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目次
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昨日の市況まとめ 1分解説

株式市場(総合ニュース)
昨日のマーケットの動き

債券市場 米金利(CMEのFedWatch ツール)
アメリカ 利下げ織り込み
今日

昨日

米国債相場が下落、利回りは上昇
米国債相場は続落し、利回りが上昇しました。これは債券価格が下がることを意味しており、投資家の米国債への需要が減少していることを示しています。
主要な利回り変動(前営業日比)
- 米30年債利回り:4.94%(+0.3bp)
- 米10年債利回り:4.40%(+1.8bp)
- 米2年債利回り:3.92%(+3.8bp)
※bp(ベーシスポイント):金利の単位で、1bp = 0.01%
労働市場の改善がFRBの判断を複雑化
失業保険申請件数が6週連続で減少
新規失業保険申請件数が6週連続で減少し、労働市場の底堅さが確認されました。これにより、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策運営がより難しい局面を迎えています。
利下げ観測の後退
金利スワップ市場では、以下のような状況となっています:
- 年内の利下げ幅:42bp織り込み済み
- 最初の利下げ時期:10月のFOMC会合との予想
- ただし、利下げ観測はやや後退
専門家の見解
DWSアメリカズの債券責任者ジョージ・カトランボーン氏は次のように指摘しています
「失業率が4.1%の状態でFRBが利下げを行うのは説得力に欠ける。FRBが動けない状況にある以上、利回りが現在のレンジを上抜けるのには限界がある」
貿易協議の進展も影響
安全資産需要の減少
以下の要因により、安全資産とされる米国債への需要が減少しました
- 日米貿易協定の合意期待
- 米国とEU(欧州連合)との関税協議進展への期待
- 8月1日の関税措置猶予期限を前にした交渉進展
まとめ
✅ 米国債利回りは全般的に上昇し、特に短期債(2年債)の上昇幅が大きくなりました
✅ 労働市場の改善により、FRBの利下げ実施が困難な状況となっています
✅ 貿易協議の進展期待により、安全資産である米国債への需要が減少しています
✅ 市場では10月のFOMC会合での利下げを予想していますが、観測は後退傾向にあります
✅ 現在の経済環境では、金利の大幅な変動は限定的との見方が示されています