2025/11

『米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約』・2025/11/20

米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?

 

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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)

米株反発 エヌビディア好決算で安心感広がる

  • 米株式市場は不安定な値動きの中でも反発
  • 主要指数は小幅高、投資家は経済指標やFRBの姿勢を注視
  • エヌビディア(NVDA)が予想超えの見通しを発表し、AI関連株が上昇
  • 市場では「調整終了」説と「下落余地あり」説が交錯

米株式市場は小幅反発 AI関連株が支える展開に

S&P500指数は5営業日ぶりに上昇し、市場にはやや落ち着きが戻りました。引け後に予定されていたエヌビディアの決算を控え、日中は神経質な値動きが続いたものの、ハイテク株が買われたことで全体を押し上げました。

主要指数の動き(終値)

  • S&P500:+0.38%(6642.16)

  • ダウ平均:+0.10%(46138.77)

  • ナスダック総合:+0.59%(22564.23)


投資家心理は「経済指標」や「FRBの姿勢」に左右

今後の経済指標が相場の分岐点に

ネーションワイドのハケット氏は、
「今後発表される指標を市場がどう受け止めるかが、調整に発展するか、単なる一時的な停滞かを決める」とコメント。

 FRBはタカ派寄り?

「FOMC議事要旨では、参加者が『過度な利下げはインフレ抑制の妨げになる』と指摘した」との点から、市場ではFRBの姿勢がややタカ派(利上げ・引き締めに積極的)寄りと受け止められました。

▼補足:タカ派とは?
→ 金融政策で「インフレを抑えるため金利を上げたい」と考える立場。


AI関連株が市場を牽引 エヌビディアが安心感を提供

エヌビディア株は通常取引で+2.8%、引け後の時間外では+5%超と大幅上昇しました。新たな四半期の売上見通しが市場予想を上回り、AI需要の強さを改めて印象づけました。

他のAI関連銘柄も上昇

  • AMD:+2.8%(時間外も上昇)

  • アルファベット:+1.6%

  • パランティア:+4%

50パーク・インベストメンツのCEOは、
「エヌビディアがAI需要の強さを示し、投資家に安心感を与えた」とコメント。


市場の見方は分かれる:『調整終了』 vs 『下落余地』

「調整はすでに終わった」見方

JPモルガンのアンドリュー・タイラー氏は、
「今回の下落はテクニカル調整であり、すでに終わった可能性がある」と分析。
加えて「我々は押し目買いを継続」と強気姿勢。

▼補足:テクニカル調整とは?
→ 価格が上がりすぎた後に一時的に下がる自然な動きのこと。

「まだ下落余地がある」見方

ゴールドマン・サックスのウォルドロン社長は、
「テクニカル面ではより下方向のリスクが強い」と慎重な姿勢を示しています。


個別銘柄:小売りは弱含み

一方、小売り大手は冴えない動きでした。

  • ターゲット:−2.8%(裁量支出の低下で売上減)

  • ウォルマート:−0.8%(決算発表を前に様子見)

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

アメリカ 利下げ織り込み

今日

昨日

米国債利回り

米国債利回り上昇:雇用統計の“発表遅延”で12月利下げ観測が後退

  • 米国債利回りが上昇、特に2年債(政策に敏感)が上昇
  • 雇用統計の10月・11月分が12月FOMC前に出ないことが判明
  • データ不足でFRBの金融政策判断が不透明に
  • 12月の利下げ観測が後退している

米国債利回りが上昇した理由

FOMC前に重要データが間に合わない

米政府が 10月と11月の雇用統計を12月FOMC前に公表しない と発表したことで、市場は政策判断の材料不足を懸念し、結果として利下げ期待が弱まりました。

特に 2年債利回り(金融政策の影響を受けやすい指標)が上昇している点がポイントです。


国債利回りの動き(米東部時間16時16分時点)

国債 直近利回り 前日比(bp) 変化率
米30年債 4.75% +1.7 +0.36%
米10年債 4.13% +1.7 +0.43%
米2年債 3.59% +1.5 +0.41%

利回りが上昇=国債価格が下落
(※利回りとは?は後述)


専門家の見方:利下げ観測の後退

モルガン・スタンレー

エコノミストのゲーペン氏らは、
「雇用統計の発表中止で12月利下げの可能性は後退した」
と指摘。

雇用統計は 雇用者数の増減を示す事業所調査失業率などを示す家計調査 の2つで構成されますが、データが揃わないことでFRBの判断材料が減ってしまいます。


ロード・アベット(資産運用)

トラウブ氏は、
「10月失業率が出ないのは予想していたが、11月分もFOMC後になるのは市場にとって失望」とコメント

FOMC内で意見が割れるなか、
利下げ決定を後押しするデータが揃わない=利下げの可能性は低下
という見方が広がっています。


経済用語の説明

利回りとは?

国債などの債券で得られる利益率のこと。
国債価格が下がると利回りは上がる という関係があります。

FOMCとは?

米国の金融政策を決める会合。
利上げ・利下げなどを決定する重要イベントです。

ベーシスポイント(bp)とは?

