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株式市場(総合ニュース)
S&P500反落、AIブーム一服 ― 買い疲れと利益確定売りが広がる
- S&P500は反落し、過去最高値更新が一服
- AI関連株の高騰による“買われ過ぎ警戒”が広がる
- テスラの廉価版「モデルY」発表も株価は軟調
- アナリストは「一時的な調整」と見る声が多い
市場の動き:高値圏で反落
8日の米株式市場では、S&P500種株価指数が0.38%安の6714.59で取引を終えました。
ダウ平均は0.20%安、ナスダックは0.67%安とそろって下落しています。
AIブームを背景に過去最高値の更新が続いていたS&P500ですが、
「買い疲れ」と「利益確定売り」が広がり、上昇一服となりました。
AIブームの加熱に警戒感
AI(人工知能)関連銘柄が牽引してきた米株市場では、
4月以降、S&P500の時価総額が約16兆ドル(約2430兆円)も増加しています。
しかしその急上昇ぶりから、「過熱気味」との見方が浮上しています。
また、オラクルのクラウド事業の利益率が市場予想を下回ったとの報道も、
テクノロジー株全体の重しとなりました。
テスラは廉価版「モデルY」発表も株価は軟調
テスラはSUV「モデルY」の廉価版(価格を引き下げた新モデル)を発表しました。
EV(電気自動車)向け税額控除の廃止を受け、販売を下支えする狙いです。
しかし、株価は冴えず、投資家の反応は限定的でした。
専門家の見方:「一時的な調整」との声
-
UBSのホフマン氏
→「これまでの急上昇の反動による一時的な調整だが、
ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は堅固」と強気を維持。
-
シティのモンタギュー氏
→「利益確定の動きが強まり、特にナスダックは上値が重くなる可能性がある」と指摘。
-
パイパー・サンドラーのジョンソン氏
→「マクロ経済の追い風は続いているが、
短期的に過熱している銘柄には注意が必要」と警鐘を鳴らしました。
まとめ
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米国債利回り
米国債利回り低下、3年債入札に堅調な需要
米国債相場は上昇し、主要な利回りがそろって低下しました。背景には、堅調な3年債入札と、FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ観測の継続があります。
3年債入札が好調、利回り低下を後押し
米財務省が実施した580億ドル規模の3年債入札は、市場予想を上回る需要を集めました。
最高落札利回りは3.576%で、入札前の水準3.584%を下回りました。これは、入札時に国債が「割安」とみられ、投資家の買い意欲が高まったことを意味します。
ウェルズ・ファーゴのマノラトス氏は、「労働市場がやや弱含む中でも利回りが上昇していたため、割安感が出て需要を押し上げた」と分析しています。
FRB内で意見分かれるも、利下げ継続観測強まる
FRB当局者の発言も市場に影響しました。
このようにFRB内部でも温度差はあるものの、市場では今月のFOMC(連邦公開市場委員会)で追加利下げが決定されるとの観測が引き続き優勢です。
主な利回りの動き(米東部時間16時41分)
国債種類 |
利回り |
前日比(bp) |
変化率 |
米30年債 |
4.73% |
-2.2 |
-0.45% |
米10年債 |
4.12% |
-2.7 |
-0.65% |
米2年債 |
3.57% |
-2.3 |
-0.63% |
2年債-10年債利回り格差 |
約55.5bp |
― |
― |
補足:「利回り低下」とは?
国債利回りは、債券価格が上がると下がる関係にあります。
つまり、投資家が国債を買うほど価格が上昇し、利回りは低下します。今回のように入札需要が強い=債券人気が高いことを意味します。
まとめ
-
米国債は3年債入札の堅調な結果で上昇、主要利回りが低下
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FRB理事は利下げ継続を支持、一方で一部当局者はインフレ再燃を懸念
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市場では「今月の追加利下げ観測」が引き続き優勢
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2年債と10年債の利回り差は約55bpと、依然「逆イールド(短期金利が長期金利を上回る)」状態が続く
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体の動き

ドル単体の動き
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