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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

米国債市場:30年債入札好調も全体は軟調推移
米国債市場は全体的に軟調な動きとなりました。しかし、30年債については一時的に買われる場面もあり、前日とほぼ同じ水準で取引を終えています。
各年限の利回りは以下の通りです
- 30年債利回り:4.87%(前日比変わらず)
- 10年債利回り:4.35%(前日比1.6bp上昇)
- 2年債利回り:3.87%(前日比2.7bp上昇)
※bp(ベーシスポイント):金利の単位で、1bp=0.01%
30年債入札の好調な結果
強い投資家需要
この日実施された30年債入札(発行額220億ドル)では、投資家から強い購入意欲が見られました。最高落札利回りは4.889%で、入札前の市場利回りとほぼ同水準となりました。
専門家の見解
- JPモルガンの専門家:「米財政への懸念があるものの、10年債と30年債の入札は問題なく通過した」
- ミシュラー・ファイナンシャルの専門家:「30年債利回りが5%に近い時に、長期債の購入を躊躇する投資家はいない」
雇用統計と金利政策への影響
失業保険申請件数の改善
- 新規失業保険申請件数:22万7000件(4週連続減少)
- エコノミスト予想:23万5000件を下回る良好な結果
金利政策の見通し
金利スワップ市場では以下が織り込まれています
- 7月の金利据え置き
- 年内2度の25bp利下げ
- 年内利下げ幅:計53bp
他国の債券市場動向
各国の状況
- 英国:政府債発行増加の懸念から国債利回りが上昇
- 日本:参院選での積極財政公約への警戒から、国債利回りが20bp上昇
まとめ
✅ 米国債市場は全体的に軟調だったが、30年債入札では強い投資家需要が見られた
✅ 失業保険申請件数の改善により、労働市場の底堅さが確認された
✅ 金利政策では年内2度の利下げが市場で織り込まれている
✅ 30年債利回りが5%近い水準で、長期債への投資魅力が高まっている
✅ 来週発表される消費者物価指数(CPI)が今後の金利動向を左右する重要な指標となる