の可能性が高まる
  • 利下げ幅は今後のデータ次第
    • 25bpsか50bpsかが焦点

注目ポイント

  • 労働市場関連のデータ
  • インフレよりも雇用データを重視

市場の反応

VIX指数

  • 16前後まで低下
  • 先週の急上昇(65超)から落ち着き

セクター別動向

  • 金融とエネルギーセクターが主導

個別銘柄

  • エヌビディア:上昇
  • アルファベット:下落

アナリストの見解

モルガン・スタンレー

  • CPIは市場を揺るがさない結果

エバコア

  • CPIは十分良好な内容

ネーションワイド

  • マクロ面での懸念後退

TDセキュリティーズ

  • 9月利下げ開始の可能性が高まる

インディペンデント・アドバイザー・アライアンス

  • 「ニュースがないのは良いニュース」

プレミア・ミトン・インベスターズ

  • 「鈍いニュースは良いニュース」

プリンシパル・アセット・マネジメント

  • 9月利下げ開始の障害が取り除かれた

まとめ

米国株式市場は、7月の消費者物価指数(CPI)がほぼ予想通りとなったことを受けて上昇しました。

この結果はディスインフレのトレンドを裏付け、市場に安心感をもたらしました。

これにより、連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げを開始する可能性が高まりましたが、具体的な利下げ幅については今後の経済指標、特に労働市場関連のデータに左右されると見られています。

市場のボラティリティを示すVIX指数も低下し、投資家心理の改善を示しています。ただし、アナリストらは引き続き慎重な姿勢を保っています。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

2024/09/18 

  • 1回→63.00%(+16.50%)
  • 2回→37.00%(-16.50%)

年内利下げ確率

  • 2回→0%(%)
  • 3回→0%(%)
  • 4回→92.25%(+21.25%)
  • 5回→7.75%(-21.25%)

 

米国債は小動き、CPI統計受け利下げ観測後退で

米国債利回り

  • 全体的に小動き。
  • 10年債利回りは小幅低下。
  • 2年債利回りは上昇。

9月FOMC

  • 利下げ観測は後退。
  • 25bpの利下げ予想が優勢に。
  • 50bp利下げの可能性は低下も完全には消失せず。

7月米国消費者物価指数(CPI)

  • 緩やかなインフレ鈍化を示唆。
  • ほぼ予想通り。
  • CPI発表前に高まっていた利下げ期待を後退させる。

今後の注目材料

  • 15日発表の新規失業保険申請件数と小売売上高。
  • ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長発言。
  • 9月初め発表の8月雇用統計。

まとめ

7月のCPI統計を受けて、米国債市場は小動きとなりました。データが緩やかなインフレ鈍化を示したことで、9月のFOMC会合での25ベーシスポイントの利下げ観測が強まる一方、50ベーシスポイントの利下げ確率は低下しました。

市場は現在、9月会合で33ベーシスポイントの緩和を織り込んでおり、年内には1ポイントの利下げを予想しています。

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

為替市場の動向

主要通貨ペア

  • ドル/円: ¥147.34 (+0.34%)
  • ユーロ/ドル: $1.1013 (+0.18%)
  • ブルームバーグ・ドル指数: 1241.61 (-0.06%)

ドルの動き

  • 全体的に小幅安
  • 一時大きく下落も、その後下落幅縮小

7月CPI統計の影響

インフレ動向

  • 前年比2.9%上昇
  • 2021年3月以来初めて3%を下回る

市場の反応

  • FOMCの積極的利下げ観測がやや後退
  • 9月の0.50%ポイント利下げ確率は56%に上昇

各通貨の動向

  • 対ドルで下落、147円台前半
  • 一時146円台後半まで上昇

ユーロ

  • 対ドルで8カ月ぶり高値

英ポンド

  • 対ドルで0.29%安
  • 英CPIの加速が影響

NZドル

  • 1.28%安
  • RBNZ(中銀)の利下げ決定を受けて

アナリスト見解

マネックス(ヘレン・ギブン氏)

  • 市場の反応は早まった可能性
  • CPIの低下は新鮮だが、衝撃的ではない

UBS(ワシーリー・セレブリアコフ氏)

  • FRBの利下げ方向性はドル安要因
  • 円が最も恩恵を受ける可能性

その他の注目点

日本の政治動向

  • 岸田首相の自民党総裁選不出馬表明
  • 市場への影響は限定的

今後の注目点

  • FRBの金融政策の方向性
  • 各国の経済指標

まとめ

7月のCPI統計発表を受け、ニューヨーク外国為替市場でドルは小幅安となりました。CPIが2.9%と3%を下回ったことで、インフレ鎮静化の兆しが見られましたが、市場はFOMCの積極的な利下げ観測をやや後退させました。

円は対ドルで下落し147円台前半で取引される一方、ユーロは対ドルで8カ月ぶりの高値をつけました。

アナリストは、FRBの利下げ方向性がドル安要因になる可能性を指摘しています。また、各国の金融政策の違いが為替相場に影響を与えており、特に日米の金利差縮小が注目されています。今後は、FRBの金融政策の方向性と各国の経済指標が市場の焦点となりそう。

コモディティ市場

原油市場の動向

WTI原油先物(9月限)

  • 76.98ドル/バレル(-1.37ドル、-1.8%)

ブレント原油先物(10月限)

  • 79.76ドル/バレル(-1.2%)

米原油在庫

  • 136万バレル増加
  • 7週間ぶりの増加

原油価格下落の要因

供給過剰懸念

  • IEA:第4四半期に供給過剰の可能性
  • OPEC:需要見通しを下方修正

米原油在庫の予想外の増加

  • API報告との乖離

アルゴリズムトレーダーの動向

  • ショートポジションへの傾斜

地政学的リスク

イラン・イスラエル関係

  • イランによるイスラエル攻撃の可能性

金相場の動向

COMEX金先物(12月限)

  • 2479.70ドル/オンス(-28.10ドル、-1.1%)

金スポット価格

  • 2445.94ドル/オンス(-0.8%)

価格下落の要因

  • 利益確定売り
  • 短期的な動きが支配的

金価格の支援要因

金融政策

  • 利下げ期待

地政学的リスク

  • 中東情勢
  • ロシア・ウクライナ戦争

中央銀行の金購入

アナリスト見解

トータス・キャピタル・アドバイザーズ

  • 短期的に在庫増加が価格圧迫の可能性
  • 地政学的リスクに注目

ストーンX

  • 利下げはすでに織り込み済み
  • 短期的な動きが支配的

まとめ

ニューヨーク商品市場では、原油と金の価格がともに下落しました。原油市場では、米原油在庫の予想外の増加と世界的な供給過剰懸念が価格を押し下げました。WTI原油は76.98ドル/バレルで取引を終えています。一方、金市場では、米CPIがインフレ圧力の緩和を示したにもかかわらず、利益確定売りが優勢となり、COMEX金先物は2479.70ドル/オンスで終了しました。両市場とも、短期的な動きが支配的となっていますが、中長期的には金融政策の方向性や地政学的リスク、特に中東情勢とロシア・ウクライナ戦争の動向が重要な要因となっています。