2024/8

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/8/8

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

情報収集の時短にぜひ活用してください。

国内外の経済動向、株式市場、為替、金利、企業の業績など幅広いトピックについて、専門家による解説や独自の視点を交えて分析。

初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします。

当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです。

昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています。

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

まとめ

市場全体として、地政学的リスクや景気後退懸念が影響を与え、不安定な状態が続いています。

株式市場は景気後退懸念と米10年債入札の不調で反落し、特にテクノロジー株が大幅に下落しました。債券市場では米国債利回りが上昇し、短期的な利回りの上昇トレンドが続く見込みです。

為替市場では日銀のハト派的金融政策発言により円が対ドルで軟調に推移し、円キャリー取引の巻き戻しが進行しています。コモディティ市場では、地政学的リスクと供給不足が原油先物相場を押し上げています。

 

株式市場(総合ニュース)

昨日(7日)は長期金利上昇、ドル小幅高、株安でした。

主な市場トレンド

米国株の反落

  • 米10年債入札の需要が弱い
  • 主要株価指数の下落
    • S&P500種株価指数: -0.77%
    • ダウ工業株30種平均: -0.60%
    • ナスダック総合指数: -1.05%

株式市場の脆弱性

歴史的なボラティリティ

  • 米国株市場は引き続き脆弱
  • 投資家は神経質な状況
  • 株価の配分は2015年以降の平均水準に未達

市場センチメント

  • 利益確定売りや景気後退の懸念
  • 一部企業の業績見通しの弱さ

注目ニュースイベント

主要テクノロジー株の下落

  • エヌビディア株の下落
  • 決算が期待外れのスーパー・マイクロ・コンピューター: -20%
  • 低調な業績見通しのエアビーアンドビー

企業業績への影響

  • ウォルト・ディズニーのテーマパーク需要減速見通し: -4.5%
  • サーバー大手スーパー・マイクロ・コンピューターの株価急落: -20.1%
  • 同業デル・テクノロジーズも急落: -4.9%

経済指標と見通し

日銀の政策

  • 日銀副総裁の発言: 金融資本市場が不安定では利上げをしない
  • 日銀の利上げで円が上昇、キャリートレード解消

未来の注目指標

  • 来週発表予定の米消費者物価指数(CPI)

まとめ

8/7日の米国株は、10年債入札の需要が弱かったことで反落しました。主要株価指数では、S&P500が0.77%、ダウ工業株が0.60%、ナスダックが1.05%下落しました。エヌビディアをはじめとする大型テクノロジー株が売られ、スーパー・マイクロ・コンピューターが決算期待外れで20%急落したことが注目されます。

日銀のハト派的なシグナルを受け、円が上昇し、キャリートレードの解消が続いています。投資家は、来週の米消費者物価指数(CPI)の発表に注目しており、市場は引き続き高いボラティリティの中にあります。

 

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

  • 2024/09/18 100%(%)
  • 2024/11/07 100%

年内利下げ確率 2回→0%(%) 3回→0%(%) 4回→59.29%(-14.78%) 5回→40.71%(+14.78%)

主な市場トレンド

米国債利回りの上昇

  • 米30年債利回り: 4.25% (+6.7bp, +1.61%)
  • 米10年債利回り: 3.94% (+5.1bp, +1.32%)
  • 米2年債利回り: 3.97% (-0.9bp, -0.22%)

10年債入札の不調

  • 10年債入札規模: 420億ドル
  • 最高落札利回り: 3.960%
  • 応札倍率: 2.32倍 (2022年12月以来の低水準)

