2025/3

『米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約』・2025/3/18

米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?

 

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

経済指標カレンダー

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー

 

株式市場(総合ニュース)

昨日のマーケットの動き 

米国株が続伸、小売売上高が景気後退懸念を和らげる

  • 米国株式市場は経済指標が市場予想を下回ったものの、景気後退への過度な懸念が後退し幅広く買われました。
  • 2月の小売売上高は強弱混在ながらも、一部重要な指標が好調だったため安心感が広がりました。
  • 個別銘柄ではエヌビディアが下落した一方で、量子コンピューティング関連株やインテルが急伸しました。

米国株式市場の動き

17日の米株式市場は続伸しました。経済指標が市場予想を下回ったものの、景気が急激に後退する懸念が後退し、広範な銘柄に買いが入りました。

  • S&P500種株価指数:前日比+0.64%(5675.13)
  • ダウ工業株30種平均:前日比+0.85%(41841.70)
  • ナスダック総合指数:前日比+0.31%(17808.66)

小売売上高が安心材料に

市場が特に注目した2月の小売売上高は全体としては前月比0.2%増と市場予想(+0.3%)を下回りました。しかし、国内総生産(GDP)の計算に使われる重要なコア売上高は1%増と予想を上回り、景気の底堅さを示しました

コア売上高(コントロールグループ)とは?

  • 小売売上高の中でも、自動車やガソリンなど変動が大きい項目を除いた重要な指標で、GDPの個人消費の計算に使われます。

専門家の見方:楽観的な見通しへ

  • UBSのデービッド・レフコウィッツ氏は「最近の市場の調整は終わりつつあり、買いのチャンスになっている」と楽観視しています。
  • 財務長官ベッセント氏も「市場調整は正常な動き」とし、長期的には政策が好調なら市場は良好な状態を維持するとしています。

個別銘柄の動向

エヌビディアが軟調

半導体大手エヌビディアの株価は下落しました。同社CEOの講演が予定されているものの、市場では「利益はピークに達したのでは?」という懸念が強まっています。

量子コンピューター関連株が急騰

一方、量子コンピューティング関連銘柄は急伸しました。

  • Dウェーブ・クアンタム:+10.15%
  • クアンタム:+40.09%

インテルが大幅高

インテルは新CEOが半導体製造と人工知能(AI)戦略の大改革を計画しているとの報道で株価が+6.82%と大幅に上昇しました。


米FRBの動向にも注目

米連邦準備理事会(FRB)は、18~19日に政策金利の据え置きを発表すると予想されていますが、市場はFRBの景気見通しと政策の影響評価に注目しています。

FRB(連邦準備理事会)とは?

  • 米国の中央銀行にあたり、政策金利を調整して経済をコントロールする役割を果たしています。

✅まとめ

✅ 米株式市場は景気後退懸念の後退で幅広く買われ続伸した。

✅ 2月の小売売上高は弱めだったが、コア売上高が予想を上回り、市場に安心感を与えた。

✅ 個別ではエヌビディアが下落する一方、インテルや量子コンピューター関連株は大きく上昇した。

✅ FRBの政策発表を控え、市場は経済見通しに注目している。

 

 

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

アメリカ 利下げ織り込み

今日

昨日

FedWatch分析 アメリカの政策金利予想

米国債市場はまちまち、小売売上高が影響

  • 米国債市場は長期債(金利が低下)と短期債(金利上昇)で方向性が分かれました。
  • 小売売上高の結果が強弱混在で、市場に複雑な影響を与えました。
  • 株式市場の成長懸念と国債市場のスタグフレーション懸念が絡み合っています。

米国債の動向:短期と長期で明暗分かれる

17日の米国債市場は方向性がまちまちの展開となりました。

  • 2年債利回りは上昇(債券価格は下落):4.05%(前日比+0.73%)
  • 10年債利回りは低下(債券価格は上昇):4.29%(前日比-0.40%)
  • 30年債利回りも低下:4.29%(前日比-0.69%)

国債利回りとは?

  • 利回り(利率)が上昇すると債券の価格は下落し、逆に利回りが低下すると価格は上昇します。

市場専門家の見方は?

ウェイブ・キャピタル・マネジメントのリース・ウィリアムズ氏は、「現在の市場は成長懸念が株価に、スタグフレーション懸念が国債市場に影響を与えている」と分析しています。

スタグフレーションとは?

