2024/9

【経済ニュースまとめ】・わかりやすく要約・2024/9/6

【経済ニュースまとめ】

 わかりやすく要約とは?

 

このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)をAIを使い、主要なファンダメンタルを初心者にも分かりやすく要約しています。

株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています。

情報収集の時短にぜひ活用してください。

国内外の経済動向、株式市場、為替、金利、企業の業績など幅広いトピックについて、専門家による解説や独自の視点を交えて分析。

初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします。

当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです。

昨日何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います。

金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています。

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

 

経済指標カレンダー

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー

 

株式市場(総合ニュース)

昨日(5日)は金利低下、ドル小幅安、株安でした。

米国株式市場

S&P500種株価指数の続落

  • 前日比 -16.66ポイント (-0.30%)
  • 終値 5503.41ポイント

ダウ工業株30種平均の下落

  • 前日比 -219.22ポイント (-0.54%)
  • 終値 40755.75ポイント

ナスダック総合指数の上昇

  • 前日比 +43.36ポイント (+0.25%)
  • 終値 17127.66ポイント

注目の8月雇用統計

投資家の関心

  • 6日発表予定の8月雇用統計に注目
  • FOMCの利下げ幅への影響が予想される

市場の予想

  • 「リスクオン」反応を予想する投資家が44%
  • 「リスクオフ」反応を予想する投資家が27%
  • 「反応薄・まちまち」と予想する投資家が29%

最新の経済指標

ISM非製造業総合景況指数

  • 予想を上回る結果
  • 2カ月連続で活動拡大を示す

ADP民間雇用者数

  • 2021年1月以来の低い伸び
  • 市場予想を下回る

新規失業保険申請件数

  • 前週比0.5万件減の22.7万件
  • 市場予想(23万件)を下回る

市場の見方

「ゴルディロックス」シナリオへの期待

  • 熱すぎず冷たすぎない経済状況を理想視

利下げに対する見方

  • 0.5ポイントの利下げ可能性
  • 雇用統計が予想を大きく下回った場合に織り込まれる可能性

個別銘柄の動き

エヌビディアの反発

  • 最近の株価下落で買いの好機との見方

マグニフィセント・セブンの上昇

  • 指数が1.6%上昇

まとめ(解説)

5日の米国株式市場は、主要指数が混合の動きを見せる中、市場の注目は本日6日発表予定の8月雇用統計に集中しています。

この雇用統計は、今後のFOMCの利下げ判断に大きな影響を与えると予想されています。最新の経済指標は強弱まちまちの結果となり、市場は景気の方向性を見極めようとしている段階です。

投資家の多くは雇用統計に対して「リスクオン」の反応を予想していますが、大幅な利下げの可能性も視野に入れています。個別銘柄では、エヌビディアを含む大型ハイテク銘柄が注目を集めています。全体として、市場は「ゴルディロックス」シナリオを期待しつつ、慎重な姿勢を保っています。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

今日

昨日

総合的利下げ織り込み(前日比)

今日

昨日

次回利下げ確率(前日比)

2024/09/18(次回FOMC) 

  • 1回→59.00%(+4.00%)
  • 2回→41.00%(-4.00%)

年内利下げ確率

  • 2回→0%(%)
  • 3回→0%(0%)
  • 4回→62.34%(+9.13%)
  • 5回→37.66%(-9.13%)

米国債市場

米国債相場の上昇(利回りの低下)

  • 30年債利回り: 4.02% (-4.2bp)
  • 10年債利回り: 3.72% (-3.4bp)
  • 2年債利回り: 3.74% (-1.5bp)

年内の利下げ予想

  • 計1ポイント余りの利下げを織り込み
  • 少なくとも1回の大幅利下げを見込む

8月雇用統計の重要性

FOMCの利下げ判断への影響

  • 9月の利下げ幅(0.25ポイントか0.5ポイントか)を左右
  • パウエルFRB議長の労働市場重視姿勢

市場の反応予測

  • 雇用統計発表前後で大きな変動の可能性
  • 2年債先物オプションは約17bpの変動を織り込む

利下げ幅を巡る市場予想

金利スワップ市場の見方

  • 0.5ポイント利下げを約35%の確率で織り込み

エコノミストの予想

  • 0.25ポイント利下げが優勢

大手金融機関の予想

  • シティグループ:雇用統計次第で0.25ポイントの可能性
  • JPモルガン:0.5ポイント利下げは雇用統計次第

為替市場の動向

オプション市場の動き

  • 2023年3月以来の高水準
  • ドル安傾向を示すリスクリバーサル

今後の注目点

8月消費者物価指数(CPI)

