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昨日の市況まとめ 1分解説
株式市場(総合ニュース)
米政府閉鎖の終結期待で米株上昇 ダウは最高値を更新
- 米政府閉鎖の早期終結への期待が広がり、S&P500は3日続伸
- ダウ平均は過去最高値を更新、フェデックスなど景気敏感株が上昇
- 一方で、ソフトバンクがエヌビディア株を全売却し、AI関連株は下落
- 政府再開が経済指標発表の再開やGDPの下支えにつながるとの見方
S&P500は3日続伸、政府閉鎖終結への期待
11日の米株式市場では、S&P500種株価指数が0.21%上昇し3日続伸しました。
朝方は軟調だったものの、米史上最長となった政府閉鎖がまもなく終結するとの見方が広がり、買いが優勢となりました。
政府統計の発表が再開されれば、FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策を見極める上での重要な材料が得られるとの期待も高まりました。
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S&P500:6,846.61(+0.21%)
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ダウ平均:47,927.96(+1.18%)
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ナスダック:23,468.30(-0.25%)
景気敏感株が上昇、AI株は下落
構成銘柄のうち345銘柄前後が上昇しました。
特に景気の影響を受けやすいフェデックス株は、利益改善見通しを示したことで5%超上昇。
一方、ソフトバンクグループが保有していたエヌビディア株を58億ドル(約8,600億円)で全売却したとの報道を受け、
エヌビディアは3%下落しました。これによりAI関連株全体に売りが広がりました。
政府閉鎖解除が目前に
上院はつなぎ予算案を可決し、12日にも政府が再開される見通しとなりました。
法案には、農務省・退役軍人省・FDAなどへの予算が含まれており、下院可決後に大統領署名を経て発効します。
トランプ大統領は法案への支持を表明しており、閉鎖の早期解消がほぼ確実視されています。
株式市場への影響と今後の見通し
過去の政府閉鎖後の傾向
CFRAによると、過去15回の政府閉鎖後、S&P500は1カ月で平均2.3%上昇しています。
このペースでいけば、12月中旬までにS&P500は7,000ポイントに接近する可能性があります。
JPモルガンの見方
JPモルガンは「政府再開が実現すればGDP見通しが上向き、株式市場にはプラスに働く」と分析。
戦術的な強気スタンスを維持しているとしています。
市場心理は依然強気、年末に最高値更新も
ブルームバーグの分析では、企業経営者の景気懸念発言は2007年以来の低水準。
景気の不透明感が残る中でも、企業は想定以上に楽観的です。
ナベリアー&アソシエーツのナベリアー氏は、
「FRBが12月に利下げを行えば、年末に株価が再び最高値を更新する可能性もある」とコメントしました。
まとめ
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政府閉鎖の早期終結が株式市場の安心感につながった
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ダウは最高値更新、S&P500も上昇基調を維持
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ソフトバンクによるエヌビディア株全売却でAI関連株に売り
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政府再開で統計発表が復活し、FRBの政策判断に注目が集まる
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FRBが12月に利下げすれば、年末に株価最高値更新の可能性も
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米国債利回り
米国債市場、休場中も先物上昇 ADP統計で利下げ観測が強まる
- ベテランズデーで米国債の現物市場は休場
- 10年国債先物は上昇、ADP統計の弱さを受けて買いが入る
- 来月の利下げ確率は60%超に上昇
- 専門家は「労働市場安定の見方に反する」と指摘
米国債市場は祝日で休場、先物のみが反応
11日の米国債市場はベテランズデー(退役軍人の日)の祝日により現物取引が休場でしたが、10年国債先物は上昇しました。
これは、米ADPリサーチが発表した週次の民間雇用者数が減少を示し、労働市場の鈍化を示唆したためです。
利下げ観測が一段と強まる
短期金融市場では、来月(12月)の利下げ確率が60%を超えるとの見方が広がっています。
これは、FRB(米連邦準備制度理事会)がインフレ抑制のために続けてきた高金利政策を早期に緩和へ転じる可能性を示しています。
💡利下げとは?
中央銀行が政策金利を引き下げること。景気を刺激するために行われ、株価上昇や通貨安につながりやすい傾向があります。
専門家の見方:「労働市場の安定と矛盾」
Tロウ・プライスの米国担当チーフエコノミスト、ブレリナ・ウルチ氏はブルームバーグテレビで次のように述べています。
「ADP週次統計は、労働市場が安定してきたという見方に反する内容だった」
同氏はさらに、
「10月のデータは非常にノイズ(ばらつき)が多く、政府閉鎖の影響も大きい」
と述べ、統計の信頼性には慎重な姿勢を示しました。
まとめ
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体の動き

ドル単体の動き
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