2025/4

『米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約』・2025/4/1

米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?

 

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目次

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昨日の市況まとめ 1分解説

経済指標カレンダー

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株式市場(総合ニュース)

昨日のマーケットの動き 


米株式市場、トランプ氏の関税発表控え乱高下—ハイテク株は低迷

  • トランプ大統領の新たな関税発表を前に、米国市場は大きく揺れ動きました。
  • 株式市場は午後に反発しましたが、ハイテク銘柄は低迷しています。
  • 米国債と円相場も不安定な動きを見せています。

米市場はトランプ氏の関税発表を前に乱高下

31日の米金融市場は、トランプ大統領が4月2日に予定している新たな関税措置の発表を控え、不安定な動きを見せました。特に株式市場は、序盤に大幅安となったものの午後には反発しました。

米主要株価指数の動き

  • S&P500種株価指数:0.55%上昇(5611.85ポイント)

  • ダウ工業株30種平均:1.00%上昇(42001.76ポイント)

  • ナスダック総合指数:0.14%下落(17299.29ポイント)

S&P500種は朝方には1.7%もの下落を記録しましたが、その後回復しました。主にエネルギー株(原油高を背景)とディフェンシブ銘柄(景気に左右されにくい安定株)が市場を支えました。

ディフェンシブ銘柄とは?

景気に左右されにくい安定した業績を持つ企業の銘柄のことで、食品・日用品・医薬品などが代表的です。

一方、マイクロソフトやエヌビディアなどの大手ハイテク銘柄はAI投資への懸念から売り圧力が続いており、ナスダック指数は弱含みました。

トランプ氏の関税発表を巡る不透明感

トランプ政権が4月2日に発表する新たな関税について、具体的な対象が明確でないため、市場には大きな不安が広がっています。関税が予想より厳しい内容になる場合、市場は短期的に大きく動揺する可能性があります。

相互関税とは?

特定の国が輸入品に関税を課した場合、その相手国も報復措置として同様に関税を課すことです。

市場関係者の間でも、トランプ氏の政策の一貫性がないことが市場を混乱させているとの声が強まっています。

ゴールドマン・サックスはS&P500見通しを引き下げ

大手金融機関ゴールドマン・サックスは、年末のS&P500種の見通しを6200から5700に引き下げました。投資家心理の悪化や経済成長の見通しが不安定であることを理由にしています。

専門家は、さらに売り圧力が続く可能性もあるとし、市場が底を打つ兆候が現れるまでは慎重な姿勢が必要と指摘しています。

投資家心理と市場の動向

LPLファイナンシャルのターンキスト氏は、現在の市場の状況を「投資家が匙(さじ)を投げたくなるほど取引が難しい状況」と表現しています。また、売られ過ぎの兆候が出ているかを確認するため、投資家は市場のテクニカル指標(20日移動平均線の下落など)に注目するよう勧めています。


まとめ

✅トランプ大統領の関税発表控え、米市場は不安定な値動き。

✅S&P500とダウは午後から反発したが、ナスダックはハイテク株低迷で下落。

✅ゴールドマン・サックスは市場予測を引き下げ、市場心理の悪化を懸念。

✅専門家は市場が底を打つまでは慎重姿勢を推奨。

✅第1四半期のS&P500とナスダックの下落率は2022年以来最大。

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)

アメリカ 利下げ織り込み

今日

昨日

FedWatch分析 アメリカの政策金利予想

米国債が大幅高、米関税政策懸念でリスク資産から逃避

  • 米国債は貿易関税への懸念から、安全資産として買われ上昇しました。
  • 景気後退(リセッション)への懸念が強まり、特に短期債(2年物)が大きく上昇しています。
  • 米国の政策の不確実性が投資家心理を悪化させ、市場の混乱が続くと予想されています。

米関税政策への懸念が国債市場に影響

米国債は31日、米トランプ政権が間もなく発表するとされる関税政策への懸念が広がったことで、安全資産としての需要が高まり、大きく上昇しました。ただし取引終盤には利益確定の売りも出て、小幅な上げに落ち着きました。

リセッション懸念が米国債上昇を後押し

市場の関心は、米経済がリセッション(景気後退)に向かう可能性へと急速に移りつつあります。特に2年債の利回りが大きく低下し、金融市場はFRB(米連邦準備制度理事会)が年内に利下げを実施すると予想しています。

2年債利回りとは?


短期の金利動向を反映するもので、金融政策の影響を最も強く受けます。これが低下すると、今後の景気減速や政策金利引き下げの予想が高まっていることを示します。

実際、2年債利回りは前日比6bp(0.06%)低下の3.85%となり、約半年ぶりの低水準となっています。

10年債利回りも低下、さらに下落余地あり

長期の景気見通しを示す10年債利回りも低下しており、前日比5bp低下の4.20%となりました。今後発表される雇用統計が低調な内容となれば、さらなる利回り低下(価格上昇)が予想されており、今週中にも4%を割り込む可能性があります。

米国債市場の先行きは政策の明確化次第

モルガン・スタンレーのストラテジストらは、「米政権が関税政策の目的を明確に示さない限り、世界経済に対する投資家の信頼感はさらに低下する」と指摘しています。市場参加者は4月2日に予定されるトランプ大統領の関税政策発表と、その直後の雇用統計の結果に注目しています。


