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株式市場(総合ニュース)
【米国株、AI関連が牽引】アマゾンとOpenAIの大型契約で11月相場が好発進
- アマゾンがOpenAIと約5.8兆円の契約を締結、AI関連株が上昇
- S&P500とナスダックが上昇、11月は好調なスタート
- FRB高官の発言はまちまちで、金融政策の不透明感が継続
- 株価は高値圏、上昇の一服や調整の可能性も意識
アマゾン×OpenAIの7年契約が市場を押し上げ
11月3日の米株式市場では、S&P500種株価指数が小幅続伸しました。
背景には、アマゾン・ドット・コム(AMZN)とOpenAIの大型契約がありました。
アマゾンのクラウド部門「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」は、今後7年間で総額380億ドル(約5兆8600億円)に及ぶ契約のもと、OpenAIに対しエヌビディア製AI半導体へのアクセスを提供します。
この発表を受けてアマゾン株は4%上昇し、AI関連株が軒並み買われました。半導体大手エヌビディア(NVDA)も2.2%高となり、ハイテク株全体を押し上げました。
🔍 AWSとは?
Amazon Web Servicesの略。企業や開発者向けにクラウドサーバーやAI開発環境を提供するサービス。
「マグニフィセント・セブン」が再び主導
アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、メタ、エヌビディア、テスラの「マグニフィセント・セブン」が揃って堅調で、同指数は1.2%上昇しました。
ただし、S&P500構成銘柄のうち約300社が下落しており、上昇が一部銘柄に偏っている点が懸念されています。
💡 マグニフィセント・セブンとは?
米株市場を牽引する主要7社のハイテク企業群。AIブームや生成AI関連投資の中心的存在です。
FRB当局者の発言に温度差、政策不透明感は続く
この日、複数のFRB高官が発言しましたが、利下げをめぐる見解は分かれました。
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ミラン理事:景気抑制的な政策が続いているとして大幅利下げを支持
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グールズビー総裁(シカゴ連銀):インフレ懸念を優先、利下げを急がない姿勢
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デーリー総裁(サンフランシスコ連銀):12月FOMCでの判断は予断を持たずに臨むと発言
金融政策の方向性が明確でないことから、市場には一部で慎重ムードも漂いました。
市場関係者の見方:「強気だが過熱感も」
UBSのホフマン氏は「株価のバリュエーション(割高感)が依然として懸念される」と指摘。一方で、「年末に向けて相場にはさらなる上昇余地がある」とも述べました。
LPLファイナンシャルのストラテジスト陣も「上昇トレンドに逆らうな」との相場格言を引用しつつ、「ただし値上がり銘柄の裾野が狭い点は市場のひびの兆候かもしれない」とコメントしています。
11月相場は季節的に強いが、調整リスクも
統計的に、11月は過去30年間で最も平均リターンが高い月とされています。
しかし、すでにS&P500やナスダックは6〜7カ月連続で上昇しており、「年末ラリーの分がすでに織り込まれている」との見方も浮上しています。
eToroのケンウェル氏は、「調整(株価の一時的な下落)は健全であり、むしろ投資家にとって好機となる可能性がある」と述べました。
まとめ
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アマゾンがOpenAIと約5.8兆円のクラウド契約を締結
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AI関連株が上昇し、S&P500とナスダックが堅調に推移
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FRB当局者の発言は分かれ、金融政策の不透明感が継続
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11月相場は季節的追い風がある一方、上昇一服のリスクも
債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日
昨日
米国債利回り
【米国債利回り上昇】グーグル親会社アルファベットが3兆円超の社債発行へ
- アルファベット(グーグル親会社)が約3兆円超の大型社債を発行。
- 大量の社債供給が国債市場の売り圧力となり、米国債利回りが上昇。
- FRBのパウエル議長発言で利下げ期待が後退し、弱気ムードが継続。
アルファベットが3兆円超の社債を発行
グーグルの親会社であるアルファベット(Alphabet)は、
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米国で175億ドル(約2兆7000億円)
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欧州で65億ユーロ(約1兆1500億円)
の社債を発行します。償還期限は3年から最長50年までの8本立て。
最長50年債の利回りは米国債利回り+1.07ポイントで設定され、当初予定(+1.35ポイント)より低い水準で決着しました。
ドル建て債の応募額は900億ドル(約14兆円)に達し、投資家の関心の高さがうかがえます。
テック企業の大型資金調達が相次ぐ背景
近年のAI(人工知能)開発競争を背景に、テクノロジー大手の資金需要が急増しています。
こうした大規模な起債ラッシュが、国債市場の需給バランスを圧迫しています。
米国債相場が下落、利回りは上昇
アルファベットやメタの社債発行計画を受け、米国債の売り(価格下落)・利回り上昇が進みました。
| 指標 |
直近利回り |
前営業日比 |
| 米30年債 |
4.68% |
+3.0bp |
| 米10年債 |
4.10% |
+2.5bp |
| 米2年債 |
3.60% |
+2.5bp |
※bp(ベーシスポイント)とは?
金利の最小単位で、1bp=0.01%を意味します。
また、ISM(供給管理協会)の製造業景況指数が予想を下回ったため、
一時的に国債の下げ幅は縮小しましたが、全体的には弱気基調が続いています。
FRBパウエル議長の発言で利下げ期待が後退
FRB(米連邦準備理事会)は先週のFOMC(公開市場委員会)で0.25%の利下げを決定しましたが、
パウエル議長は会見で「12月の追加利下げは既定路線ではない」と発言。
これにより市場の利下げ期待が後退し、
債券市場の売り圧力が再び強まる結果となりました。
まとめ
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アルファベットが約3兆円超の社債発行を発表
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メタなどテック大手による大型起債が相次ぐ
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国債市場では需給悪化で利回り上昇
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FRBパウエル議長の発言で利下げ期待が後退
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米10年債利回りは4.10%に上昇
為替市場(FX) 通貨強弱
通貨全体の動き

ドル単体の動き
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