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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

中東情勢緊迫とFRB発言で米国債急伸、利回り1カ月ぶり低水準
米国債相場が上昇し、利回りが低下しました。これは債券価格が上がると利回りが下がるという関係があるためです。今回の上昇には2つの主要な要因があります。
地政学的リスクの影響
イランがカタールにある米空軍基地に報復攻撃を行ったことで、中東情勢の緊張が高まりました。このような不安定な状況では、投資家は安全資産として知られる米国債に資金を移す傾向があります。これを「逃避買い」と呼びます。
FRB副議長の発言
米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン副議長が、早ければ7月に利下げを支持する考えを示したことも、国債相場の上昇を後押ししました。
※利下げ:中央銀行が政策金利を引き下げること。経済を刺激する効果があります。
具体的な利回りの変化
各年限の米国債利回りは以下のように変化しました
- 30年債利回り:4.88%(前日比-1.4bp)
- 10年債利回り:4.34%(前日比-3.1bp)
- 2年債利回り:3.86%(前日比-4.9bp)
※bp(ベーシスポイント):1bp = 0.01%を表す単位
注目すべき動き
- 10年債利回りは一時4.29%まで低下し、約1カ月ぶりの低水準となりました
- 5年債利回りも一時約10bp低下して3.86%をつけました
市場の今後の見通し
利下げ観測の高まり
短期金融市場では、年末までに少なくとも50bp(0.5%)の利下げが織り込まれています。これは市場参加者が今後の金融緩和を予想していることを示しています。
専門家の見解
DWBアメリカズの債券責任者は、紛争の長期化可能性を踏まえ、「米国債のような伝統的な資産が選好される」と指摘しています。
まとめ
✅ イランの米軍基地攻撃により中東情勢が緊迫し、安全資産として米国債が買われました
✅ FRB副議長の7月利下げ支持発言が国債相場の上昇を後押ししました
✅ 10年債利回りは4.34%まで低下し、約1カ月ぶりの低水準となりました
✅ 市場では年末までに0.5%以上の利下げが予想されています
✅ 地政学的リスクの高まりにより、今後も米国債への資金流入が続く可能性があります