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目次
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一週間の通貨の動き(2/3~2/7)

先週

一週間の為替市場
2/3(月):米関税ショックとドル高 ── しかしメキシコ向けは先送り
トピックス
米国がカナダ・メキシコへの関税発動を表明し、ドルが急伸
メキシコ向け関税は1カ月先送りへ
中国への追加関税(10%)は予定通り4日から発動
為替の動き
- ドル指数:一時約2年ぶりの高値
- メキシコペソ/カナダドル:当初は急落、先送り報道を受けて反発
- ドル/円:やや下落気味、円は安全資産として買われる
ポイント
「関税措置は交渉カード」という見方が一段と強まり、市場の混乱はやや後退
日銀1月会合の「主な意見」では、円安やインフレへの懸念が高まっていたことが判明
2/4(火):ドル指数6営業日ぶり下落、関税“交渉カード”継続中
トピックス
メキシコ・カナダ関税の先送り決定でリスク回避姿勢が後退
中国は対抗関税を公表し、米中貿易摩擦の火種は残る
米国債利回りの低下がドルの重しに
為替の動き
- ドル指数:6営業日ぶりの下落
- ドル/円:154円台前半
- メキシコペソ/カナダドル:売りの巻き戻し継続
- 米国債利回り:低下し、ドルの上値を押さえる
ポイント
「関税が交渉ツールに過ぎない」という認識が強まる一方、中国の出方は依然注視が必要
市場では「関税リスク+米中摩擦」が続くため、ボラティリティの高い展開が予想される
2/5(水):円が主要通貨中トップの上げ、日本の賃金上振れで日銀利上げ観測も
トピックス
日本の名目賃金が1997年以来の大幅伸び
ドル指数は約1週間ぶり安値、貿易戦争懸念いったん後退
米ISM非製造業指数が予想より低下し、ドル売りを促進
為替の動き
- ドル/円:一時152円台前半まで下落(円高)
- 円:日銀の早期利上げ期待が高まり、買い加速
- ドル指数:軟調推移
ポイント
日本の賃金上振れにより、日銀が思ったより早期にタカ派へ転じるとの思惑
中国の強硬策が見られなかったことで、市場のリスク選好がやや持ち直す
2/6(木):BOE利下げでポンド急落、田村日銀審議委員の発言で円買い継続
トピックス
イングランド銀行(BOE)が政策金利を0.25%引き下げ、さらに2人の委員が0.5%利下げを主張
日銀・田村審議委員が「2025年度後半には1%程度まで金利を引き上げる必要」と示唆
為替の動き
- ポンド:利下げ決定・0.5%主張のサプライズで急落
- 円:田村審議委員のタカ派寄り発言で一時151円台前半へ上昇
- ドル指数:小幅な上下でほぼ変わらず
ポイント
ポンドは追加利下げが意識され、軟調地合いに
円は「日銀が早期に金利正常化か」との思惑が強まる
米雇用統計を控え、ドル買い・売りとも積極性に欠ける展開
2/7(金):米雇用統計と「相互関税」表明でドル乱高下、対円は週を通じて下落
トピックス
米1月雇用統計は雇用者数の伸びが予想下振れも、失業率4%へ低下
トランプ大統領「多くの国に対する相互関税を来週発表」と発言
ドル指数は終盤にかけて上昇へ転じる
為替の動き
- ドル/円:ほぼ横ばい推移ながら週単位では約2.5%のドル安・円高
- ドル指数:雇用統計後に下げ渋り、トランプ発言を受けて上昇
- ポンド/ユーロ:ポンドはBOE利下げの影響残り、ユーロもやや軟調
ポイント
雇用統計で「FRBがすぐに利下げする必要はなさそう」という見方が残る
トランプ発言で貿易戦争への懸念が再燃し、相場は引き続き不安定
日本の強い賃金データや日銀幹部の発言が円高トレンドをサポート
最後にもう一度今週の通貨の動きを

まとめ
1週間を通して、米国の関税政策をめぐるニュースが為替相場を左右しました。特にメキシコとカナダへの関税先送りや、トランプ大統領の「相互関税」表明がドルの動向に大きく影響。
また、日本の賃金上振れや日銀のタカ派的言及を背景に、ドル/円は週単位で大幅に円高へ進行。貿易摩擦や主要国中銀の金融政策が、今後もマーケットの焦点になりそうです。