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目次
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一週間の通貨の動き(4/21~4/25)

先週

今週の為替市場:米国の政治・通商政策に揺れた一週間
この一週間は、米国の政治情勢、特にトランプ大統領のFRB(連邦準備理事会)への言動や、米中貿易摩擦に関するニュースに市場が大きく反応し、ドル相場が乱高下する展開となりました。
4月21日(月):FRB独立性への懸念と景気後退リスクでドル急落
週明けの市場では、トランプ大統領がパウエルFRB議長を批判し、解任の可能性を示唆したことや、関税政策による景気後退懸念が強まったことから、FRBの独立性への懸念が台頭。
ドルは主要通貨に対して売りが加速し、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時1%下落、2023年終盤以来の安値を記録しました。
安全通貨とされる円やスイスフラン、そしてユーロが対ドルで大きく買われました。円は対ドルで一時140円台前半まで上昇し、昨年9月以来の高値をつけました。
4月22日(火):米中摩擦緩和期待でドル反発も、FRBへの懸念はくすぶる
前日のドル急落から一転、ドルは反発しました。
ベッセント米財務長官が米中貿易摩擦の緩和に期待感を示す発言をしたことが主な要因です。
ブルームバーグ・ドル・スポット指数は約2週間ぶりの大幅な上げとなりました。しかし、トランプ大統領によるパウエル議長への批判は続いており、FRBの独立性に対する懸念は依然として市場の重しとなりました。
円は対ドルで反落し、141円台半ばで取引されました。
4月23日(水):米財務長官発言と緊張緩和期待でドル続伸、円は急落
ドルは続伸しました。
ベッセント米財務長官が、日本との通商交渉において為替レートの具体的な目標設定を求めない考えを示したことで、円売りドル買いが加速。ドル円は一時143円台半ばまで上昇しました。
また、トランプ大統領がパウエル議長の解任意向はないと表明したことや、米政権が中国との関税引き下げを検討しているとの報道も、市場の安心感を誘いドル買いを後押ししました。
4月24日(木):米中交渉否定でドル反落、貿易摩擦懸念が再燃
前日までのドル高の流れは一服し、ドルは主要通貨に対して下落しました。
中国外務省が、米中が関税について協議を行っているとの報道を否定したことがきっかけとなり、米中貿易摩擦への懸念が再燃しました。ドル円は142円台半ばまで下落しました。
4月25日(金):中国の関税除外検討報道でドル反発、週間では上昇
週末の市場では、ドルが再び買い戻されました。
中国政府が、米国からの一部輸入品に対する報復関税の適用除外を検討しているとの報道が好感されました。
また、トランプ大統領が米中間の関税協議について言及したこともドル買い材料となりました。
ドル円は143円台後半まで上昇。結果的に、ドルは週間ベースで3月中旬以来の上昇を記録しました。市場の関心は来週の日銀金融政策決定会合にも向かっています。
まとめ
今週の為替市場は、トランプ大統領の発言や米中貿易交渉のヘッドラインに一喜一憂する展開となりました。
週前半にFRBの独立性への懸念からドルが急落しましたが、その後は米中間の緊張緩和期待などから値を戻し、週間ではドル高で終了しました。依然として米国の政策動向が不安定要因であり、来週以降も関連ニュースに注意が必要です。
最後にもう一度今週の通貨の動きを
