【経済ニュースまとめ】
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目次
- 1 ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介(書評)サイト
- 2 昨日の市況まとめ 1分解説
- 3 経済指標カレンダー
- 4 株式市場(総合ニュース)
- 5 債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
- 6 為替市場(FX) 通貨強弱
- 7 コモディティ市場
ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介(書評)サイト
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昨日の市況まとめ 1分解説
経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き
大型テック株が牽引、続伸する米国株式市場の最新トレンド
S&P500種株価指数が続伸
S&P500種株価指数は0.55%上昇し、5975.38で取引を終了しました。大型テクノロジー株の買いが同指数を押し上げ、市場全体に上昇傾向が見られました。
大型テクノロジー株の影響
ナスダック総合指数は1.24%上昇し、19864.98となりました。特にエヌビディアが最高値を更新し、テック株全体の上昇を牽引しました。一方で、S&P500種構成銘柄の大半は下落しました。
エヌビディアの最高値更新
エヌビディアは、ジェンスン・フアンCEOの講演を控え、最高値を更新しました。投資家の期待感が高まり、株価上昇の原動力となりました。
銀行株の上昇と規制緩和への期待
FRBのマイケル・バー氏が銀行監督担当副議長を退任することが明らかになり、規制緩和への楽観から銀行株が上昇しました。シティグループはアナリストの投資判断引き上げを受けて買われました。
市場関係者の見解
アンドルー・タイラー氏(JPモルガン・チェース)
- 主な意見や予測: 米国株の急上昇リスクは高まっているものの、力強い経済成長により弱気相場に陥る可能性は極めて低い。
- 市場への影響の分析: 経済成長が株式市場を下支えし、堅調な動きが続くと予想。
デービッド・コスティン氏(ゴールドマン・サックス・グループ)
- 主な意見や予測: 今年は企業利益が米株上昇の主な原動力になる。S&P500種は年末までに6500に達すると予想。
- 市場への影響の分析: 企業業績の改善が株価を押し上げ、中長期的な上昇トレンドが期待される。
マーク・ハケット氏(ネーションワイド)
- 主な意見や予測: 「押し目買い」の心理がなお強く、投資家は引き続きハイテクに傾斜している。2025年はS&P500種への投資だけで簡単に二桁のリターンが得られる年にはならない。
- 市場への影響の分析: 成功するためには、一層の自制心と創造性が求められる市場環境になると指摘。
ロリ・カルバジーナ氏(RBCキャピタル・マーケッツ)
- 主な意見や予測: 株式市場は「自律修正」し始めており、センチメントの悪化は長期的には良いニュース。
- 市場への影響の分析: センチメントの悪化を経て、株式相場の停滞局面からの回復が期待される。
半導体株とAI関連投資の上昇
マイクロソフトが人工知能(AI)対応のデータセンター建設に800億ドルを投じる計画を発表し、半導体株の上昇を支えました。フィラデルフィア半導体指数は2.84%高となり、エヌビディアやAMDなどが大きく上昇しました。
自動車株の上昇と関税政策の期待
フォード・モーターが0.4%、ゼネラル・モーターズが3.4%上昇しました。トランプ次期政権の関税政策が予想よりも限定的になる可能性が報じられ、市場に安心感が広がりました。
FRBのバー副議長退任と金融政策
FRBのバー副議長が2月28日付で退任する意向を表明し、規制緩和への期待から銀行株が上昇しました。今週は経済指標やFRB当局者の講演が多数予定されており、金融緩和のペースに市場の注目が集まっています。
まとめ
米国株式市場は、大型テクノロジー株や半導体株の上昇により続伸しました。専門家の意見も総じてポジティブで、経済成長や企業業績の改善が市場を支えている状況です。一方で、投資戦略には自制心と創造性が求められるとの指摘もあり、引き続き市場動向を注視する必要があります。
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
2025/1/29(次回FOMC) 次回利下げ確率(前日比)
現在の米政策金利⇨425-450(4.25%)
※1回⇨0.25%
- 0回→93.05%(+4.27%)
- 1回→6.95%(-4.27%)
来年12まで利下げ確率(回数)
※1回⇨0.25%
- 1回→41.24%(-1.68%)
- 2回→58.76%(+1.68%)
米国債利回り上昇 – 債券市場に迫る変化を読み解く
長期債利回りが上昇傾向に
米国30年債利回りは一時4.86%に達し、2023年11月以来の高水準を記録しました。10年債利回りも上昇し、利回りカーブ(利回り曲線:異なる満期の債券利回りをグラフ化したもの)はスティープ化(急勾配になること)しています。
短期債利回りの動き
一方、2年債利回りはわずかに下落し、利回りカーブのスティープ化が進みました。短期債と長期債の利回り差が拡大しています。
国債入札と市場供給の増加
今週は大量の国債入札が予定されており、供給増加が懸念されています。特に、3年債入札の需要が低調であったことが市場に影響を与えました。
インフレ懸念とトランプ氏の政策影響
トランプ氏側近の関税議論
トランプ氏側近が関税の対象を狭める検討をしているとの報道がありましたが、トランプ氏がこれを否定しました。これにより、インフレ再燃の懸念が高まりました。
インフレと債券市場
インフレ懸念は債券価格の下落(利回りの上昇)につながります。投資家はインフレによる実質利回りの低下を警戒しています。
専門家の見解:債券市場への圧力
グレゴリー・ピーターズ氏(PGIMフィクスト・インカム共同最高投資責任者)
主な意見や予測
「膨大な量の債券が市場に流入しており、供給は増加する一方だ。インフレが根強く、または加速する可能性が高く、債券市場への圧力が強まっている。」
市場への影響の分析
債券供給の増加とインフレ懸念が重なり、債券価格の下落(利回りの上昇)圧力が高まっています
ジム・ビアンコ氏(ビアンコ・リサーチ創業者)
主な意見や予測
「10年債利回りが5%に向けて上昇する可能性がある。」
市場への影響の分析
利回りのさらなる上昇は、債券市場だけでなく株式市場や他の資産クラスにも影響を及ぼす可能性があり、広範な市場への波及効果が懸念されます。
今週の注目イベント
国債入札の前倒し実施
9日にカーター元大統領の国葬が行われるため、国債入札が前倒しで実施されます。7日に10年債、8日に30年債の入札が予定されており、市場への供給増加が予想されています。
社債発行の増加
今週は社債の発行も相次ぐ見込みで、債券市場全体で供給が増加します。これが利回りに与える影響にも注目が集まっています。
まとめ
米国債市場では、長期債利回りが上昇し、30年債利回りは23年11月以来の高水準を、10年債利回りは昨年5月以来の高水準を記録した。
短期債では2年債利回りが低下し、利回りカーブはスティープ化した。今週は総額1190億ドルの国債入札が前倒しで実施される。
トランプ次期政権の政策がインフレを再燃させるとの懸念から、米国債は売り圧力にさらされている。市場関係者は、債券供給の増加とインフレ圧力の高まりを指摘し、10年債利回りが5%に向けて上昇する可能性があると予想している
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体(前日)
ドル単体↑こちらのチャートはFX-laboさん↑