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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説
経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き
米国株式市場、2024年最後の取引日は続落
主要指数の動向
- S&P500種株価指数:5881.63(-25.31、-0.43%)
- ダウ工業株30種平均:42544.22(-29.51、-0.07%)
- ナスダック総合指数:19310.79(-176.00、-0.90%)
2024年の株式市場
- S&P500種は2023年初め以降に50%余り値上がり
- 2年間の上昇率は1990年代後半以来の大きさ
個別銘柄の動向
- USスチール:9.5%急伸
- 日本製鉄による買収提案が好感された
市場関係者の見解
ジム・スミゲル氏(SEI最高投資責任者)
- 米国株の短期的な反発は勢いを失っている
- 堅調な米経済と金融当局の見方変化が要因
- 年末の薄商いや投資家のリバランス、節税対策の影響に留意すべき
グレッグ・バサック氏(AXSインベストメンツCEO)
- 24年はAIブーム、FRBの利下げ、堅調な米国経済で株価大幅上昇
- 投資家はトランプ新政権の影響と特定セクターへの影響に慎重になるべき
セクター別の年初来パフォーマンス
- 大幅上昇:通信サービス、情報技術、一般消費財(29.1%─38.9%)
- 低調:ヘルスケア、不動産、エネルギー(1桁の上昇率)
- 下落:素材
まとめ
米国株式市場は2024年、AIブームとFRBの利下げ、堅調な米国経済を背景に記録的な高値を付けたものの、大納会は続落して取引を終えた。
S&P500種は2年間で1990年代後半以来の大幅上昇を記録。セクター別では、通信サービス、情報技術、一般消費財が大きく上昇した一方、素材は唯一の下落セクターとなった。
市場関係者からは、米国株の短期的な反発は勢いを失っているとの指摘がある。金融市場はFRBによる来年の追加利下げを織り込んでいるが、割高なバリュエーションとトランプ次期政権の政策を巡る不確実性にも注目が集まる。
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
2025/1/29(次回FOMC) 次回利下げ確率(前日比)
現在の米政策金利⇨425-450(4.25%)
※1回⇨0.25%
- 0回→88.78%(0%)
- 1回→11.22%(0%)
来年12まで利下げ確率(回数)
※1回⇨0.25%
- 1回→0%(-27.32%)
- 2回→0%(-72.68%)
- 3回→9.11%(-4.09)
- 4回→90.89%(+4.09)
米国債の動向
主要国債利回りの変化
- 米30年債利回り:4.78%(+3.2bp、+0.66%)
- 米10年債利回り:4.57%(+3.6bp、+0.80%)
- 米2年債利回り:4.24%(±0.0bp、±0.00%)
2024年の米国債市場
- 米債券に関するブルームバーグの指数はプラスを確保
- 23年と比べると小幅な上げにとどまる
市場の動向
- 薄商いの中、国債利回りが上昇
- トランプ政権がもたらす変化を見極める動きが出る中、方向感を欠く取引
- 一部市場関係者は来年の市場変動リスクを指摘
10年債利回りの動向
- 3.4ベーシスポイント(bp)上昇の4.579%
- 年初から60bp超上昇、2年ぶりの大きな上昇幅
- 今年の最高水準は4月の4.7390%
市場関係者の見解
トーステン・スロク氏(アポロ・グローバル・マネジメント チーフエコノミスト兼パートナー)
- タームプレミアムは過去3カ月で75bp上昇
- 市場で米国の財政持続可能性に対する懸念が高まっている可能性
- 25年に金利市場の変動性が高まるリスクが上昇
その他の動向
- 2年債利回りはほぼ横ばいの4.252%、年初から約7bp低下
- 2年債と10年債利回り差は一時34.3bpと、2022年5月以来の水準に拡大
- FRBは今年、合計1%ポイントの利下げを実施
- 金利市場では、FRBは89%の確率で来年1月の次回会合で金利据え置きを決定すると見込まれている
まとめ
米国債市場では、年末の薄商いの中で国債利回りが上昇。10年債利回りは年初から60bpを超えて上昇し、2年ぶりの大きな上昇幅を記録した。市場関係者からは、米国の財政持続可能性に対する懸念の高まりや、来年の金利市場の変動性上昇リスクが指摘されている。
FRBは2024年、合計1%ポイントの利下げを実施。金利市場ではFRBが来年1月の次回会合で金利を据え置くとの見方が優勢だが、トランプ新政権がもたらす変化を見極める動きが出る中、方向感を欠く取引となった。2年債と10年債の利回り差は一時2022年5月以来の水準に拡大するなど、イールドカーブのスティープ化も見られた。
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体(前日)
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