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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

米国債市場が急上昇、利下げ期待で5年ぶり好調な上半期を記録
米国債相場が好調に推移
米国債相場が上昇し、利回りが低下しています。この上半期は過去5年間で最も好調な成績を収めました。
主要国債利回りの状況
- 30年債利回り:4.78%(-5.5bp)
- 10年債利回り:4.23%(-4.5bp)
- 2年債利回り:3.73%(-2.3bp)
※bp(ベーシスポイント):金利の変動幅を表す単位で、1bp = 0.01%
利下げ予想の前倒しが市場を支援
ゴールドマン・サックスのエコノミストが、米国の利下げ時期が従来予想より早まる可能性を示唆しました。この背景には以下の要因があります
- 関税によるインフレ影響が予想より小さい
- FRB(連邦準備制度理事会)が9月にも利下げに踏み切る可能性
- 月末の指数リバランシングに伴う買い需要
※FRB:アメリカの中央銀行で、金融政策を決定する機関
政府の長期債発行方針
ベッセント米財務長官は、長期債の発行増額について「その必要はないだろう」と発言しました。現在の金利水準を考慮すると、政府が長期債発行を増やすメリットは少ないとの判断を示しています。
市場の警戒感と投資動向
市場関係者の見方
- 利下げ局面で乗り遅れることへの警戒感が高まっている
- 外国勢による米国債需要が依然として強い
- 金利エクスポージャー(金利変動リスク)を増やす動きが見られる
政治的な動向と市場への影響
米上院では、トランプ大統領の税制・歳出法案の審議が開始されました
- 51対49の賛成多数で手続きをクリア
- 向こう10年間で約3兆3000億ドルの財政赤字拡大が予想される
- 債券市場での反応は限定的
また、トランプ大統領がFRBのパウエル議長に利下げを求める書簡を送ったことも明らかになっています。
まとめ
✅ 米国債相場は上昇し、過去5年で最も好調な上半期を記録した
✅ ゴールドマンの利下げ予想前倒しにより、市場では9月利下げへの期待が高まっている
✅ 財務長官は長期債発行増額を否定し、現在の金利水準での発行拡大は不要との見解を示した
✅ トランプ政権は積極的な利下げを求めており、FRBへの圧力を強めている
✅ 市場では利下げ局面での出遅れを警戒し、金利エクスポージャーを増やす動きが活発化している