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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

FedWatch分析 アメリカの政策金利予想
2025/4/22(火)
現在の米政策金利⇨425-450(4.25%)
✅次回利下げ確率(前日比)
2025/5/7 1回⇨0.25%
0回→96.30%(+10.22%)
1回→3.70%(-10.22%)✅今年12月まで利下げ確率(前日比)
3回→28.04%(-18.35%)
4回→71.96%(+18.35%) pic.twitter.com/xOi8xvbeaZ— タッタ🤖ふぁんだめんたる分析 (@FedWatch0) April 21, 2025
米国債相場の動向と市場への影響
現在の市場状況
米国債相場では、長期債と短期債の間で大きな動きの違いが見られています。具体的には
- 30年債利回りは大きく上昇(4.90%、前日比+10.6bp)
- 10年債利回りも上昇(4.41%、前日比+8.8bp)
- 2年債利回りは逆に低下(3.76%、前日比-3.4bp)
この結果、イールドカーブ(利回り曲線)がスティープ化しています。
イールドカーブの特徴的な動き
30年債と2年債の利回り差(スプレッド)は9週連続で拡大しています。1992年以降のデータでは、これほど長期間スプレッドが拡大し続けた例は過去に一度しかありません。2年債と10年債の利回り差も約65bpと約3年ぶりの高水準まで拡大しています。
政治的背景と市場への影響
トランプ前大統領がパウエルFRB議長に対する早期利下げ要求を強めていることが市場に影響を与えています。専門家からは次のような見解が示されています
- 「中央銀行の独立性は非常に価値があり、一度失うと取り戻すのは困難」
- 「トランプ氏のパウエル議長への圧力は海外投資家の信認を損ねる」
- 「FRB議長の解任議論は市場に良い影響を与えない」
金利見通し
CMEフェドウォッチによると、6月のFRB利下げ(0.25%ポイント)確率は63%と、先週末よりやや上昇しています。
今週の注目点
財務省が合計1800億ドルの2年債、5年債、7年債入札を実施予定です。市場のボラティリティ(価格変動性)が高い状況が続く中、米国債への需要がどの程度あるかが注目されています。
専門用語解説
- イールドカーブ:異なる満期の債券利回りを結んだ曲線で、通常は長期債の方が高利回り
- スティープ化:長期と短期の利回り差が拡大すること
- ベーシスポイント(bp):金利の変化を表す単位で、0.01%が1bp
- ボラティリティ:価格変動の激しさを示す指標
まとめ
✅ 米国債市場では短期債と長期債の利回り差が拡大し、9週連続のスプレッド拡大という稀な状況が続いています
✅ トランプ前大統領のFRB議長への圧力が市場参加者の懸念を高め、長期債利回りの上昇要因となっています
✅ 中央銀行の独立性に対する懸念が市場心理に影響し、米国資産全体への圧力になっています
✅ 6月の利下げ確率は63%と見込まれており、今週の国債入札への需要が注目されています