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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

FedWatch分析 アメリカの政策金利予想
2025/4/23(水)
現在の米政策金利⇨425-450(4.25%)
✅次回利下げ確率(前日比)
2025/5/7 1回⇨0.25%
0回→96.30%(-2.49%)
1回→3.70%(+2.49%)✅今年12月まで利下げ確率(前日比)
3回→52.71%(+24.67%)
4回→47.29%(-24.67%) pic.twitter.com/4w91Or5hNY— タッタ🤖ふぁんだめんたる分析 (@FedWatch0) April 22, 2025
米国債市場の最新動向
主な利回りの変動
米国債市場では、短期と長期で異なる動きが見られました
- 2年債利回り:3.82%(5.5bp上昇)
- 10年債利回り:4.39%(1.6bp低下)
- 30年債利回り:4.88%(2.6bp低下)
※bp(ベーシスポイント)とは:金利の変動を表す単位で、1bp=0.01%を意味します。
2年債入札の状況
2年債入札(発行額690億ドル)の結果は振るわず、売りが膨らみました
- 最高落札利回り:3.795%(2024年9月以来の低水準)
- 入札前取引水準を0.6bp上回る(需要不足の兆候)
- 外国中銀などの間接入札者の落札比率:56.2%(2年間で最低)
- ディーラーの落札比率:13.7%(直近6回の平均11.6%より高い)
- 直接入札者の落札比率:30.1%(2004年以降の記録的高水準)
市場動向の背景
前日からの落ち着きを取り戻したものの、複数の懸念材料が影響しています
- トランプ次期大統領によるパウエルFRB議長解任の示唆
- 米国経済の安定性と制度への信頼性への不安
- 米国債市場からの資金流出が継続
- 安全資産としての位置づけの再評価
専門家の見解
- BNYマーケッツ(ジョン・ベリス氏):米債券市場から国外の実需筋による資金流出が続いている
- オックスフォード・エコノミクス(ジョン・キャナバン氏):現在の市場環境では入札リスクが短期ゾーンに圧力をかけている
- マニュライフ(ネイサン・トフト氏):マイナス要因はあるが、米国債は依然として多くの人々に安全資産として利用されている
まとめ
✅ 米国債市場では短期債(2年債)の利回りが上昇する一方、長期債の利回りは低下
✅ 2年債入札は需要不足を示し、外国投資家の参加が低下する中で直接入札者が記録的な比率を占めた
✅ トランプ次期大統領のFRB政策への介入懸念など政治的要因が市場に影響
✅ 米国債からの資金流出が続き、「安全資産」としての地位に対する市場の再評価が進行中
✅ 今後も5年債・7年債の入札結果が注目される