金利の最小単位。
1bp=0.01%

為替市場(FX) 通貨強弱

通貨全体の動き

ドル単体の動き

↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

米ドル全面高 ドル円は157円台へ上昇、米利下げ観測後退でドル買い強まる

  • ドルが主要10通貨すべてに対して上昇し、円は157円台と約10カ月ぶりの安値
  • FOMCの利下げ観測が後退し、ドル買いが優勢に
  • 日銀総裁・財務相らの3者会談後の「円売り」がNY市場でも継続
  • 米雇用統計の遅延により、FRBは12月会合前に最新データを得られず、利下げが正当化しにくい状況
  • 英国・日本の財政不安、米輸入の急減などもドル高材料に

ドルが全面高、ドル円は157円台へ

19日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要10通貨すべてに対して上昇しました。
1ドル=157円台まで上昇し、今年1月中旬以来の安値を更新しました。

ドル・円の値動き

  • ドル/円:157.06円(+1.55円 / +1.00%)

  • ブルームバーグ・ドル指数:1225.49(+0.50%)

円売りは、日銀の植田総裁・片山財務相・城内経済財政担当相の3者会談後に強まった流れがNY市場でも続いた形です。


日銀と政府の会談が円売りを加速

3者会談では「市場動向を高い緊張感をもって注視する」との発言がありましたが、
市場では追加の具体策が示されなかったとして円売りが進行しました。

円は一時、156.97円まで下落。
スコシアバンクのオズボーン氏は、
「円はファンダメンタルズ(経済の基礎)に比べて割安で、為替介入の可能性が高まっている」と指摘しています。


FOMCの利下げ観測後退でドル高が継続

FOMC議事要旨のポイント

10月28–29日のFOMC議事要旨では、

  • 多数の当局者が12月の利下げに慎重

  • 幾人かは利下げに反対」との記述が明らかに

これを受け、ドル指数は日中の高値を更新し、ドル買いが強まりました。

スワップ市場の利下げ織り込み

  • 12月の利下げ織り込み:6bp(= 0.06%)

  • 来年1月までの合計でも19bp(= 0.19%)
    明確に利下げ期待の後退が見られます。

米雇用統計が未発表に—利下げ判断がさらに困難に

BLS(米労働統計局)は、
10月分の雇用統計を予定通り発表できないと公表。

理由:米政府閉鎖の影響で統計作業が遅延。

その結果、
FRBは 12月会合までに最新データを入手できず、利下げ判断がしにくい状況です。


米貿易赤字が大幅縮小—輸入急減がドル高材料に

当初10月に公表予定だった8月の貿易収支も発表されました。

  • 輸入:5.1%減(4カ月ぶりの大幅減)

  • 貿易赤字:596億ドル(前月比 約24%縮小)

Wells Fargoは「米輸入の弱さは世界経済の重荷となる」と指摘。
米景気の強弱が読みづらい中でも、ドル高の後押しになったと分析されています。


英国のインフレ低下もドル高要因に

英国10月の消費者物価指数(CPI)は、
前年比伸び率が5月以来の低下

これを受け、

  • ポンド/ドル:1.3050(-0.71%)

  • ユーロ/ドル:1.1526(-0.47%)

欧州通貨の弱さもドルの相対的な強さにつながりました。

「CPIとは?」

Consumer Price Index(消費者物価指数)
物価上昇率を測る指標で、インフレ率の代表的なデータ。


市場の次の焦点は「20日の米雇用統計」

市場は、20日に発表される
9月分の雇用統計に注目しています。

金利先物市場(CMEフェドウォッチ)では、
12月の利下げ確率が
42.4% → 33%へ低下。
「利下げは早期には来ない」という見方が広がっています。

原油・金市場の動きまとめ:在庫増で原油は下落、金は小幅高

  • 米国のガソリン・留出油在庫が増加し、原油価格が大幅下落しました
  • 供給不安後退がWTIを約2%超押し下げました
  • 金は一時上昇したものの、ドル高で伸び悩みました

原油市場の動き

原油価格は大幅に反落

米国の燃料在庫が増え、供給への懸念が和らいだことで、ニューヨーク原油(WTI)は約2.1%下落しました。
ロシア・ウクライナ戦争の外交停滞も相場の重しとなりました。

在庫増加が示すこと

米エネルギー情報局(EIA)の統計では以下の点が確認されました:

  • ガソリン在庫が増加

  • 留出油(ディーゼルなど)在庫も増加

→ 1カ月以上ぶりの増加で、需要より供給の強さが意識されました。

主な価格

  • WTI(12月限):59.44ドル(前日比 -1.30ドル / -2.1%)

  • ブレント(1月限):63.51ドル(-2.1%)


金市場の動き

金は小幅に上昇

金スポット価格は0.3%上昇しました。一時は1.6%上昇する局面もありましたが、ドル指数の上昇が重しとなり上げ幅を縮小しました。

  • ドル指数とは?
    各主要通貨に対するドルの強さを示す指数。ドルが強くなると金の相対的価値が下がりやすいです。

背景:株安による資金移動

最近の米株下落で損失を補うため、
一部トレーダーが金の買いポジションを解消(=巻き戻し)したことも、上値を抑える要因となりました。

主な価格

  • 金スポット:4,078.72ドル(+11.48ドル / +0.3%)

  • 金先物(12月限):4,082.80ドル(+16.30ドル / +0.4%)