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米国株式一週間の動き(S&P500)

先週

一週間の米国株式市場 まとめ
2月24日(月):ハイテク株の一角に売り、エヌビディア決算待ち
株式相場の動向
- S&P500種が6000ポイントを割り込み、-0.50%と続落
- ダウはわずかに上昇、ナスダックは-1.21%
- ハイテク大手7社(マグニフィセント・セブン)に対するヘッジファンドのネットエクスポージャーが縮小
注目点
- エヌビディアの決算(28日発表)を控え、AI関連・半導体株への投資家心理が慎重に
- インフレ指標や企業決算を受けたボラティリティ再燃の可能性
2月25日(火):消費者信頼感の大幅低下で相場続落
株式相場の動向
- S&P500種は4営業日続落で5週間ぶり安値
- ナスダック総合は-1.35%、ダウは+0.37%で3指数がまちまち
- マグニフィセント・セブンは調整局面(高値から10%下落)入り
背景・材料
- 2月の米消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)が大幅低下
- 投資家心理が弱気に傾き、関税やインフレへの不透明感も増大
- FRBが注視するPCE物価指数(28日発表)への期待と警戒
2月26日(水):関税発言に翻弄、エヌビディア決算を控え様子見
株式相場の動向
- S&P500種は横ばい(+0.01%)
- ダウは-0.43%、ナスダックは+0.26%で小動き
- 半導体指数は上昇し、エヌビディアも上昇して通常取引を終了
主な要因
- トランプ大統領がカナダ・メキシコ・EUなどへの関税措置発動時期や方針を相矛盾する形で言及し、市場が振り回される
- 引け後のエヌビディア決算発表を前に、大型ハイテクへの売買は手控えムード
2月27日(木):エヌビディア決算で失望売り、ハイテク主導の急落
株式相場の動向
- S&P500種は-1.59%、ナスダック総合は-2.78%と大幅下落
- エヌビディアは前日の引け後に決算を発表したが、株価は-8.5%安
- ダウも-0.45%と弱含み
背景・材料
- エヌビディアの売上高見通しは好調だったものの、AI関連での強い上振れ期待が満たされず失望売り
- 米新規失業保険申請件数の増加など、景気減速シグナルが相場を圧迫
- 関税・成長懸念が拡大し、ハイテクや半導体から資金が流出
2月28日(金):米・ウクライナ首脳会談決裂報道も、最終的に反発
株式相場の動向
- 終盤に買い戻しが入り、S&P500種が+1.59%、ダウ+1.39%、ナスダック+1.63%と反発
- 週間ベースではS&P500とダウが下落、ナスダックは特に大きく下げたものの、この日は上昇で終える
主な要因
- トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領がホワイトハウスで会談するも決裂し、一時は地政学リスク懸念で下落
- ただし「和平への圧力が強まる」との見方から買い戻しが優勢に
- 1月のPCEコア価格指数が小幅な伸びにとどまり、インフレ鈍化観測がプラス要因
まとめ
全体を通しては、「エヌビディア決算を含むAI関連の業績」「トランプ政権の関税発言」「景気指標への警戒」「米・ウクライナ首脳会談での地政学的リスク」が主なテーマとなり、株価は乱高下の1週間となりました。