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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

米国債上昇:消費者信頼感低下とFRB議長発言が追い風
米国債が上昇した理由
米国債が上昇(価格上昇=利回り低下)した主な要因は以下の通りです。
消費者信頼感指数の予想外の低下
6月の米消費者信頼感指数が市場予想を下回りました。消費者信頼感指数とは、消費者の景気に対する信頼度を示す指標で、この数値が低下すると経済の先行きに不安があることを意味します。
パウエルFRB議長の発言
パウエルFRB議長が金融政策について「多くの道筋があり得る」と述べ、利下げの可能性に柔軟な姿勢を示しました。FRBとは米国の中央銀行で、金融政策を決定する重要な機関です。
国債利回りの変化
各年限の国債利回りは以下のように低下しました
- 米30年債利回り: 4.83%(前日比-4.1bp)
- 米10年債利回り: 4.29%(前日比-5.3bp)
- 米2年債利回り: 3.82%(前日比-4.5bp)
※bp(ベーシスポイント):1bp = 0.01%
2年債の動向
金融政策に敏感な2年債利回りは特に大きく低下し、約3.81%まで下がりました。これは市場が利下げの可能性を織り込んだためです。
国債入札の結果
この日実施された2年債入札(発行額690億ドル)は好調でした
- 最高落札利回り:3.786%
- 入札前取引水準を下回る結果
- 前回入札時(3.955%)も下回る
専門家の見解
BMOキャピタル・マーケッツの分析
「消費者信頼感の予想外の低下が米国債上昇の引き金となり、パウエル氏の柔軟な姿勢が利回り低下を後押しした」
アポロ・マネジメントの見解
「インフレ率が上昇予想される中で、7月や9月の利下げ議論が公に行われるのは極めて異例」
まとめ
✅ 米国債は消費者信頼感指数の予想外低下とパウエル議長の柔軟発言で上昇しました
✅ 全年限で国債利回りが低下し、2年債と10年債は7週間ぶりの低水準となりました
✅ 2年債入札は好調で、市場の国債需要の強さを示しました
✅ 市場では早期利下げ観測が高まっていますが、インフレ懸念も残っています
✅ FRBは利下げに慎重な姿勢を維持しつつ、経済指標次第で柔軟対応する方針です