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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

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昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
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米雇用統計好調で利下げ観測が後退
米国の金融市場では、4月の雇用統計が予想を上回る結果となり、国債利回りが急上昇しました。この統計により、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げの可能性が後退しました。
雇用統計の詳細
4月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が17万7000人増加し、エコノミストの予想を上回りました。この結果から、関税を巡る不透明感が雇用市場にはまだ大きな影響を与えていないことが明らかになりました。
国債市場の反応
雇用統計発表後、国債利回りは急上昇しました
- 米2年債利回り:3.82%(12.1bp上昇、3.27%増)
- 米10年債利回り:4.31%(8.9bp上昇、2.11%増)
- 米30年債利回り:4.79%(6.5bp上昇、1.38%増)
※bp(ベーシスポイント):金利の変動幅を表す単位で、1bp=0.01%を意味します。
利下げ予想の変化
雇用統計を受けて、市場の予想が変化しました
- 年内の利下げ幅見通し:約90bpから81bpに縮小(0.9%から0.81%)
- 次回利下げ時期:6月から7月に後ずれ(ゴールドマン・サックスとバークレイズ)
- 年内の利下げ回数:4回から3回(各0.25ポイント)に減少
専門家の見解
ブラックロックのローゼンバーグ氏は「FRBは失業率の上昇などの影響が確認されるまで待たざるを得ない」と指摘しています。
また、みずほインターナショナルのゴメスリヒティ氏は「関税措置による労働市場への大きな影響はまだ見られておらず、FRBは利下げを急ぐ状況にない」と述べています。
今後の見通し
来週開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)では金利据え置きとの見方が優勢です。一方、トランプ大統領は統計発表後も引き続きFRBに利下げを要求しています。
まとめ
✅ 4月の米雇用統計が予想を上回り、国債利回りが急上昇しました
✅ 市場は年内の利下げ回数予想を4回から3回に減少させました
✅ 次回の利下げ時期は7月との見方が強まっています
✅ 専門家は関税措置の影響がまだ雇用市場に現れていないと指摘しています
✅ 来週のFOMCでは金利据え置きが予想されています