2025/12

【経済ニュースまとめ】為替市場の一週間まとめ12/22~12/26

【経済ニュースまとめ】

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一週間の動き

↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

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週間サマリー:介入への警戒と、揺らぐ日米の利上げ・利下げ期待

週初は片山財務相による「フリーハンド(自由な手)」での介入示唆により円高が進みましたが、週末には東京都区部のインフレ鈍化を受けて日銀の追加利上げ観測が後退し、円が再び売られる展開となりました。ドルは米国の利下げ期待から週間ベースで半年ぶりの大幅安を記録しています。

12/22(月):「フリーハンド」での介入示唆:片山財務相の強気発言で円急伸

片山さつき財務相が、投機的な動きに対して「フリーハンド」で断固たる措置を取る姿勢を強調

  • 円の動き: 対ドルで156円台まで上昇(ドル円は下落)

  • 重要発言: 日銀の利上げ後の円安を「完全に投機」と断定し、市場を強く牽制

  • 市場の反応: 介入への警戒感が高まった一方、一部のアナリストは「ショートポジションが少ないため介入効果は限定的」と冷静な分析も

 

12/23(火):米経済成長加速もドル安:市場は利下げ圧力を意識

米国の第3四半期GDPが4.3%と予想を上回る成長を見せたものの、市場の関心は「将来の利下げ」に向き、ドル安が進行

  • ドルの動き: 主要通貨に対して下落。ドル指数は10月以来の低水準を記録

  • 日本側の動向: 片山財務相が引き続き閣議後会見で強い口先介入を継続

  • 背景: 市場は「好景気であってもFRBは労働市場を重視し、来年前半に利下げに動く」というハト派的なシナリオを織り込み始めました

12/24(水):クリスマス前:介入警戒感の中、円は155円台へ

クリスマス休暇を控え取引が細る中、当局の介入への警戒感が引き続き円の支えとなりました

  • 為替: 1ドル=155円台後半で推移

  • ビットコイン: 8万7,000ドル台で小動き

  • 市場心理: 流動性が低下する連休前後の「隙」を突いた介入を警戒し、積極的な円売りが抑制されました

12/25(木):【休場】クリスマス

 

12/26(金):東京都区部CPI鈍化で円売り:利上げ観測後退とドルの下げ止まり

休場明け、日本のインフレデータが市場の予想を下回ったことで、日銀の早期追加利上げ期待が冷やされました。

  • 円の動き: 主要通貨に対して全面安。156円台後半まで押し戻される(ドル円上昇)

  • 重要指標: 12月の東京都区部コアCPIが2.3%に鈍化(前月2.8%)

  • ドルの状況: 週間では0.8%安と半年ぶりの大幅下落を記録しましたが、米国の雇用統計や物価指標待ちの姿勢から週末は下げ止まりました

 

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