2024/8

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/8/28

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

情報収集の時短にぜひ活用してください。

国内外の経済動向、株式市場、為替、金利、企業の業績など幅広いトピックについて、専門家による解説や独自の視点を交えて分析。

初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします。

当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです。

昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています。

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

まとめ

27日の金融市場は、全体的に様子見ムードが漂う中、各市場で異なる動きが見られました。

株式市場では、S&P500やナスダックが小幅上昇し、特にAI関連銘柄であるエヌビディアの決算発表を控え、投資家の注目が集まっています。AI業界の動向が今後の市場のトレンドを左右する可能性があります。

債券市場では、2年債入札が好調で利回りが低下した一方、長期債の利回りは小幅上昇しました。投資家の短期債への需要が強いことが示されています。

為替市場ではドルが全体的に弱含み、特に円やユーロに対してドル安が進行しました。市場参加者は今後の経済指標に注目しており、米国の利下げ観測が強まる可能性があります。

コモディティ市場では、原油価格が反落する一方、金価格はもみ合いの展開となりました。両市場とも今後の経済指標や金融政策の動向に影響を受ける可能性が高いです。

 

株式市場(総合ニュース)

昨日(27日)は短期金利低下、ドル安、株小幅高でした。

米国株式市場

S&P500種株価指数

  • 最高値近辺で小動き
  • 前日比0.16%上昇

ダウ工業株30種平均

  • 前日比0.02%上昇

ナスダック総合指数

  • 前日比0.16%上昇

エヌビディアの決算発表に注目

市場への影響

  • 「地球上で最も重要な銘柄」と呼ばれる
  • ナスダック100指数の上昇の3分の1以上を占める

株価の動向

  • 年初来約160%上昇
  • 2022年10月の最安値から1000%上昇

決算後の予想

  • オプション市場は約10%の株価変動を予想

AIブームの継続性

エヌビディアの重要性

  • AIブームの象徴的存在
  • 決算結果がAI業界全体の動向を左右する可能性

短期的リスク

  • 季節的な弱さ
  • 選挙イヤーによる不確実性

その他の注目点

セールスフォース

  • 28日に決算発表予定

スーパー・マイクロ・コンピューター

  • ヒンデンブルグ・リサーチによる空売りの影響

アップルの新型iPhone

  • 発売が市場の重要な起爆剤となる可能性

専門家の見解

UBSグローバル

  • 短期的なボラティリティは予想されるが、AI成長ストーリーは健在

ウルフ・リサーチ

  • エヌビディアの決算が9月6日の雇用統計まで市場の基調を決める

まとめ

27日の米国株式市場は小幅高で取引を終えましたが、市場の注目は28日に発表されるエヌビディアの決算結果に集中しています。エヌビディアはAIブームの象徴的存在であり、その決算結果はAI業界全体の動向を左右する可能性があります。市場はエヌビディアの株価が決算発表後に約10%変動すると予想しており、この結果が今後の市場の方向性を決める重要な指標となるでしょう。

一方で、専門家は短期的なリスクにも言及しており、季節的な弱さや選挙イヤーによる不確実性を指摘しています。しかし、長期的にはAI業界の成長ストーリーは健在であり、エヌビディアの決算やアップルの新型iPhone発売などが市場の重要な起爆剤となる可能性があります。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

2024/09/18(次回FOMC) 

  • 1回→66.50%(-5.00%)
  • 2回→33.50%(+5.00%)

年内利下げ確率

  • 2回→0%(%)
  • 3回→0%(0%)
  • 4回→85.09%(-13.93%)
  • 5回→14.91%(+13.93%)

年内利下げ、5回→15%に上昇

米国債市場

2年債入札の好調

  • 発行額690億ドル
  • 最高落札利回り3.874%(2022年8月以来の低水準)
  • 投資家の需要が予想以上に強い

利回りの変動

  • 2年債利回り: 3.90%(約3.9bp低下)
  • 10年債利回り: 3.83%(1.1bp上昇)
  • 30年債利回り: 4.12%(1.4bp上昇)

今後の国債入札予定

  • 28日: 5年債(700億ドル)
  • 29日: 7年債(440億ドル)

消費者信頼感指数の上昇

8月の指数

  • 103.3に上昇(6カ月ぶり高水準)
  • 前月比で上昇、予想を上回る

主要指標の内訳

  • 期待指数: 82.5(1年ぶりの高水準)
  • 現況指数: 134.4(小幅上昇)

労働市場の見方

  • 「雇用が豊富」との回答: 32.8%(2021年3月以来の低水準)
  • 「仕事を見つけにくい」との回答: 小幅上昇

消費者の経済見通し

インフレと金利の期待

  • 利下げ予想: 31.5%(2020年4月以来の高水準)
  • インフレ期待: 後退傾向

消費動向

  • 自動車・主要家電の購入計画: 縮小
  • 住宅購入意向: 低調継続(高価格・高金利が要因)

