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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
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長期債と短期債で明暗分かれる – 財政赤字懸念が市場に影響
米国債市場では、長期債と短期債で異なる動きが見られています。30年債や10年債といった長期債の利回りが下がった一方で、2年債のような短期債の利回りは上昇しています。
具体的な数値は以下の通りです
- 米30年債利回り:4.93%(前日比-1.0bp下落)
- 米10年債利回り:4.47%(前日比-0.2bp下落)
- 米2年債利回り:4.02%(前日比+1.7bp上昇)
※bp(ベーシスポイント):金利の単位で、1bp = 0.01%
国債入札の結果と今後の見通し
3年債入札の結果
3年債の入札では、投資家の関心がやや低調でした。最高落札利回りは3.972%となり、4月以来の高水準を記録しています。これは市場の予想を上回る結果でした。
今後注目される入札
- 12日:30年債の入札が予定
- 週内:10年債の入札も実施予定
これらの入札結果は、米国の財政赤字悪化を懸念する外国人投資家の動向を知る重要な指標となります。
市場を動かす要因
インフレ指標への注目
- 5月の消費者物価指数(CPI)が11日に発表予定
- 専門家予想:コアCPI前年比2.9%上昇
- 近い将来のFRB(米連邦準備制度理事会)利下げの可能性に影響
財政状況への懸念
長期債利回りが世界的に上昇している背景には、以下の要因があります:
- 債務と財政赤字の急拡大
- 投資家がより高いリスクプレミアム(追加利回り)を要求
専門家の見解
BMOキャピタル・マーケッツのイアン・リンジェン氏は、「5月のインフレ指標と今後の国債入札が取引を活発化させる可能性がある」と述べています。
BNPパリバのグニート・ディングラ氏は、30年債は既に財政悪化を織り込んでおり、強い需要があれば反発する可能性があると指摘しています。
まとめ
✅ 米国債市場では長期債利回りが下落、短期債利回りが上昇する傾向が見られています
✅ 3年債入札では需要がやや低迷し、今週の10年債・30年債入札に注目が集まっています
✅ 5月のCPI発表と米中通商協議の結果が市場の方向性を左右する重要な要因となっています
✅ 財政赤字の拡大懸念により、投資家は米国債により高いリスクプレミアムを要求している状況です
✅ 外国人投資家の米国債への関心度が今後の市場動向を決める鍵となりそうです