市場センチメント

投資家のリスク選好の改善

  • 低利回りの10年債が敬遠される
  • 高格付け企業の社債発行が増加

短期的な利回り上昇の見通し

  • 米国債利回りの上方向への調整が続く可能性
  • 雇用統計を受けたリプライシング

広範な証拠の不足

  • 「労働市場や市場機能における深刻な悪化」がない限り、利回りは低過ぎるとの見方

注目ニュースイベント

企業の社債発行

  • メタ・プラットフォームズなど高格付け企業の社債発行が米国債に影響

労働市場の状況

  • 弱い雇用統計が利回りの動向に影響

投資家への影響と対策

短期的な見通し

  • 利回りの上昇傾向が続く可能性
  • 高リスク債券への資金シフト

長期的な展望

  • 市場のリプライシングがどこまで進むか注目
  • 労働市場の状況に応じた対応が必要

まとめ

国債利回りは、30年債が4.25%に、10年債が3.94%に、それぞれ上昇しました。

10年債の入札が不調で、応札倍率が2022年12月以来の低水準である2.32倍でした。また、投資家のリスク選好が改善し、低利回りの米国債が敬遠されている状況です。短期的には利回りの上昇が続く見通しです。

 

 

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

主要な市場動向

  1. 円相場の軟調: ドル/円は146.76円まで上昇 (+1.68%)
  2. ドル指数の微増: ブルームバーグ・ドル指数は1250.61 (+0.11%)

円安の主な要因

  1. 日銀副総裁の発言: 金融市場不安定時の利上げ否定
  2. キャリートレード巻き戻しの沈静化
  3. 日銀の追加利上げに対する慎重姿勢

市場センチメント

  1. 米国の利下げサイクル開始への期待
  2. 世界的な市場の安定化

アナリスト予想

  • 短期: ドル/円は148.50円に向かう可能性 (クレディ・アグリコルCIB)
  • 中期: 9月末までに143円付近 (ノムラ・インターナショナル)
  • 長期: 来年末までに対ドルで10%余り上昇 (UBS)

今後の注目点

  1. 米国の景気動向
  2. 日銀の金融政策スタンス
  3. FRBの利下げタイミング

 

まとめ

円は対ドルで146.76円まで下落しました。日銀副総裁の発言が利上げに慎重な姿勢を示したため、円売りが加速しました。

円キャリー取引の巻き戻しや米景気後退の懸念もあり、市場は短期的な円安ドル高を予測しています。ただし、長期的には円の上昇が見込まれています。

 

コモディティ市場

原油市場

価格動向

  • WTI原油先物(9月限): 75.23/バレル(+2.03, +2.8%)
  • 北海ブレント原油先物(10月限): $78.33/バレル (+2.4%)

上昇要因

  1. 世界株式市場の回復傾向
  2. 中東情勢の緊迫化
    • イランによるイスラエル攻撃の懸念
    • ウクライナ軍のロシアへの越境攻撃
  3. リビアの油田生産停止
  4. 米原油在庫の減少(6週連続)

市場の見通し

  • OPECプラスによる減産縮小の方針
  • 中国と米国の需要低迷による逆風

金相場

価格動向

  • 金先物(12月限): 2,432.40/オンス(+0.80)
  • 金スポット: $2,389.73/オンス (-0.1%)

市場動向

  • 株式市場との連動性
  • 年初来で約16%上昇
  • 中央銀行の需要増加
  • 地政学的リスクによる逃避需要

アナリスト見解

PVMオイル・アソシエーツ(タマス・バルガ氏):

  • 景気後退懸念が強い投資家は株式やコモディティから撤退
  • 多数の投資家は明確な後退兆候がない限り、投資を継続する傾向

今後の注目点

  1. 中東情勢の推移
  2. 世界経済の動向(特に中国と米国)
  3. OPECプラスの生産政策
  4. 米国の金融政策(利下げ観測)

 

まとめ

原油先物相場は、イランによるイスラエルへの報復攻撃の懸念やウクライナのロシア攻撃、リビアのシャララ油田生産停止など、地政学的リスクが高まる中で続伸しました。

WTI先物は75.23ドル、北海ブレントは78.33ドルに上昇し、米原油在庫が6週連続で減少したことで需要の強さが確認されています。

一方で、中国と米国の需要低迷やOPECプラスの減産幅縮小が今後の価格動向に影響を与える可能性があります。