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昨日の市況まとめ 1分解説
株式市場(総合ニュース)
米株、最高値を更新 米中貿易合意期待と利下げ観測が追い風
- 米中首脳会談を控え、貿易合意への期待がリスク資産を押し上げた
- S&P500・ダウ・ナスダックの主要3指数が揃って最高値を更新
- FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ観測が株高を後押し
- 今週はマグニフィセント・セブン(M7)の決算が焦点
- 金や短期国債は逃避需要の後退で下落
米中関係改善への期待で株高に
27日の米株式市場は、米中貿易交渉の進展期待を背景に主要3指数が続伸しました。
S&P500種株価指数は6875.16(+1.23%)、ダウ平均は47544.59(+0.71%)、ナスダック総合指数は23637.46(+1.86%)といずれも終値で最高値を更新しました。
トランプ大統領と中国の習近平国家主席が30日に首脳会談を予定しており、両国は関税やレアアース輸出を巡って合意に近づいているとみられています。これを受けて投資家心理が改善し、「恐怖指数(VIX)」は約1カ月ぶりの低水準まで低下しました。
FRB利下げ観測と企業決算への期待
市場ではFRBが今週のFOMC(28~29日)で0.25%の利下げを行うとの見方が強まっており、金融緩和が株式相場を支えるとの期待が広がっています。
また、今週はハイテク大手5社──
マイクロソフト、アップル、アルファベット(Google親会社)、メタ、アマゾン──が決算を発表予定です。
これら5社でS&P500の時価総額の約4分の1を占めるため、決算結果が相場の方向を大きく左右する見通しです。
FOMC(連邦公開市場委員会)とは、FRBが金利政策を決める会合のことです。利下げは企業や個人の借入コストを下げ、経済を刺激する効果があります。
AI関連株が上昇 クアルコム・エヌビディア急伸
AI(人工知能)関連銘柄が引き続き市場を牽引しました。
クアルコムはデータセンター向けの新型AIチップを発表し、株価が11%急伸。
エヌビディアも2.8%高となりました。
また、テスラは米中協議の進展期待を受けて4.3%高。
中国企業の米上場株(アリババ、JDドットコム、バイドゥなど)も買われました。
専門家の見方
-
ナベリアー氏(ナベリアー&アソシエーツ)
「市場は将来の収益拡大への楽観を反映している」
-
ラーキン氏(Eトレード)
「FRBの利下げ見通しの中で、上昇相場が続くかは企業決算次第」
-
ホフマン氏(UBS)
「S&P500は2026年6月までに7300に達する可能性がある」
一方で残る懸念点
米中貿易交渉では関税やレアアースなどで歩み寄りが見られる一方、
国家安全保障や貿易不均衡といった根本的対立は依然として未解決です。
市場関係者の間では「短期的な緊張緩和に過ぎない」との見方もあります。
まとめ
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米国債利回り
米国債:短期債中心に下落、米中合意期待でリスク回避後退
- 米中貿易合意への期待で安全資産の米国債が売られ、短期債利回りが上昇
- FOMCでは利下げが予想される中でも短期金利は上昇、市場の先行き見通しは複雑
- 専門家は「米中協議進展までは利回りは一定レンジで推移」と分析
米国債市場の動き
27日の米国債市場では、2年債など短中期債が下落(=利回り上昇)しました。
背景には「米中が貿易合意に近づいている」という期待感があり、投資家がリスク資産(株など)に資金を移したため、安全資産である国債が売られました。
| 国債 |
利回り(直近) |
前日比(bp) |
変化率 |
| 米30年債 |
4.56% |
-3.8 |
-0.82% |
| 米10年債 |
3.98% |
-1.7 |
-0.43% |
| 米2年債 |
3.49% |
+1.5 |
+0.43% |
※bp(ベーシスポイント)とは:金利の最小単位で、1bp=0.01%のことです。
特に2年債利回りは一時3.52%近くまで上昇し、短期ゾーンでの売りが目立ちました。
投資家心理と専門家の見方
ヴァンエック・オーストラリアのアンナ・ウー氏は、
「米中関係の緊張が和らぎ、“安全資産一辺倒”の姿勢を巻き戻している」
と指摘。さらに、
「米中協議が大きく進展しない限り、利回りは一定の範囲内にとどまる」
との見通しを示しました。
一方、BNYインベストメンツのエラ・ホクサ氏は、最近発表された米CPI(消費者物価指数)が予想を下回った点を挙げ、
「金利は当面安定するが、2026年にかけて展開が変わる可能性もある」
と慎重な姿勢を見せています。
FOMCと入札動向
今週はFOMC(米連邦公開市場委員会)をはじめ、主要中銀の政策決定が相次ぎます。
また
入札後には短期債利回りがさらに上昇し、金利変動を後押ししました。
市場全体の見方
午後の取引では10年債利回りが3.997%前後で横ばい。
ブリンマー・トラストのジム・バーンズ氏は
「米中合意期待によるリスク選好で国債が売られたが、売り圧力はやや落ち着いた」
とコメント
市場では、政府機関閉鎖の影響で経済指標の発表が遅れ、12月FOMCでの利下げ判断が難しくなるとの声も上がっています。
まとめ
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体の動き

ドル単体の動き
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