米国市場まるわかり|株式・債券・為替・商品先物を毎日要約とは?
このサイトは、ファンダメンタル分析の軸である海外記事(Bloomberg、Reuters)を初心者にも分かりやすく要約しています
株、金利、FX(為替)原油、金などのファンダメンタルをまとめています
情報収集の時短にぜひ活用してください
初心者から上級者まで、経済に関心のある方々に役立つ情報を迅速かつリアルタイムでお届けします
当サイトの目標は、誰もが経済情報にアクセスしやすく、理解しやすい形で提供することで、より多くの人々が経済知識を身につけ、投資やビジネスの世界に参加できるようになることをサポートすることです
昨日、何が起きたのかを把握することで、今日の値動きなどのシナリオ構築に役立てればと思います
金融市場が開いていれば(平日)毎朝更新しています
X(Twitter)でも毎日の値動きやニュースを発信していますので、ぜひフォローよろしくおねがいします
目次
ファンダメンタル分析【オススメ】書籍紹介(書評)サイト
経済ニュースを日々キャッチアップするのと同時に、ファンダメンタル分析の理解をさらに深めたい方に向けて、いくつかの優れた書籍を紹介します!
初心者の方にも読みやすく、金融リテラシーが上がること間違いなしです!是非ご覧になってください。
昨日の市況まとめ 1分解説

経済指標カレンダー
株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

米国債相場上昇:投資家需要健在、関税懸念もサポート材料に
- 米国債相場が上昇し、利回りは大幅に低下
- 10年債入札が予想以上の好調な結果を示し、米国資産への需要懸念が和らぐ
- トランプ政権の関税政策への警戒感も国債相場を押し上げる要因に
- 市場は年内に3回の利下げを予想、最初は9月との見方が多数
国債市場の動向
米国債相場は上昇(利回りは低下)しました。420億ドル規模の10年債入札が堅調な結果となり、米国資産への投資家需要に対する懸念が和らぎました。また、トランプ大統領の関税政策への警戒感も国債相場の上昇要因となっています。
主要国債利回りの変動
- 米30年債利回り:4.80%(前日比-3.5bp、-0.73%)
- 米10年債利回り:4.30%(前日比-4.7bp、-1.08%)
- 米2年債利回り:3.78%(前日比-5.0bp、-1.29%)
ベーシスポイント(bp)とは? 金利の変動を表す単位で、1bp=0.01%を意味します。例えば、4.7bpの低下は0.047%の低下を示します。
10年債入札の好調な結果
10年債入札では、最高落札利回りが4.342%となり、入札前取引(WI)水準を約1ベーシスポイント下回りました。これは予想以上の需要があったことを示しています。
入札の詳細分析
- 応札倍率:2.60倍(平均の2.56倍を上回る)
- プライマリーディーラーの落札比率:全体の8.9%と低水準
プライマリーディーラーの落札比率が低いということは、十分な投資家需要があり、ディーラーが余剰分を吸収する必要がなかったことを意味します。これは市場参加者にとって安心材料となりました。
金融政策の見通し
FRB(連邦準備制度理事会)当局者らは、4月に発動されたトランプ政権の貿易政策が経済に与える影響を見極めてから、政策金利の変更を検討する姿勢を示しています。
トランプ大統領が利下げを求めてパウエルFRB議長を批判していますが、次回のFOMC(連邦公開市場委員会)では金利が据え置かれるという予想が多数です。
一方、市場は年内に0.25ポイントの利下げを3回織り込んでおり、最初の利下げは9月との見方が広がっています。
まとめ
✅ 米国債10年債の入札は予想以上に好調で、米国資産への海外からの需要は健在と証明されました
✅ プライマリーディーラーの低い落札比率(8.9%)は、実際の投資家需要が高かったことを示しています
✅ 市場は今後の金融政策として、年内3回の利下げを予想していますが、次回FOMCでは据え置きの公算が大きいとされています
✅ トランプ政権の関税政策への懸念が、安全資産である国債への需要を高める要因となっています