専門家の見解

コンファレンスボード(ダナ・ピーターソン氏)

  • 労働市場への見方が弱まりつつある
  • 将来の収入に対する楽観視も弱まる

ブルームバーグ・エコノミクス(イライザ・ウィンガー氏)

  • 消費者信頼感は改善したが、労働市場の悪化が影響

まとめ

米国債市場では、2年債入札が予想以上に好調な結果となり、2年債利回りが低下しました。一方で、10年債と30年債の利回りは小幅に上昇しています。同時に発表された8月の消費者信頼感指数は6カ月ぶりの高水準を記録し、消費者の景気やインフレに対する見方が改善しています。

しかし、労働市場に対する見方は弱まりつつあり、「雇用が豊富」との回答比率は低下しています。また、消費者の利下げ期待は高まっており、インフレ期待は後退傾向にあります。

これらの指標は、経済の先行きに対する消費者の複雑な見方を反映しています。短期的には楽観的な見方が強まっていますが、長期的には労働市場や収入に対する懸念が存在します。

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

為替市場の動向

ドル指数

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数: 1225.48(0.09%低下)
  • 全体的に小動き

主要通貨ペアの動き

  • ドル/円: 143.95円(0.40%円高)
  • ユーロ/ドル: 1.1185ドル(0.22%ユーロ高)
  • ポンド/ドル: 1.3226ドル(0.3%ポンド高、2022年3月以来の高値)

市場の注目点

今後の経済指標

  • 30日: 個人消費支出(PCE)価格指数
  • 29日: 米実質GDP(改定値)、コアPCE価格指数(改定値)

金利動向の予想

  • 9月FOMC: 利下げがほぼ確実視
  • 年内に計約1.06%ポイントの利下げ予想

専門家の見解

TDセキュリティーズ

  • ドルはキャリー取引の巻き戻しで弱含み
  • 地政学的不確実性などからドルは構造的に割安に

スタンダード・チャータード銀行

  • 短期的にドルは値固めの可能性
  • 来年はさらなるドル安を予想

マネーコープ(ユージン・エプスタイン氏)

  • ドルは下落基調だが横ばいとも言える
  • パウエルFRB議長の発言はハト派的と解釈

その他の注目点

住宅市場

  • 6月の米住宅価格指数: 前月比0.1%低下、前年同月比5.1%上昇

消費者信頼感

  • 8月の米消費者信頼感指数: 103.3(6カ月ぶりの高水準)

まとめ

為替市場では、ドルが全体的に弱含みの展開となっています。特に円とユーロに対してドル安が進行し、ポンドは対ドルで2年ぶりの高値をつけました。市場参加者は、今後発表される経済指標、特にPCE価格指数に注目しており、これらのデータが米国の利下げ観測をさらに強める可能性があります。

専門家の間では、短期的にドルが値固めする可能性がある一方で、長期的にはドル安傾向が続くとの見方が強くなっています。また、9月のFOMCでの利下げがほぼ確実視されており、年内にさらなる利下げが行われるとの予想も出ています。

コモディティ市場

原油市場

WTI原油先物

  • 4営業日ぶりに反落
  • 10月限: 75.53ドル/バレル(2.4%下落)
  • 直近3営業日で7%以上上昇後の調整

北海ブレント原油

  • 10月限: 79.55ドル/バレル(2.3%下落)

価格変動の要因

  • リビアの供給停止による上昇の行き過ぎ修正
  • テクニカル指標による売り

金市場

金先物(COMEX)

  • 12月限: 2552.90ドル/オンス(0.1%未満の下落)

金スポット価格

  • 2519.54ドル/オンス(0.1%未満の上昇)

価格変動の要因

  • 米利下げ期待
  • 中央銀行による買い
  • 地政学的リスクによる逃避需要

市場の注目点

今後の経済指標

  • 7月の米個人消費支出(PCE)コア価格指数(30日発表予定)
    • 予想: 3カ月移動平均で年率2.1%上昇

金融政策への影響

  • インフレ統計が米利下げ軌道の手掛かりに

専門家の見解

Fxプロ(アレックス・クプツィケビッチ氏)

  • 原油価格の短期的なテクニカル要因を指摘
  • WTIの200日移動平均線が上値抵抗線になる可能性

まとめ

原油市場では、リビアの供給停止による急激な価格上昇の反動で、WTIとブレント原油ともに2%以上下落しました。テクニカル指標が売りのきっかけとなり、直近の上昇が行き過ぎだったとの見方が広がっています。

一方、金市場はもみ合いの展開となっています。年初来20%以上上昇した金価格は、米国の利下げ期待や中央銀行の買い入れ、地政学的リスクによる逃避需要に支えられています。