2025/7

経済ニュースまとめ 週始めの重要ニュース 2025/7/14

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利下げ確実視から一転、9月利下げへの期待に陰り

  • 年初には確実視されていた9月の利下げ期待が後退
  • 雇用指標の好調により利下げ確率は70%程度まで低下
  • 15日発表の消費者物価指数(CPI)が今後の金融政策の鍵を握る
  • 関税措置の影響でインフレ圧力が高まる可能性

市場の見方が変化

債券市場では今年に入り、米連邦準備制度が9月までに利下げを再開するとの見方が確実視されていました。しかし、最近になってその確信が揺らぎ始めています。

利下げ期待が後退した理由

  • 7月初めの雇用関連指標が好調だったため
  • 今月のFOMC会合での利下げ可能性はほぼ排除
  • 9月会合での利下げ確率は約70%まで低下

米連邦準備制度とは? 米国の中央銀行制度で、金融政策を決定する機関です。

FOMCとは? 連邦公開市場委員会の略で、金利などの金融政策を決める会合です。

注目される消費者物価指数

15日発表の6月CPIが今後の金融政策の方向性を決める重要な指標となります。

予想されるシナリオ

  • 関税措置の影響でインフレ上昇 → 利下げ期待さらに後退
  • インフレ抑制が確認 → 早期金融緩和観測が再燃

専門家は「関税戦争の影響が顕在化し、労働市場の底堅さを考慮すると、9月利下げの理由は見当たらない」と分析しています。

CPIとは? 消費者物価指数で、インフレ率を測る重要な経済指標です。

EU、対米報復措置を8月1日まで延長

  • EUがトランプ大統領の30%関税表明を受け、対米報復措置を8月1日まで延長
  • 現在約3兆6200億円分の米国製品に報復措置、さらに約12兆円分の対抗措置も準備
  • EUは日本やカナダなど他国との連携強化を検討
  • 自動車と農産品の関税水準が主要な争点に

報復措置の延長決定

欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、トランプ米大統領がEUに対し30%の関税を課すと表明したことを受け、対米報復措置の停止期間を8月1日まで延長すると発表しました。

延長の背景

  • さらなる協議を可能にするため
  • 15日に自動的に発動される予定だった措置を一時停止
  • 「交渉による解決」を優先する姿勢を示す

欧州委員会とは? EUの執行機関で、EU全体の政策を提案・実施する組織です。

EUの対抗戦略

多国間連携の強化

EUは関税の対象となる他国との連携を準備しています

  • 日本やカナダを含む諸国との接触を方針化
  • 協調体制の構築を打診する可能性

段階的な対抗措置

  • 現在の報復措置:約210億ユーロ(約3兆6200億円)分の米国製品
  • 準備中の対抗措置:約720億ユーロ分
  • 反威圧措置(ACI):最も強力なツールだが現時点では未使用

交渉の焦点

主要な争点

自動車関税農産品関税が暫定合意に向けた主要な争点として浮上しています。

  • 農産品関税:EUは10%以下を要求
  • 自動車関税:生産拠点の米国移転を懸念し慎重な姿勢

ドイツのメルツ首相は「30%の米関税が導入されれば、欧州最大の輸出国であるドイツ経済は深刻な打撃を受ける」と警告し、EU結束の重要性を強調しました。

東京株式市場、トランプ関税発言で下落見込み:輸出関連株に売り圧力

  • トランプ大統領のEU・メキシコへの30%関税表明で東京株式市場は下落見込み
  • 輸出関連株(電機、精密機器、機械)や素材株に売りが集中する見通し
  • 原油価格反発により鉱業・石油関連株は上昇予想
  • 円は1ドル=147円台前半でリスク回避から小幅反発

株式市場への影響

下落要因

トランプ米大統領がEUメキシコに8月1日から30%の関税を課すと表明したことで、景気や企業業績の先行き不透明感が強まっています。

セクター別の影響

売られる見込みの株式
  • 電機・精密機器・機械などの輸出関連株
  • ガラス・土石といった素材株
上昇する見込みの株式
  • 鉱業株(原油価格反発を好感)
  • 石油・石炭製品株

日経平均先物とは? 将来の日経平均株価を予想して取引する金融商品です。

専門家の見解

東海東京インテリジェンス・ラボのチーフストラテジストは以下のように分析しています:

関税率について

  • 予想していた25%を上回る30%という高い水準
  • 輸出関連中心に売りが先行する可能性

株価への影響は限定的

  • 米関税の影響は4月にいったん織り込み済み
  • 大幅下落の可能性は低い
  • 8月1日まで交渉期待が残存
  • 想定以上の円安が輸出企業の業績を下支え

為替市場の動向

円の動き

14日朝の東京外国為替市場で1ドル=147円台前半と小幅に下落しました。

下落の理由

  • 関税の脅威再燃によるリスク回避の動き(円買)
  • 前週末の約3週間ぶり安値圏からの反動
  • ポジション調整からの買い

今後の注目点

  • 15日発表の6月CPI統計への注目
  • 参議院選挙を巡る財政拡大懸念
  • 日本銀行の利上げ観測後退

リスク回避とは? 不確実性が高まった際に、投資家が安全な資産に資金を移す動きです

 

今週のアメリカ注目指標

通貨強弱(為替市場)

先週(7/7~7/11)

先々週(6/30~7/4)

↑こちらのチャートはFX-laboさん↑

債券市場 金利市場

CMEのFedWatchツールの見方はこちら

総合:利下げ織り込み(先週比)

今日

一週間前

 

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