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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

FedWatch分析 アメリカの政策金利予想
2025/4/17(木)
現在の米政策金利⇨425-450(4.25%)
✅次回利下げ確率(前日比)
2025/5/7 1回⇨0.25%
0回→83.68%(+7.4%)
1回→16.32%(-7.4%)✅今年12月まで利下げ確率(前日比)
3回→34.39%(-24.47%)
4回→65.61%(+24.47%) pic.twitter.com/GZbRaQVKGs— タッタ🤖ふぁんだめんたる分析 (@FedWatch0) April 16, 2025
国債相場の動向と影響要因
米国債相場の上昇
米国債相場は上昇傾向にあり、利回りが低下しました。主な動きは以下の通りです
- 米30年債利回り:4.74%(前営業日比-3.7bp、-0.78%)
- 米10年債利回り:4.28%(前営業日比-5.6bp、-1.30%)
- 米2年債利回り:3.77%(前営業日比-7.3bp、-1.91%)
※bp(ベーシスポイント)とは:金利の変動幅を表す単位で、1bp=0.01%を意味します。
パウエル議長の講演内容
FRB(米連邦準備理事会)のパウエル議長はシカゴ経済クラブでの講演で以下のような見解を示しました
- 米経済成長は減速しつつある
- 景気軟化とインフレの高止まりが同時に起きた場合、FRBの2大責務(物価安定と雇用最大化)が相反する可能性がある
- トランプ大統領の関税措置は「少なくとも一時的にインフレを上昇させる可能性が非常に高い」
- インフレ効果がより持続的になる可能性もある
市場反応と債券入札状況
- 10年債利回りは一時7bp低下し、4.26%を記録
- 2年債利回りも同様に7bp程度低下
- 当日行われた20年債入札は堅調な需要を集めた
- パウエル議長の発言を受けて株式相場が下落し、安全資産とされる米国債への資金流入が見られた
経済指標の動向
3月の小売売上高は前月比1.4%増加し、約2年ぶりの大幅増となりました。この背景には
- 自動車販売の急増
- 自動車関税引き上げ前の駆け込み需要の可能性
市場専門家の見解
スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフマーケットエコノミスト、ピーター・カーディロ氏は: 「関税がインフレ抑制と成長支援への課題になる可能性がある」というパウエル議長の発言について、「これは市場が恐れていたことで、FRB議長がそれを確認した格好だ」と述べています。
まとめ
✅ 米国債相場は上昇し、全期間で利回りが低下しました
✅ パウエル議長は関税措置によるインフレリスクと経済減速の可能性を指摘しました
✅ 景気軟化とインフレ高止まりが同時発生すると、FRBの金融政策が難しい局面に入る可能性があります
✅ 3月小売売上高は自動車販売急増により約2年ぶりの大幅増となりました
✅ 市場は経済・インフレ懸念から安全資産である米国債に資金を振り向けています