2024/8

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/8/7

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

情報収集の時短にぜひ活用してください。

国内外の経済動向、株式市場、為替、金利、企業の業績など幅広いトピックについて、専門家による解説や独自の視点を交えて分析。

初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします。

当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです。

昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています。

X(Twitter)でも毎日の値動きやニュースを発信していますので、ぜひフォローよろしくおねがいします。

 ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介

経済ニュースを日々キャッチアップするのと同時に、ファンダメンタル分析の理解をさらに深めたい方に向けて、いくつかの優れた書籍を紹介します!

私自身も読んでいる本で、初心者の方にも読みやすく、金融リテラシーが上がること間違いなしです!是非ご覧になってください。

全てを一度に紹介しきれないので、定期的に更新します!

転換の時代を生き抜く投資の教科書 後藤 達也 (著)

「元日経新聞記者の後藤達也さんが、現代の複雑な経済環境をわかりやすく解説。新NISA、株高、円安、インフレなど、今日的なトピックを通じて、投資の基礎から経済の仕組みまで幅広く学べます。株式市場を通じて世界情勢や社会変化を理解し、ビジネスパーソンに必要な経済知識と教養を身につけられる一冊です。」

「Amazonの紹介リンクです。興味がありましたら上記のリンクから購入いただけると、日々の励みになります。よろしくお願いいたします。」

昨日の市況まとめ 1分解説

 

まとめ

各市場は米利下げ観測の後退や株式市場の回復による影響を受けています。株式市場は大規模な売りが一巡し反発、債券市場の利回りは上昇、円相場はもみ合いで推移、コモディティ市場では原油が反発、金が続落するなど、多様な動きが見られました。

 

株式市場(総合ニュース)

昨日(6日)は金利上昇、ドル横ばい、株小幅高でした。

株価指数の動向

  • S&P500種株価指数
    • 終値: 5240.03 (+53.70, +1.04%)
  • ダウ工業株30種平均
    • 終値: 38997.66 (+294.39, +0.76%)
  • ナスダック総合指数
    • 終値: 16366.85 (+166.77, +1.03%)

押し目買いの活発化

  • 大規模な売りが一巡
  • 割安となった銘柄に買いが入る
  • テクニカル上「売られ過ぎ」領域の影響
  • VIX指数: 2010年以来の大幅低下

半導体銘柄の動向

  • エヌビディア: +3.8%、半導体銘柄を牽引

マグニフィセント・セブン指数

  • 上昇率: +1.2%

小型株指標

  • ラッセル2000指数: +1.2%

個別銘柄の動向

  • ウォルト・ディズニー: ストリーミングサービス「ディズニー+」の料金引き上げ
  • キャタピラー: 強気な業績見通しを示し、買いが入る

世界市場: 落ち着きの兆し

  • 要因:
    • 弱い経済指標
    • 期待外れのハイテク企業決算
    • 伸び切ったポジション
    • 季節的なトレンドの悪さ
    • 一定の落ち着きが戻る

 ゴールドマン・サックスの分析

  • 注目ポイント:
    • S&P500種は直近の高値から5%下落した後の3カ月に中央値で+6%のリターン
  • 期間: 1980年以降

専門家の意見

  • LPLファイナンシャル: クインシー・クロスビー氏
    • 「いかなる指標で見ても相場は『売られ過ぎ』」
    • 反発の時期が来ている
    • 市場を売りの連鎖に追い込んだ懸念は和らいでいるか疑問
    • 一定のボラティリティーは続く
  • ソーンバーグ・インベストメント・マネジメント: ベン・カービー氏
    • 「過剰なものは燃焼される」
    • 健全なプロセスの一環と捉える

 

まとめ

8/6日の米国株式市場は全面的に反発。大規模な売りが一巡し、「売られ過ぎ」感から押し目買いが活発化。

VIX指数の大幅低下は市場の落ち着きを示す。ハイテク株を中心に上昇が目立つが、専門家は今後もある程度の変動性を予想している。

 

 

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

  • 2024/09/18 100%(%)
  • 2024/11/07 100%

年内利下げ確率 2回→0%(%) 3回→0%(%) 4回→74.07%(+25.59%) 5回→25.93%(-25.59%)

米国債利回りの動向

  • 30年債利回り: 4.18% (+10.7bp, +2.63%)
  • 10年債利回り: 3.89% (+10.2bp, +2.68%)
  • 2年債利回り: 3.97% (+5.3bp, +1.35%)

 米国債入札

  • 3年債入札
    • 規模: 580億ドル(約8兆4000億円)
    • 応札倍率: 2.55倍
    • 最高落札利回り: 3.810%

専門家の見解

  • アメリベット・セキュリティーズ: グレゴリー・ファラネロ氏
    • 「まずまずの入札。高めの利回りが今後求められる」
  • CIBCプライベート・ウェルスUS: デービッド・ドナベディアン氏
    • 「FRBは金融市場のシステミックリスクを重視。株式相場の調整で方針を変える可能性は低い」
  • ナティクシス・インベストメント・マネジャーズ: ジャック・ジャナシウィック氏
    • 「センチメントが行き過ぎている可能性。減速はリセッションとは異なる」

利下げ観測と市場の動向

  • 年内の米利下げ観測後退
    • 金利スワップ市場が織り込む利下げ幅: 105bp (前日は150bp)