  • 9月11日発表予定
  • 利下げ幅判断の追加材料に

FRB関係者の発言

  • ブラックアウト期間後の方針示唆の可能性

まとめ(解説)

米国債市場は上昇(利回りは低下)し、市場は年内に1ポイント(1%)以上の利下げを織り込んでいます。

8月6日発表の雇用統計が、9月のFOMC会合での利下げ幅(0.25ポイントか0.5ポイントか)を左右すると見られており、市場は大きな変動に備えています。

金利スワップ市場は0.5ポイントの利下げを約35%の確率で織り込んでいますが、エコノミストは0.25ポイントの利下げを予想しています。

為替市場もこの雇用統計に注目しており、ドル安傾向が見られます。雇用統計後も、8月のCPI発表や、FRB関係者の発言が市場の方向性を決める重要な要因となる可能性があります。

為替市場(FX) 通貨強弱(前日)

通貨全体
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

円相場の動向

ドルの動き

  • ブルームバーグ・ドル指数: 1230.71 (-0.19%)
  • 神経質な値動き
  • 翌日物インプライドボラティリティが2023年3月以来の高水準

主要通貨ペアの動き

  • ドル/円: 143.40円 (-0.24%)
    • 一時142円85銭まで円高進行(1カ月ぶりの円高水準)
  • ユーロ/ドル: 1.1110ドル (+0.25%)
    • 1週間ぶりの高値
  • ポンド/ドル: 1.31715ドル (+0.2%)

市場の注目点

米雇用統計への注目

  • 6日発表の雇用統計が焦点
  • 雇用者数の伸び悩みや失業率上昇で0.5ポイント利下げ織り込みの可能性

米小売売上高への注目

  • 17日発表の8月小売売上高も重要視
  • 消費者の支出動向が景気拡大維持に影響

金融政策の見通し

FOMCの利下げ予想

  • 9月FOMC:0.25ポイント利下げ確率59%、0.5ポイント利下げ確率41%
  • 年内に計1ポイントの利下げを織り込み

イングランド銀行の動向

  • 9月の利下げ可能性は低い
  • 11月の0.25ポイント利下げは織り込み済み

暗号資産市場

主要通貨の値動き

  • ビットコイン: 56,510ドル (-2.6%)
  • イーサリアム: 2,387ドル (-2.8%)

まとめ(解説)

為替市場は6日発表の米雇用統計を控え、神経質な動きとなっています。ドルは主要通貨に対して弱含みで、特に円に対しては1カ月ぶりの安値をつけました。

市場は米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の利下げ動向に注目しており、9月のFOMCでの利下げ幅や年内の利下げ回数について様々な予想が飛び交っています。

雇用統計の結果次第では、市場の予想が大きく変動する可能性があります。また、8月の小売売上高も重要な指標として注目されています。

コモディティ市場

原油市場

原油価格の推移

  • 北海ブレント原油: 72.69ドル/バレル (ほぼ変わらず)
    • 2023年6月下旬以来の安値水準
  • WTI原油: 69.15ドル/バレル (-0.1%)

OPECプラスの動向

  • 供給拡大計画を2カ月遅らせることで合意
  • 10月からの日量18万バレル増産を延期

市場要因

  • リスクオフ sentiment が原油価格の重し
  • アルゴリズム取引による下落加速
  • CTAのショートポジションが最大限に

金市場

金価格の推移

  • スポット価格: 2515.09ドル/オンス (+0.8%)
  • COMEX先物(12月限): 2543.10ドル/オンス (+0.7%)

価格上昇の要因

  • 労働市場関連データの影響
    • ADP民間雇用者数の伸び鈍化
    • 新規失業保険申請件数の予想下回り

市場の注目点

  • 翌日発表予定の雇用統計
  • FRBの利下げ見通し

市場全体の傾向

リスク資産のモメンタム低下

  • 株式相場の軟調な展開

金融政策への影響

  • 労働市場の減速兆候
  • インフレ圧力抑制の可能性

今後の見通し

  • 9月の利下げ開始予想
  • CTAのショートカバーの可能性

まとめ(解説)

原油市場は、OPECプラスの供給抑制策にもかかわらず、リスクオフや投機的売りにより、約1年ぶりの安値水準で推移しています。

金市場では、金スポット価格が上昇し、労働市場データを背景に物価上昇圧力を抑制する可能性が示されています。FRBの政策はインフレよりも労働市場へのリスクを懸念しており、9月に利下げが開始されるとの見込みです