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株式市場(総合ニュース)
【米株大幅続伸】好調な企業決算と米中関係改善期待でリスク選好が強まる
- S&P500、ダウ、ナスダックがそろって1%超上昇
- 米中対立緩和への期待と企業決算の好調が追い風
- アップルが最高値更新、半導体株も史上最高値
- 10年債利回りは4%を割り込み、安全資産にも買い
- 投資家心理は改善傾向、押し目買いが活発
米株市場、堅調な企業決算で続伸
20日の米国株式市場では主要3指数がそろって上昇しました。
S&P500は1.07%高の6735.13、ダウ平均は1.12%高の46706.58、ナスダックは1.37%高の22990.54で取引を終えました。
これまでに決算を発表した企業の約85%が市場予想を上回る利益を発表しており、これが株価上昇を後押ししています。S&P500の2日間の上昇率は6月以来の大きさとなりました。
米中関係の改善期待が追い風に
トランプ大統領が「11月1日までに合意がなければ関税引き上げ」と警告しつつも、習近平国家主席と来週会談予定と発表。
これにより、「対立よりも交渉再開が進む」との見方が広がり、市場心理を支えました。
中国のレアアース(希土類)輸出規制に関する懸念もいったん和らぎ、ハイテク株中心に買いが入っています。
ハイテク・金融株が上昇を主導
AI(人工知能)関連投資への期待やテクノロジー企業の好決算見通しが、相場の牽引役となりました。
中でもアップルはiPhoneの販売好調を背景に年初来最高値を更新(+3.9%)
フィラデルフィア半導体指数(SOX)は史上最高値を更新し、1.6%高で終了しました。
「マグニフィセント・セブン(米主要ハイテク7社)」関連指数も1.6%上昇。
ラッセル2000(小型株指数)は1.9%高と大型株を上回りました。
投資家心理は改善、押し目買いが継続
市場関係者のコメントからも、強気ムードが感じられます。
一方で、モルガン・スタンレーのウィルソン氏は「貿易摩擦や業績鈍化のリスクは残っており、短期的には慎重姿勢が続く」と指摘しています。
注目の今週の決算
今週は以下の大型企業の決算発表が控えています。AI・半導体関連や自動車業界の動向が焦点です。
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テスラ(TSLA)
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ネットフリックス(NFLX)
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インテル(INTC)
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テキサス・インスツルメンツ(TXN)
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GM、フォード、IBMなど
まとめ
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米株は企業決算の好調と米中関係改善期待で上昇
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アップル・半導体株が上げを主導
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米10年債利回りは4%割れ、円は小幅安
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投資家心理は改善も、一部では慎重姿勢も残る
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今週はハイテク・自動車業界の決算に注目
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米国債利回り
米国債利回り、再び4%割れ インフレ懸念後退と利下げ観測が支えに
- 米国債は総じて上昇し、10年債利回りは再び4%を下回る
- 原油安でインフレ懸念が後退、FOMCの追加利下げ観測が強まる
- 年内2回の利下げを市場はほぼ完全に織り込み済み
米国債市場、長期ゾーン中心に上昇
20日の米国債市場では、長期債を中心に買いが優勢となり、利回りが低下しました。10年債利回りは再び4%を割り込んで3.98%に下落。
これは原油価格の下落によりインフレ懸念が後退したこと、そして来週のFOMC(連邦公開市場委員会)での利下げ観測が背景にあります。
国債 |
直近値 |
前日比(bp) |
変化率 |
米30年債利回り |
4.57% |
-3.7 |
-0.80% |
米10年債利回り |
3.98% |
-2.9 |
-0.72% |
米2年債利回り |
3.46% |
-0.2 |
-0.06% |
市場の注目:FOMCとインフレ指標
金利スワップ市場では、年内あと2回(各0.25%)の利下げが実施される可能性を織り込んでいます。
FRBはすでに9月の会合で、政策金利(FF金利)を4〜4.25%へ引き下げました。
今後の焦点は、24日に発表される9月のCPI(消費者物価指数)です。
エコノミストの予想では前年同月比+3.1%と、2024年5月以来の高水準となる見込み。
FRBが重視するPCE価格指数も8月に+2.7%上昇しており、物価の粘着性が続いています。
専門家の見方
モルガン・スタンレーのシチュロウスキ氏は、
「労働市場が減速し、インフレがいずれ落ち着くと考えるなら、債券には価値がある」
と述べ、今の金利水準は投資妙味があると指摘しました。
また、マーケッツ・ライブのアンドレス氏は、
「10年債利回りが今週4%を下回って終えるかは、CPI次第」
と分析しており、CPI発表までは4%近辺での攻防が続くとみています。
政府閉鎖リスクも残る
米政府機関の一部閉鎖が続く中、与野党の対立が解消されていません。
ただ、ホワイトハウスのハセット国家経済会議委員長は、
「今週中に閉鎖が終了する公算が大きい」
と述べ、政治リスクの緩和期待も相場の支えとなりました。
まとめ
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米国債は上昇、10年債利回りが4%を下回る
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インフレ懸念の後退と利下げ観測が背景
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市場は年内2回の利下げを織り込み
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CPI発表が今後の方向性を左右
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政府閉鎖リスクは残るが、早期解決の見方も
為替市場(FX) 通貨強弱
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