まとめ

✅ 米国債は関税政策への懸念から安全資産として買われ、大幅高となりました。

✅ 特に金融政策に敏感な2年債が上昇を主導、利下げ予想が広がっています。

✅ 今後の米国債市場は米政権の関税政策の明確化や経済指標次第でさらに変動する可能性があります。

✅ 雇用統計の結果次第では10年債利回りが4%以下に低下する可能性もあります。

為替市場(FX) 通貨強弱

通貨全体の動き

ドル単体の動き

↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

ドル全面高も市場はトランプ関税政策に神経質

  • ドルが主要通貨に対して全面的に上昇しましたが、不安定な動きも見せています。
  • 市場はトランプ大統領が4月2日に公表する「相互関税」の発表を控え、緊張が高まっています。
  • 円は一時的に買われましたが、その後失速しました。

ドルが月末要因で上昇、円は伸び悩む

外国為替市場では、月末や四半期末の取引(フロー)が影響し、ドルが他の主要通貨に対して全面高となりました。

一方、円相場は一時1ドル=148円70銭まで上昇しましたが、その後はリスク回避の動きが弱まり、再び下落に転じました。終盤には1ドル=149円95銭近辺で取引されています。

ドル指数は四半期ベースで大幅下落

ドル指数とは?

ドル指数は、主要通貨に対する米ドルの価値を数値化したもので、指数が高いほどドルが強いことを示します。

ブルームバーグのドル指数は、3月の終盤にやや回復しましたが、2024年7月以来最大の四半期下落率を記録しました。

市場の緊張が高まる背景にトランプ氏の関税政策

トランプ大統領が4月2日に「相互関税」について詳細を発表すると予告しています。市場はその影響の不透明さを懸念しており、神経質な動きとなっています。

関税措置とは?

関税措置とは、輸入品にかける税金を指し、自国産業の保護や貿易収支の改善を狙いとして導入されます。

専門家からは以下の意見が出ています

ジョセフ・トレビザーニ氏(FXストリート)

「米経済への影響が未知数で、市場が警戒している」

「関税政策の全体像が不明で、経済への影響も予測不能」

ティム・ホランド氏(オリオンCIO)

「関税や貿易に関する具体的な情報が早急に必要」

「4月2日の発表で多くのことが明らかになるだろう」

今後注目されるイベント

今週は以下のイベントにも注目です

  • 米雇用統計の発表(米経済の強さを測る重要な指標)

  • 連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演(今後の金利政策を占う重要な機会)

為替市場の主な値動き

  • ドル/円:149.97円(前日比+0.09%)

  • ユーロ/ドル:1.0817ドル(前日比−0.10%)

  • 英ポンド/ドル:1.2910ドル(前日比−0.15%)

まとめ

✅ドルは月末・四半期末要因で主要通貨に対して全面高。

✅円は安全資産として序盤は買われるも、その後は失速し149円台後半へ。

✅トランプ政権の関税政策の発表を前に市場が不安定化。

✅ドル指数は四半期で見ると大きく下落し、リスク回避通貨としての役割が揺らいでいる。

✅今週は米雇用統計とFRB高官の講演が市場の注目材料に。

コモディティ市場

原油価格が大幅反発!トランプ発言とロシア懸念が市場を動かす

原油相場が大きく反発しました。トランプ大統領のロシア産原油への制裁示唆が市場に影響を与えています。

価格の動き

  • WTI(米国産原油の指標)は3%以上上昇し、71ドル台に
  • 北海ブレント(国際的な原油の指標)は75ドルに接近
  • トランプ氏就任前の1月15日以来の大幅高

上昇の主な理由

  • トランプ大統領がロシア産原油に「二次的な関税」検討を示唆
  • 米国の原油生産量が予想より減少(1月は日量1315万バレル、11カ月ぶり低水準)
  • 投資家によるポジション調整(売りから買いへの転換)

市場への影響

  • ロシア(世界3位の産油国)への制裁は原油市場全体に大きな影響を与える可能性
  • 特にロシア産原油を多く購入するインドと中国が圧力を受ける見込み
  • 専門家は「供給不安が先行しているが、金融市場全体のリスク回避が続けば需要不安も高まる」と指摘

金価格が3日続伸!過去最高値を更新

金相場も上昇を続け、新たな最高値を更新しています。

価格の動き

  • 金スポット価格は1.2%上昇し、1オンス=3122.04ドル
  • 金先物(6月限)は3150.30ドルで取引終了
  • 週間ベースでは4週連続の上昇

上昇の主な理由

  • トランプ大統領の関税発表を控え、貿易戦争への懸念
  • 市場全体に広がるリスク回避の動き
  • 延べ棒やコイン、ETF(上場投資信託)への投資拡大
  • 中央銀行による金購入の継続

将来見通し

  • モルガン・スタンレーは年内に3300~3400ドルと予想
  • ゴールドマン・サックスも年末までに3300ドルに達すると見通し
  • 金ETFの保有高は年初から6%増加(昨年までは4年連続で減少)

金市場のポイント

  • 経済・政治の不確実性が高まると、金は「逃避先資産」として需要増加
  • 金利低下(利下げ)は金投資に追い風(金は利息を生まないため、金利低下で相対的魅力が増す)

まとめ

✅ 原油価格はトランプ大統領のロシア産原油制裁示唆を受けて大幅反発

✅ 金価格は貿易戦争懸念とリスク回避の動きから3日続伸し、史上最高値を更新

✅ 両市場とも地政学的リスクと政策不確実性に敏感に反応している

✅ 専門家は金価格の年内さらなる上昇(3300ドル台)を予想

✅ 今後の市場はトランプ大統領の貿易・関税政策に注目が集まる