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目次
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米国債市場、利回り上昇続く:インフレ懸念と政策不透明感が背景に
米国債の価格動向
米国債は下落し、利回りは上昇傾向にあります。特に2年債利回りは3営業日連続で上昇し、昨年12月以来最長の上昇局面となっています。主な利回りの状況は以下の通りです
- 米30年債利回り: 4.83%(前営業日比+4.6bp、変化率+0.95%)
- 米10年債利回り: 4.35%(前営業日比+3.7bp、変化率+0.86%)
- 米2年債利回り: 3.84%(前営業日比+1.3bp、変化率+0.33%)
上昇の背景要因
利回りが上昇した主な要因は以下の通りです
- ISM(米供給管理協会)の4月非製造業総合指数が底堅さを維持
- 価格指数が約2年ぶりの高水準に達したことによるインフレ懸念
- FOMC(連邦公開市場委員会)が関税の影響を見極めるまで様子見モードを継続
市場環境と取引状況
- 英国、日本、香港、中国本土の金融市場が休場だったため、取引量は通常より少なかった
- 3年債入札は結果が良好で、落札利回りが予想を下回り、580億ドルの発行額に対して十分な需要があった
- 2年債と10年債の利回り格差(イールドカーブ)は49.9bpにスティープ化
今後の見通し
- 財務省は6日に420億ドルの10年債、8日に250億ドルの30年債を入札予定
- 投資家は米国債需要の減少兆候を注視しており、特に10年債入札に注目が集まっている
- インベスコは「政策の不確実性が長引けば、経済活動への悪影響は大きくなる」と指摘
専門用語の補足
- 利回り:債券投資によって得られる年間収益率。債券価格が下落すると利回りは上昇します
- ベーシスポイント(bp):金利を表す単位で、0.01%のこと。例えば4.6bpは0.046%を意味します
- イールドカーブ:異なる満期の債券利回りを結んだ曲線。スティープ化とは長期と短期の金利差が拡大すること
- FOMC:連邦公開市場委員会。米国の金融政策を決定する組織です
まとめ
✅ 米国債は下落(利回り上昇)傾向にあり、特に2年債は3営業日連続上昇中です
✅ 4月のISM非製造業指数が底堅く、価格指数が上昇したことでインフレ懸念が強まっています
✅ FRB(米連邦準備理事会)は利下げを急がないとの見方が強まっています
✅ 3年債入札は好調でしたが、今後予定されている10年債、30年債入札の結果が注目されています
✅ 政策の不確実性が長引くと経済への悪影響が懸念されています