経済状況と景気見通し

  • 米経済が急速に景気後退に陥る懸念が後退
  • 株式市場の回復で、安全資産としての米国債の需要低下
  • 2年債と10年債の利回り格差が-10bp(前日は1.50bpのプラス)

その他の見解

  • FHNファイナンシャル: ウィル・コンパーノレ氏
    • 「金融政策は時間差で機能するため、先手を打つ必要あり」
    • 労働市場は景気の遅行指標
  • サンフランシスコ地区連銀: メアリー・デイリー総裁
    • 7月の米雇用統計が景気の減速を示唆するかの判断は時期尚早
    • 労働市場の維持が重要

まとめ

米国債市場では利回りが上昇。景気後退懸念の緩和と株式市場の回復が背景。

3年債入札は堅調だが、今後はより高い利回りが求められる可能性。FRBの政策対応への注目が高まる中、景気減速とリセッションの境界線を見極めることが重要。

 

 

 

 

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

円相場の概要

  • ドル/円相場
    • 現在値: ¥144.35 (+¥0.17, +0.12%)
    • 値動きの範囲: 144円〜145円
  • ブルームバーグ・ドル指数
    • 現在値: 1249.19 (+3.54, +0.28%)

ドルの動向

  • ユーロ/ドル
    • 現在値: 1.0930(−0.0022, -0.20%)
  • ポンド/ドル
    • 現在値: 1.2697(−0.0082, -0.64%)

専門家の見解

  • バンク・オブ・アメリカ: アレックス・コーエン氏
    • 「米利下げサイクルが進めば、ドルの実質金利が損なわれる可能性。ドルのポジションはロング、バリュエーションは高い」
  • ジェフリーズ・ファイナンシャル: ブラッド・ベクテル氏
    • 「142-145円のドル/円相場は日本銀行と日本の財務省にとって好ましい」
    • 「150円を超える場合、再度タカ派的な発言が増加の可能性」
  • BCAリサーチ: ピーター・ベレジン氏
    • 「米金融当局が利下げに向かう中、円は一段と上昇可能」
    • 「2024年のドル/円相場の目標は1ドル=115円」

為替市場のボラティリティ

  • メルク・インベストメンツ: アクセル・メルク氏
    • 「市場のボラティリティーがまだ終わっていない」
    • 「大きな動きはある程度正常化している」
  • コーペイ: カール・シャモッタ氏
    • 「最近の動きの一部は行き過ぎ」
    • 「安全資産としての需要が薄れ、主要通貨ペアで資金の流れが正常化つつある」

キャリートレードと影響

  • UBSアナリスト
    • 「円キャリートレードの巻き戻しは50%完了、まだ続く見通し」
  • ドル指数:
    • 現在値: 102.96 (+0.087%)
  • スイスフラン:
    • ほぼ変わらず、7月29日以降約4%上昇

利下げ観測と市場の反応

  • CMEフェドウオッチ:
    • 年内計1.10%利下げ予測
    • 9月利下げ予測: 0.50% (確率70%)

その他の通貨動向

豪ドル/米ドル:

    • 現在値: $0.6533 (+0.0055, +0.55%)
    • オーストラリア準備銀行が政策金利を4.35%に据え置き、年内の利下げの可能性を否定

 

まとめ

為替市場では円相場が144〜145円のレンジ内でもみ合い。ドル指数は上昇し、米利下げ観測が後退。

専門家は中長期的な円高の可能性を指摘する一方、現在の水準は日本当局にとって許容範囲内とみられる。

市場は年内の米利下げを織り込んでおり、今後のFRBの動向と円キャリートレードの巻き戻し状況が注目される。

 

 

コモディティ市場

原油市場

  • WTI先物: 73.20ドル (+0.26ドル, +0.4%)
    • 4日ぶりに反発
  • ブレント先物: 76.48ドル (+0.2%)

要因

  • リスク資産回復の影響
    • 株式市場を中心にリスク資産が前日の急落から回復したため、買いが入った
  • 原油価格の底堅さ
    • 原油は前日に7か月ぶりの安値を付けており、売られ過ぎの修正も入った
  • 現物逼迫の兆候
    • リビアの供給停止や、中東情勢の緊迫化による供給懸念

市場の見方

  • ゴールドマン・サックス
    • 原油相場はここ数日、株式市場と歩調を合わせて下落してきたが、米国のリセッションリスクは限定的
    • 投機的なポジションが拡大する余地があるため、ブレント原油は1バレル=75ドルが支持線となる見通し

金市場

  • 金先物: 2431.60ドル (-12.80ドル, -0.5%)
  • 続落

要因

  • リスク選好ムードの回復
    • 株式市場の持ち直しを受けて、安全資産である金には売りが優勢
  • ドル高・米利下げ観測の後退
    • ドル高と米利下げ期待の後退も金価格の下押し圧力

その他

  • 金ETFの保有量は、直近の取引で12万5101オンス増加

まとめ

原油市場は4日ぶりに反発、リスク資産の回復と売られ過ぎ感が支援材料となった。

現物逼迫の兆候や中東情勢が注目される一方、金相場は株式回復とドル反発を受けて下落。専門家は原油市場に対して比較的楽観的な見方を示すが、地政学的リスクや経済指標の動向が今後の焦点となる。