  • 経済が停滞(不況)しつつも物価が高騰(インフレ)する状態を指し、市場にとっては非常に不安定な状況です。

FRBの会合に注目

投資家は18日から19日にかけて開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)でのFRBの動きに注目しています。市場は金利据え置きを予測していますが、経済の見通しに関するコメント次第で相場が動く可能性があります。


✅まとめ

✅ 米国債は短期債と長期債で方向性が分かれた。

✅ 小売売上高の強弱入り混じる結果が債券市場の動きに影響した。

✅ 市場はFRBの会合での政策声明や経済見通しに注目している。

為替市場(FX) 通貨強弱

通貨全体の動き

ドル単体の動き

↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

 

ドルが昨年11月以来の安値、米経済の不透明感で慎重な取引続く

  • 外国為替市場でドルが主要通貨に対して下落、昨年11月以来の低水準となりました。
  • 米国経済指標が強弱まちまちだったことや、米通商政策への懸念からドルが売られました。
  • 市場の注目は今後の米連邦公開市場委員会(FOMC)の動向に移っています。

ドル安が続く、米経済への慎重な見方が背景に

外国為替市場ではドルが主要通貨に対して下落しました。これは米国経済の先行き不透明感や、トランプ政権の強硬な通商政策(関税措置など)による経済的影響が懸念されているためです。

  • ブルームバーグ・ドル指数:1262.34(前営業日比-0.27%)
  • ドル/円:149.13円前後(前日比+0.33%)
  • ユーロ/ドル:1ユーロ=1.0923ドル(前日比+0.4%)

ブルームバーグ・ドル指数とは?

  • ドルが他の主要通貨(ユーロや円など)に対して強いか弱いかを数値化した指数で、値が下がるとドル安、上昇するとドル高を示します。

ドル安の背景にある経済指標と政策の影響

今回ドルが下落した主な理由は、米国の経済データが市場の予想を下回るなど、景気の先行きが不透明であるためです。特に17日に発表された2月の米小売売上高が市場予想を下回ったことで、投資家のドルに対する慎重姿勢が続いています。

また、トランプ政権の保護主義的な通商政策(特に関税を中心とした政策)が米経済に悪影響を与える懸念が強まり、ドルを支えていた期待感が弱まっています。結果として、ドルはこの2か月ほどユーロに対して約6%下落しています。


FRB(米連邦準備理事会)の動向に注目集まる

市場の注目は18~19日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合に向けられています。金利政策は現状維持(据え置き)が予想されていますが、市場はFRBが景気や政策に対してどのような見解を示すのか注目しています。

FOMCとは?

  • FRBが定期的に開く金融政策の会議で、米国の金利や経済政策についての方針を決定します。

今後のドル相場予想

ソシエテ・ジェネラルのアナリストによると、今後の為替相場は以下のような予測が出ています。

  • ユーロは現在の水準からさらに約4%上昇し、年内に1ユーロ=1.14ドル程度まで上昇する見込み。
  • 円は対ドルで約7%上昇し、年内に1ドル=139円まで円高が進むとの予測が出ています。

✅まとめ

✅ ドルは米経済指標の不透明感を背景に下落。投資家は慎重姿勢を維持。

✅ トランプ政権の関税政策が経済成長を圧迫し、ドル相場にも影響を与えている。

✅ FRBの金融政策決定会合が控えており、市場はその結果と経済見通しに注目。

✅ 年内にドル安(ユーロ高、円高)がさらに進むとの見方も出ている。

コモディティ市場

原油・金相場最新動向 –

原油市場の現状

  • NY原油先物は2営業日連続上昇
  • WTI先物4月限:1バレル=67.58ドル(前日比+0.6%、+40セント)
  • 北海ブレント5月限:71.07ドル(前日比+0.7%)
  • 1月の高値から約10ドル下落した水準で推移

原油価格を押し上げる要因

  • 米小売売上高が予想を下回るも急激な落ち込みを免れる
  • 中国が内需喚起策を発表
  • 中東情勢の緊張(フーシ派への米国の攻撃継続)
  • トランプ大統領がイランへの報復可能性を示唆
  • 地政学的リスクプレミアムの再上昇

原油価格の下押し要因

  • トランプ氏による貿易戦争激化の懸念
  • OPECプラスの供給拡大決定
  • ウクライナ戦争終結でロシア産原油の市場復帰の可能性
  • トランプ氏がプーチン大統領と停戦案協議予定
  • 世界経済成長への懸念

市場専門家の見解

  • デニス・キスラー氏(BOKファイナンシャル):
    • 地政学的緊張で「大口ショートが脇に追いやられる可能性」
    • WTI先物は68.56ドル付近が上値抵抗線
  • ゴールドマン・サックス:
    • 貿易政策による世界経済脅威を懸念
    • 原油価格見通しを引き下げ
  • ウォール街金融機関:
    • 原油相場は60ドル台で落ち着くとの見方が優勢

金相場の動向

  • NY金スポット価格:3000.03ドル(前日比+15.87ドル)
  • 金先物4月限:3006.10ドル(前日比+0.2%、+5ドル)
  • 金価格見通しの相次ぐ上方修正

金価格上昇の背景

  • UBSグループ:予想を3000ドルから3200ドルに引き上げ
  • マッコーリー・グループ:第2四半期に3500ドルまで急上昇と予想
  • BNPパリバ:平均価格が3000ドルを大きく上回ると予測
  • 貿易戦争長期化リスクで安全資産としての魅力増大

まとめ

  • 原油市場は地政学リスクと経済成長懸念の綱引き状態
  • 中東情勢と中国の政策が上値支援する一方、貿易戦争とOPECの供給拡大が下押し要因に
  • 金価格は3000ドルの大台に乗せ、主要金融機関が強気予想を相次いで発表
  • 地政学リスクと貿易摩擦が続く環境下、金への資金流入が継続する見通し